チェーン、リアホイールと外したので、ようやくドライブスプロケットを取り外す事が出来ました。ミッションカバーは、チェーンルブの飛沫に埃が付いて汚れが堆積していたので、シリコンスプレーを吹き付けて、ブラシで擦りながら清掃しました。
何時になるか判りませんが、次回にドライブスプロケットナットを取り外す時に苦労しないで済む様に願いを込めながら、シャフトのスプラインやネジ山にomega99を塗り込みました。
SUNSTARの525−17Tのドライブスプロケットを組み込み、新品のワッシャーを組み込みまして、ナットはとりあえず、手締めで締まる範囲で組み付けます(本締めは後程行います)
取り外したドライブスプロケットです。(530−17T)ショップオリジナル品ですが、RENTHAL(レンサル)の刻印が有るので、製作はレンサルなのでしょうか。
軽量化の為に、8ヶ所の穴と凹形状に加工された部分が有ります。
ブログ記事を遡ると、2007年3月頃にはこのスプロケットを装着した画像が有りましたので、約13年5ヶ月位経過していた事になるでしょうか。走行距離に関しては2007年当時は年末のまとめとして、走行距離を残して無いので、想像になりますが、概ね50000q程度では無いかと思います。
スプロケットの摩耗具合を観察してみると、それなりに摩耗は有るものの、チェーンラインのズレ等は無かった様で、スプロケットのサイド面に異常な摩耗は確認出来ませんでした。
※重量を計測しておきました。317.5g
EKチェーンのThreeD(スリード)525Zの120Lを一度カットして、装着、カシメ、まで作業完了です。手が汚れるので途中の画像無し。
新品のチェーン表面に付着していたサラっとした感触の乳白色のグリス(防錆目的?)は、いつも使用しているチェーンルブ(クリア)を吹き付けて軽く除去しました。乳白色のグリスが完全に落ちた訳では無いので、定期的にチェーンルブを吹き付けてメンテナンスしていれば、乳白色のグリスも目立たなくなるでしょう。
前後スタンドで車体を持ち上げているので、ドライブスプロケット〜リアアクスルシャフト間の距離が一番遠くなる位置には来ていない状態とも言えます。したがって、チェーンが張り過ぎない事にポイントを置いて調整してあります。
チェーンの張り具合は、チェーンの自重で緩やかに弧を描く感じで調整します。
チェーンは8リンクをカットしたので、120L−8L=112Lになりますね。
EK ThreeD 525Zの8リンク分の重量は144.6g
112Lだと・・・約2024.4g
チェーンを装着したので、ドライブスプロケットナットを本締めした後、ワッシャーのツメを折り曲げて、525チェーンのコンバート作業はほぼ終了です。
※ドライブスプロケットナットの締め付けトルク:125Nm (13.0kgf.m)
(ネジ山と座面にオイルを塗布した状態)
スチール製のリアスプロケットのゴールドめっきが似合わないかな?と思いましたが、それほど違和感は無いかも・・・
さてここで、ドライブスプロケット、ドリブンスプロケット、チェーンの合計3点の重量を比較してみようかと、ブログ記事を遡ると・・・昔に計測したチェーンの重量が合わない!?
当時、重量計測に使っていたスケールと、現在、重量計測に使用しているスケールが違うので、そもそも比較する値が異なる可能性が有ります。
まあ、現在、使用しているスケールも、TANITAのキッチンスケールなので、参考値位の精度だと思いますが、比較対象物を同じスケールで計測すれば、目的は果たせるのではないかと思います。
※訂正版
8リンク分のDID ZVM2チェーン530(約27000km使用後)の重量は約172.6g
112Lだと・・・約2416.4g
※訂正版
続いてEK ThreeDチェーン530Zの新品8リンク分の重量は172.1g
112Lだと約2409.4g
110Lだと約2366.4g
以上の訂正版の重量を組み込んで、ドライブスプロケット、ドリブンスプロケット、チェーンの3点の合計重量は以下の通りになります。
・530仕様
・ドライブスプロケット530−17T:約317.5g(摩耗しているので)
・ドリブンスプロケット530−42T:約316g(アルミ製)
・チェーンEK ThreeD 530Z:110Lで約2366.4g
※3点合計:2999.9g
・525仕様
・ドライブスプロケット525−17T:約307g(新品)
・ドリブンスプロケット525−43T:約704g(スチール製)
・チェーンEK ThreeD 525Z:112Lで約2024.4g
※3点合計:3038.4g
ドリブンスプロケットの材質の違い、歯数の違い、チェーンのリンク数の違い、等も全て織り込んだ上での3点の合計重量は、530サイズから525サイズへのコンバートで、38.5gの重量増加となりました。
スチール素材のドリブンスプロケットの方が、アルミ素材のドリブンスプロケットの2倍以上も重量が有るので、結果的に合計重量が増える方向に働いた感じです。
チェーン単体での比較では、はリンク数が増えたにも拘らず、530サイズに比べて、525サイズの方が約14%(重量は342g)も軽くなっている事が判りました。
バイクに試乗した限りでは、ちょっと変わった印象が有りましたのでインプレ等は後日にでも。
走行距離:150525q

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