例年だと今の時期は仕事も余裕が有るのですが、今年はどうも勝手が違い、バイクに接する時間がほとんど取れていません。どうしたものか・・・
ZRX1100(C2 1998年モデル)のハンドルスイッチボックスは、まだまだ使用上は問題無いのですが、樹脂表面が少し色褪せてきた感じになってきました。まあ、ZRX1100C2が世に出てから約20年も経過すれば止むを得ないところでしょうか。
ZRX1100(C2 1998年モデル)に使われているハンドルスイッチボックスは、英語表記の物でして、幸いな事に、純正部品の新品がまだ入手可能だったので新品に交換します。
純正品番:46091-1661
純正品名:ハウジングアツシ(コントロ-ル),LH
税込価格:10,411円
※ZRX1100(C3 1999年モデル)以降は、国際統一規格で絵文字表記に変更されていますね。
新旧スイッチボックスを並べてみました。
左側が古い物。右側が新品。
新車当時に装着していたZRX1100純正ハンドル(ブラックめっき)から、ZRX1100純正ハンドル(ブラック塗装)へとハンドルバーの交換をしていまして、塗装膜の厚み分、ほんの少しハンドルバーの径が太いのかもしれません?丁度、チョークレバーの摺動部辺りは塗装膜が擦れて色落ちしていました。軽く清掃してシリコンスプレーで潤滑&防錆しておきます。
チョークワイヤーへの給油は、MEISTER 3000AX(10W−40)のエンジンオイルを使います。
流石に真冬時期なので、オイルの流動性は低くて給油には時間を要しますが、私のバイクのみの作業なので、全く問題ありません。
ワイヤーインジェクター持って無いですし(笑)
スイッチボックスを固定するネジ(左側は同じ長さのネジを2本使います)
ナベ頭 M5×25o P0.8
ボルトの首下から長さを計ってみると、やや短めの約24oくらいでした。
純正M5×25oネジの重量は3.9g
左側スイッチボックスはネジを2個使うので7.8g
いつもの様にβチタニウムのボルトを用意しました。首下のボルト長は25oありました。
特注では無く、標準タイプですがナベ頭のネジ(6角レンチを使います)です。プラスドライバーから6角レンチに使用する工具が変わり、若干、作業効率は悪くなります・・・煩雑に脱着する部分では無いのでOKでしょう。
βチタニウム チタン合金(表面処理無し)M5×25o P0.8(ナベ頭)
1本:1240円
βチタニウム チタン合金M5×25o(ナベ頭)ネジの重量は2.4g
2本使うので4.8gだから、
マイナス3gの軽量化です。
左側スイッチボックスはプッシュキャンセル式のウインカースイッチが有りまして、新品状態でもグリスで潤滑されていましたが、可動部分にスーパールーベのグリスを爪楊枝の先に少量付けて塗っておきました。
クラッチマスターはBERINGERを使っていますが、煩雑に機械式スイッチが壊れます。スイッチが壊れるとエンジンが掛からなくなるので、スイッチはキャンセルしてあります。ちょっと飛び出しているので、後で邪魔にならない様に処置します。
スイッチのキャンセル方法は幾つか有ると思いますが・・・
サイドスタンド側のスイッチ&配線はそのまま残して有りまして(埃と錆予防の為)ハンドル側の3極コネクタの両端をリード線で繋げて、3極コネクタを脱着出来て再現性が有る仕様にしています。
スイッチボックスの装着。仮組は純正のナベ頭ネジとプラスドライバーで行いまして、後にチタン合金ボルトと入れ替える段取りにしました。ちょっと想定してませんでしたが、チタン合金ボルト(ナベ頭)の頭の方が、純正のナベ頭ネジよりも大きかったみたいで、スイッチボックスの座繰り部分にほんの少し干渉しました。まあ、樹脂が割れるほどでは無く、ほんの少しだけ大きい感じなのでこのまま使用します。
これでネジの頭が錆びる事も無いですね。誰も気が付きませんけど。
電源ONで各部の動作確認して、左側スイッチボックス第2世代へと移行完了です。
作業は続きます。

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