2005/10/31
作る時間はそんなにかからないのに、完成品が使えるまで、長い時間が必要。
1回作るとたくさん出来て、なかなか腐らないものなーんだ?
…漬け物?
というのは冗談で、手作り品としての石けんってそういう特徴があります。
作るのが楽しい
→もっと作りたい
→でも今作ったものは、使えるまでに時間がかかる
→待ってる間にまた作っちゃえ
→いつの間にやら在庫過剰…
これは、はまった人の通過儀礼のようなものですよね。
この在庫過剰という状態の解消のひとつに、まずは知人に配るという行為から始まります。(ちなみに私は、石けん生活布教もしてた。迷惑な人でした…反省)
1−2回配って在庫を解消できる範囲内であれば、まあ、普通に通過儀礼もこなしたという程度ですが、問題は、1−2回だけでなく、何回も配らなくちゃならないくらいの量があったり、配って在庫解消したのを良いことに、さらに大量に作ってしまうことだと思います。
そこで出てくる次の段階が、販売という手を使うことです。
私はこういったパターンで販売を始めるということに対しては、非常に否定的です。

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2005/10/27
無農薬のリンゴ(勿論、紅玉)、やっと手に入れました。シーズンぎりぎり間に合いました!
で、早速ジャムに。
いままで味がボケてからジャムにしてたので、それに比べてやたらと美味しいじゃないか!
半分は、あとでキャラメルソースとあえてキャラメルバージョンにしよう。
せっかくの無農薬リンゴだから、皮ももちろん、干してます。アップルティーにするので。
そんなことをしていたら、前日の予告は間に合わず。
ついでに明日からの出張準備もしてないことに気がついた…orz
1泊2日だと、油断しちゃってダメだなあ。
先週、試しに作ってみた自家製ワイン(たった350mlくらいしか作ってない)、意外と酔いが回るなあ。
やや甘いけど、発泡して美味しいです。
3年くらい前から細々作ってみたけど、成功するまで、何回失敗したことやら。
ということで、昨日の続きは来週月曜に。
(楽しみにしてる人、いるんだろうか…)

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2005/10/26
昨日のブログの続きですが、
「石けんを販売して欲しいという声を聞くのです」
「よく欲しいというメールを頂くのですが、このホームページでは販売する予定はありません」
というような文章をたまに見かけるのですが、それってよくあることなのでしょうか、という疑問。
この”販売”までも視野に入れたというのは、
「その人の作った石けんを使ったことない人が、HPやブログを読んだだけで興味を持って欲しいと言ってくれることが相当ある」という状況だと思っちゃうのですが、私自身、こういう状況で「石けん欲しい」って言われたことないのです。
他の人はどうでしょうか?
…って。
己のHP、ブログを振り返って省みれば。
そりゃあ、石けんの写真を載せてなければ、言われることもないですよね(笑)
それに私、作る側の情報ばかりで、あまり使用感を載せてません。
一方的に作るのが楽しいというのもあるけれど、
使用感って、うーん、人それぞれだし、意味ある情報としては作る方が重要かなとか考えてしまって。
それに最近、どれもそこそこの水準のもの作ってるし、似たような使用感だし←このせいか?
でも私信で細々ではありますが、一応情報を発信する側としては、求めてる情報に答えたいという要求も少なからずあるので(石けんだけね)、どんな情報を求められてるのか知りたいです。
えっと話が逸れたので戻します。
そして。
「(実生活で)欲しいとよく言われるので、ネットショップをオープンすることにしました」というのもショップオープンの挨拶などで、見かけたりもするのですが、
実生活で欲しいと言われるなら、その人の分だけ作るわけにはいかないのかな?とも思うのです。
一人が妊婦さんだから無香料、もう一人は子供も大きくなったから、蜂蜜なんか入れるとつるつるになるけどこんなのはどう?とか聞きながら、その方がオーダーメイド感覚で、その人の嗜好に合わせて、その人のためだけに仕込めば良くて、過剰在庫にもならず、手渡ししたりして送料もかからず、却って楽だと思うのだけれど。これ現在の自分の現状ですが。
それに先日の「とある疑問」の発端からすると、
そこまで欲しいと複数の人に言われたことがない人の方が多数なら、
ショップオープンするほどに、作らなきゃならない状況って、そんなにないように思うのですが…
ところで、話がどんどん「石けんを販売する」ことへの疑問になりつつあるので、今日はここまでにします。
明日のテーマは、シリーズ最後の(←勝手にシリーズ化)、「販売したい?」です(笑)。

