連日の猛暑からの大雨続き、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言、オリンピック開催、中々バイクに乗る時間が取れないところに来て、パソコンが壊れてしまいまして、ブログ記事を書くのは暫く遠ざかっておりました。
そんな中でも、バイクは動態保存の為に近所を軽くパトロールしていたら、クラッチマスターからのフルード漏れを発見しました。
クラッチマスター本体から、L字ニップルでリザーブタンクへと取りだしている部分のシールの隙間から、クラッチレバーを握るたびにフルードが滲み出して来ます。
このクラッチマスターは、クラッチシステム全体の仕様変更により、2020年1月に新品に交換したばかりなので、1年7ヶ月の使用期間になります。
BERINGER CR14-4B
https://sea.ap.teacup.com/applet/933style3/20200103/archive
同じ症状はブレーキマスター側でも過去に修理した事がありました。
https://sea.ap.teacup.com/applet/933style3/20200210/archive
前回のブレーキマスターからのフルード漏れ修理の際に、予備として部品を注文してありましたので、今回はこれを使い修理したいと思います。
クラッチマスターからL字ニップルとマスターシールを取り外してみました。
クラッチマスター本体には、フルード漏れに繋がる様な傷や遺物の付着や残留などは見当たりません。
取り外したL字ニップルとマスターシールを観察。
画像だとやや分かり難いのですが、マスターシールの側面に一部変形した部分が見られます。新品のクラッチマスター導入時にこの部分は分解してなかったので、その原因については想像の範囲を超えられませんが、メーカーでクラッチマスターを組み立てた時に、マスターシールの収まりが今一つの状態であった為に、シール側面に癖が付いてしまった状態だった。
新品の状態ではフルードの滲みが無かったが、ある程度の経年により、シールの弾力に変化が出て来た事により、隙間からフルードが滲んで来る様になった・・・そんな感じでしょうか。
新品のL字ニップルとマスターシールの組み込みには、シリコングリスを薄く塗り、ゴムや樹脂の滑りを良くしてから組み込む様にしています。
フルードを入れて各部分からエア抜きを行いまして、部品交換した部分を集中的にフルード漏れを観察しました。
結果、どうやらフルードは漏れて来ない様なので修理完了ですかね。
念の為、後で予備部品を発注しておいて不測の事態に備えようと思います。
走行距離:152371q

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