手っ取り早く社外品ホイールに交換してしまえば
訳無い事なんですけども、いざホイール交換を行うとなると
どのメーカー製品でも問題無いのかと言えば、色々と有る様でして
フレームに対してホイールセンターが出て無かったりするモノも有る様だし?
割れてしまうモノも有る様だし?雑誌やショップなどが進めるからと言って
正直、どのメーカーは大丈夫で?どのメーカーは微妙とか??
一般ユーザーレベルでは解らない事も多くありまして
そう簡単には、ホイール交換とは行かない面もあるんですね。
自分のZRX1100には、ZRX1200用のホイールを純正流用してまして
主な特徴として、リアホイール幅が5.0インチから5.5インチになった事で
適正タイヤサイズが180になりました。
使えるタイヤ銘柄の選択肢が増えたので、これはこれで満足しています。
で、ZRX1100の運動性能を向上させるべく・・・と言うよりは
見た目は変わらずとも、今までよりも、ほん少しだけに意のままに操れる様に
いわゆる「バネ下加重の軽量化」を試みる事にしてみました。
純正流用ホイールに使われているホイールカラー(材質は鉄)類を
全て軽い素材で製作する事にしました。
ちなみに、マルケジーニのサイトでは純正ホイール重量が判ります。
http://www.marchesini.jp/search/weightlist.php
・ZRX1200フロント(MT3.50-17):4.71kg
・ZRX1200リア(MT5.50-17):8.46kg
まずはフロントホイール側から。
ホイールベアリングと、ホイールベアリング間のディスタンスカラーは
今から約2年前に行ったベアリング交換の際に
アルミ系の素材で製作されている事は確認済みです。
http://sea.ap.teacup.com/applet/933style3/20100609/archive
今回はそれ以外のホイールカラーを製作します。
図で示している緑の丸部分の部品。
純正では鉄素材ですが、超々ジュラルミン7075、シルバーアルマイトで
製作してあります。
製作者はパパッキ〜さんです。
純正部品の新品から採寸して製作してもらいました。
画像左側が純正品、右側が削り出しカラーです。
純正品番:92143-1477
比較の為、重量を計測しておきました。
純正カラー(鉄素材)=38.8g
超々ジュラルミン7075、シルバーアルマイト=13.2g
続いてリアホイール側になります。
こちらもベアリング間のディスタンスカラーは、
アルミ系素材で製作されているのを確認済みです。
http://sea.ap.teacup.com/applet/933style3/20100611/archive
製作したのは緑の丸で囲んだ2種類のカラーです。
こちらも製作者はパパッキ〜さんです。
純正部品の新品から採寸して製作してもらいました。
画像左側が純正品、右側が削り出しカラーです。
純正品番:42036-1366
比較の為、重量を計測しておきました。
純正カラー(鉄素材)=63.3g
超々ジュラルミン7075、シルバーアルマイト=21.1g
このカラーは、外径が他の物より少し大きくて
パパッキ〜さん手持ちの材料では、加工出来なかったので
別の所にお願いした訳なのですが、これが中々大変でして
パパッキ〜さんの仕事が凄過ぎるので(笑)
同等以上の加工精度が出来る所を探すのに苦労しました。
ようやく見つける事が出来たところは、
有名ショップのOEM製品も、実はかなり手掛けているのだとか・・・
まあ、ここでは紹介出来ませんけど(笑)
画像左側が純正品(鉄素材)
画像右側が超々ジュラルミン7075、硬質ハードアルマイト、削り出し
純正部品の新品から採寸して製作してもらいました。
比較の為、重量を計測しておきました。
純正カラー(鉄素材)=39.5g
超々ジュラルミン7075、硬質ハードアルマイト=14.6g
純正品(鉄素材):38.8g+63.3g+39.5g=合計141.6g
削り出しカラー:13.2g+21.1g+14.6g=合計48.9g
差し引き、
マイナス92.7gの軽量化です。
ホイールまるごと総取り替えで、大幅に軽量化するのでは無く
カラー製作による、小さい事を積み重ねた軽量化ですが
何時の日か?体感出来るレベルまで来るのでしょうかね(笑)
これで全てのカラーを軽量素材で製作した事になるはず・・・でした。
実は、削り出しカラーを組み込む作業時に、ふと気が付いたんですが
1点、部品の拾い出しをしていなかったカラーが残っていて(汗)
現在、手配し直している所で、後日組み込み予定にしています。
リアキャリパーサポートに嵌り込むカラーです。
装着編に続きます。

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