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2005/10/25
昨日の「とある疑問」から、さらに派生して。
トラバ先のコメントから、「配るのは趣味の押し付け?」というのがあって、さらに何だか考え出してしまったワケだ。ぐるぐると。
11月下旬並の寒さのせいかしら?
初めて手作り品を配った記憶。
それは、小学生4,5年生のころのクッキーだ。
何かのきっかけでクッキーを作ったら、めちゃくちゃハマってしまい、
ココアとプレーンの2色のうずまきとか、市松模様とか、マーブルとか、
そういうのを作ってばかりいたのだ。←なんだかすごく現在の片鱗が…。
で、これを友人宅に持ってくと一瞬にして無くなるわけよ。
しかも、「かわいー♪ 美味しー♪ また作ってねえ」って言われたりすると、そりゃもう舞い上がるさ。
ところが、3回も作ればバターなんかが切れてくる。
母がバターを買っておいてくれない限り(しかもセールじゃないと絶対買わない)、クッキーは作れない。
小学生だったから、冷蔵庫にないともうダメ。小遣い殆どもらってないし。
しかし、作りたい衝動は抑えられず、サラダ油で作ってみた。
もう3回目以上ともなると、最初のよりも上手じゃないといけないと思うし。
だけど慣れてるしで、かなりアバウトになってきてたと思う。
出来上がったクッキーは…自分で作ったからそれなりに食べられるけど、他の人はどうかなあ?
と、本人でもそう思ったので、母に聞いてみた。
「あら、美味しいわよ」
そう言ってくれたので、
「じゃあ○○ちゃんちに持っていく〜」と言って包み出したら、
「あ、それくらいの量でいいんじゃない?」とストップをかけられて。
「えー、何で?一人2枚くらいしか食べられないよ」
と言ってる横から父がやってきて、
「お、美味そうだな」と1枚口に入れようとした瞬間、
母が私に見えないように(でも見えてたけど)、父に囁いているのが聞こえた。
「美味しくないわよ」
この衝撃は今でも忘れられない。

