塗装面の修正は、新しく入れ替えた外装一式の中で、最も気になるテールカウル後部のユズ肌を修正したのは、2017年11月のブログ記事にしました。
http://sea.ap.teacup.com/applet/933style3/20171106/archive
今回はその続き・・・と言いますか、気になる部分の修正作業の経過をまとめたものです。
バイクに近づいた時に目に付く部分(燃料タンク上面、テールカウル上面)この辺りを中心に修正作業します。この画像では、ちょっと判り難いのですが、ポリッシャー等で磨いた渦状のスジが幾つも有りまして、鏡面コンパウンド+ガラス系コーティング剤の施工で多少は目立たなくなりましたが、やはり痕跡が気になります。
ポリッシャーなどの回転する道具を使えば、手作業に比べると作業効率は格段に向上しますが、ちょっとポリッシャーを強く押し当てれば、渦状の痕跡は残ってしまうと思いますので、道具としてのポリッシャーの役割を考えて、後の作業確認&修正作業を怠らなければ、こうはならないと思うのですが・・・
ポリッシャーの渦状の痕跡を修正する為に、耐水ペーパーを使うのですが、手持ちで一番細かいのは#2500なので、もう少し細かい番手は無いものか?近所のホームセンターで探してみました。
超精密研磨フィルムと言う物が有りまして、プラのフィルムに研磨剤をコーティングした製品の様です。#4000(3ミクロン)、#8000(1ミクロン)、#15000(0.3ミクロン)の3種類を買ってきました。
作業前の燃料タンク上面です。鏡面コンパウンド+ガラス系コーティング剤の施工でそれなりに綺麗になっていますが、塗装面の修正作業後に幾らかの改善が出来ていると良いのですが。
超精密研磨フィルムは使った事が無いので、1番細かい#15000で様子を見る事にしました。テールカウルの汚れを取り除き、水研ぎしてみます。
フィルム自体は柔軟性が有りますが、プラ素材特有の硬さが有るので、異物を咬み込んだ際に、異物が研磨剤の役割を果たしてしまい(ゴロゴロとした感触が有りました)傷が残りやすい感じです・・・水分多めの水研ぎで異物を咬みこまない様に注意しましたが、もう少し超精密研磨フィルムの特性に私自身の慣れが必要ですね。
目詰まりは起きにくい感触でしたので、少し研いでは表面の凸凹を確認しながら、テールカウル上面、燃料タンク上面、カーボンタンクカバー、カーボンフロントフェンダー等を#15000のフィルムで、表面を均して行きます。
その後は、鏡面コンパウンド+ガラス系コーティング剤で仕上げました。一応、鏡面コンパウンドで磨く時間を多くとりまして、渦状の痕跡がなるべく無くなる様に、綺麗になる様に気持ちを込めて作業しました。
※「全て手作業」で作業しています。
テールカウル上面は中々良い感じの仕上がりです。移り込んだ景色の「色」も判る位に仕上がりました。
燃料タンク上面も中々綺麗に仕上がり、渦状の痕跡もほとんど目立たないレベルになりました。カーボンタンクカバーも多少光沢度が増したでしょうか。
今後の課題としては、実は、燃料タンク側面のホワイト×ブルーのライン辺りも塗装面の修正の余地は残っています。まあ、あまり目立つ部分では無いので、また時間を設けてコツ事と作業を進めたいと思います。
<追記>
ビキニカウルもよーく見ると、塗装面の凸凹が有り、仕上げを行う余地は幾らか残っているのですが、意外と目立ち難い感じなので、作業を行うとしたら、一番最後になるか、何もしないか、ですかね。
カーボンフロントフェンダー上面も超精密研磨フィルム#15000、鏡面コンパウンド+ガラス系コーティング剤で作業してみましたが、表面のクリア層がカーボンクロスの繊維形状に凸凹しているのが残ってしまっているので、写り込んだ景色にシャープさが無いですね。
#2500位の番手から、徐々に目を細かくして作業していけば、他の部分同様に綺麗に仕上がるかもしれないですが・・・フロントフェンダーは、飛び石等で傷つき易いので、綺麗に仕上げてしまうと、後から付いた傷が目立ってしまいがちなので、綺麗に仕上げるべきなのか?思案しているところです。

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