2007/6/17
先日、私とO師匠、U隊長の3人で釣行しました。
天気晴れ。波なし。風はそよ風。3拍子そろった最高の天候でした。
8時出船。この日はU隊長が船長。
港を出る時、私とO師匠はいつものように船首へ陣取ります。朝の光と風を体全体に浴びるためです。このひと時に、なんともいえない幸せを感じることができるのです。天候が最高に良かったせいか、この日は特に心から幸せを感じました。
早朝出船の醍醐味はここにあります。この喜びが感じられるのも“遊遊丸”のおかげであり、また、釣りを通じて仲間と楽しめることに感謝しています。
さて、この日は波がないことから、一目散に冠島周辺を目指し、ザブトンと呼ばれるポイントに到着。ザブトンのように大きなグリがあることから、そう名づけられたのか?それともザブトンのような大きなヒラメが釣れるから、そう名づけられたのか?
水深約65m。まずはお土産を確保するために、胴付きサビキ仕掛けで挑む。さっそくアタリがあり、あげてみると30センチほどある立派なカワハギ。「これはいいじゃない!みんなの分も釣ってあげるよ」と手返しを続ける。
O師匠より「タナはカウンターで50mや」とのことから、カウンターをピッタリ合わすと、瞬間にアタリが出る。
底ではダメで、必ず50mのみにアタリが出る。魚とは不思議である。
12時頃までに25〜30センチのカワハギを10枚程度と、アジの良型をたくさん釣り上げた。今日はお土産の確保もできたので、大物の釣れるポイントに移動することとした。
ここのポイントは水深約80m。先日はちょっと移動した間に、すかさず他の船に場所をとられ、「釣りは粘りが必要である」ということを思い知らされた場所である。
ポイントの経度・緯度が合ったところでアンカーを降ろす。潮は、上潮と下潮の流れる方向が違う2枚潮で、フカセ釣りでの釣果は期待できない状況。やむなく胴付きサビキへ変更。ここのポイントは2時頃にならないと釣れないとのことだったが、やはりその頃になると動きが出始めた。O師匠の竿が曲がる。あがってきたのは小型のチダイであった。ここもタナが決まっていて、65mでアジのアタリが出る。
U隊長はいつものことながら、なにやらこまめに仕掛けを変えて挑戦している。釣りに対する前向きな姿勢には、見習うべき点が多い。この日、数は釣れなかったが、カワハギ・アジ共に最長寸を釣り上げていた。
3時頃だったろうか、私の竿の竿先が海中に突っ込むくらいに大きく曲がった。明らかに今までのアタリとは違う。「きた!これはでかいで〜!」心がときめく。久しぶりの感触である。電動を使わずに手で巻き上げる。何回も真下へ突っ込む。明らかに鯛の引きである。竿を持つ腕の疲れが、なぜかうれしくて心地よい。水面に顔を出したのは45センチ位のきれいな真鯛であった。やや小ぶりだが、最高にうれしかった!
その後は鯛のアタリも無く、楽しい一日も終了を迎えた。
“遊遊丸”今日も楽しい釣りをありがとう!
【快調に滑走する“遊遊丸”】
【波しぶきも美しい】

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