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2005/10/24
ちゅぐさんとこの日記にあった、「石けん欲しいってよく言われるんです!」ってそんなによく言われることかなあという疑問へのコメントしようと思ったら、長くなったので自分のブログに書くことにした。
せっかくのブログ機能生かしてトラバしよっと♪
私は作り始めてから5年目になるけれど、
その間の他人へのアプローチの歴史といえば…
布教にいそしんだ(笑)1年目、
布教するのは諦めたけど、何かの折りに配ってた2年目、
積極的に配りもしなければ、石けん作ってることすら言わなくなった3年目以降。
どうしてそうなったのかというのも明白で。
多分、昔から本サイト見て下さった方なんかは覚えてるかもしれません、割と評判の良かった「soap life」というコンテンツ(ただいま休止中)にもあるのだけれど、要は自分の石けんへの思い入れと身内とは言え他の人にとっての石けんへの思い入れが全く違うという、その温度差が絶対的に縮まらないという現実との折り合いの歴史というわけで。
私の場合、石けん作り=石けん生活の開始と同じなので、身の回りにあるいろんな種類に分かれた洗剤が、全てこの純石けん(無添加石けん)1個だけで、コトが足りるという、これがとにかくコペルニクス展開だったわけなので、布教というところにも突っ走っちゃったなあ。
ところが。
実は、積極的に石けんを配らなくなった最近、逆に「石けん欲しい」とか「作ってるよね」という言葉を聞くことが何回かあった。
または石けん以外でも、今まで共通の話題として出なかった「エコ系」「オーガニック系」な話が何故かリアルで出来るようになった。
そのきっかけも明白。
それは、それを言ってくる彼女たちが出産したということ。
赤ちゃんへ、色んなことに気を使いはじめたことから、どうやらこっち方面に進出してきたらしい。
私にはまだ未知の世界なんだけれど、”はじめてのママ”関係の雑誌って、毎回そういう特集でもしてるのかなあ?
まあ、ちょうど「天然生活」などのスローライフな雑誌も大量に出版され始めたというのもあるのでしょうか?
自分の子供への配慮(特に第一子だし)と媒体からの影響。どちらか一方でなく、多分、相互作用なんだろうけれど。
どちらにせよ、一時的に温度差が埋まっただけなのか、恒久的に温度差が縮まったのかは、まだちょっと判らない。
もし、子供が成長したら。
もし、このスローライフな雑誌が一時的な流行だとすれば。
数年後も同じことを言ってくれれば、石けんに対しての温度差はあまりないと思えるのだけれど。
今後ともずっと温度差がないと思えて、お互い長続きするGive&Takeな条件で石けんのリピーターとなってる友人は今のところ2軒。
偶然、2人とも無農薬農家である(ちなみにこの2人同士は全く関係ない。たまたま私の友人であるというだけで。地域も離れてるし)。
なので、私の石けんは野菜になる(笑)。
ちなみに父からは米になることもある(笑)
>食べものばかりというのは、私らしすぎるかも…
長くなると何が言いたいのか良く判らなくなるから、そろそろここらへんで切り上げると。
「石けん欲しいってよく言われるんです!」というのは、同じ人から言わ続れるのか、様々な人から1回だけなのか、それによって全く違った意味になるかなと。
私の場合、友人2軒と実家の合計3軒分。
これを少ないと見るか、多いと見るか…どうなんでしょうね。
あらCHATOさんもちゅぐさんとこにトラバしてるね。
一つの疑問へのアプローチが三者三様で面白いね〜

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2005/10/17

…やっぱ、分かるよね。
お菓子は、柳月の「豊穣十勝」というカステラ。
石けんは、No.098です。

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2005/10/14
100バッチかー…。
1バッチと比べてどうかというと、100バッチ分の経験が積めたということでもあるけれど。
その数字そのものって、ほとんど意味はない。
石けん作って5年目で、100ということは、ちょうど1年20バッチくらいだ。
そう思うと、遅いような気もするし。
私の場合1バッチ=約400gの油脂類を使用ということは、
40000g=40kgの油脂類を使ったということだ。
で、3割の水分を足すから、およそ54kgの石けんを作ったと。
そう考えると凄い。
けれど大事なことは、作った回数や作った量、そして作り続けている年数ではなく、
どれくらい1バッチを集中して丁寧に作ったのかということだと思う。
作るということには、レシピの組み立てから入る。
たとえ、市販のオイルミックスを使っても、オプションは何かしら入れる人が殆どだと思う。それだって、レシピを組み立てるということになる。
そのとき、どうしてこういうレシピにしたのか、何を狙ってこうなったのか、
そして、作ってるときはどういった変化をしたか。、
しっかり把握してるのでさえあれば、例え、5バッチだけしか作ってなくても、
ただ漫然と勢いだけで100バッチ作った人よりも、良い石けんを作っているのではないかと思う。
とはいえ、季節変化の激しい日本では、経験年数ではないけれど、各季節で作ったことがあるということも、重要なポイントになるとは思う。
と、エラソなこと書いたけど。
自分はどうかというと、非常にムラがあります。
凄く集中してるときと、漫然としてるときと。
だからこそ、集中してる時ほどいい石けんが出来ると、胸を張って言えるんだけどね(笑)

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