ZRX1100を乗り始めてから11年あまり経過しています。
経年なりに?
キャブレターにサビっぽいものが堆積していたり・・・
燃料コックからオーバーフローしてみたり・・・
いずれも、燃料タンク内のサビが悪影響していると思われる症状が
出て来ていたので、一応、それなりの対応は施してきたつもりです。
不具合の症状は今の所、一段落しています。
給油口から覗きこんで、見える範囲内ではサビは見当たりませんが
どうしても燃料タンク内部の見えない箇所のサビが気になったので
近所のクルマ屋さんで
新兵器を駆使して覗いてみました。
「snap-on スコープモニター」と言う物で、
内視鏡とモニターが一緒になっている、とてもコンパクトな機械です。
従来からある物よりも格段に機動性に優れていて安いそうです。
(と言っても、一般ユーザーが遊びで使うには高価ですが・・・)
先端にはカメラとLEDライトが付いています。
アダプターを装着すると90度角度を変える事が出来る様になっています。
カメラ先端部分の直径の計測を忘れてしまいましたが、
ZRX1100の使っているスパークプラグCR9EK(直径約10mm)と
ほぼ同じ位の感覚だった事から、うまくアダプターを駆使すれば
エンジンの燃焼室内の焼け具合や、吸気・排気バルブの状態などを
見る事も出来るかもしれないですね。
LEDライトの電源を入れた状態。
ライトの明るさの状態を調整出来るので、暗い所も良く見えます。
燃料タンク内の様子を確認する為に、
ガソリン残量をリザーブ以下まで減らした状態にしておいてから
サビの確認作業を行いました。
給油口あたりをカメラに映して、その画像がモニターに写っています。
お医者さん気分ですね?
肉眼でモニターを見ていると、デジカメで撮影した画像よりも
もう少し鮮明に細部が写っている印象ですね。
これから燃料タンク内に入りまーす。
燃料タンク内を、隅から隅までくまなくカメラで覗いていますが
ほぼ、一面グレーな色(塗装が無い素材の色)で斑点模様も無く
サビらしいサビは全く見当たりません・・・
燃料タンクの隅もよーく確認してみますが赤サビは発生して無い様ですね。
細かいゴミや砂が、燃料タンクに沈殿している可能性は否定出来ませんが
以前に、燃料コックを外した際に、僅かにタンクに残ったガソリンを
よーくシェイクしてから堆積物と共に排出した事もあったし
燃料フィルターも付いているので、当分の間は燃料タンクの
サビ取り作業を行うのは、大丈夫そうな気がしますね。
(画像の丸で囲んだ箇所はタンクの隅を写しています。)
このスコープモニターにはビデオ出力端子もあるので
使い方次第では画像をPCに取り込めそうですね?
スコープモニターで燃料タンク内の確認を行った結果、
著しいサビの発生が無い事が解り、心配事の一つが減りました。
あとは・・・
エンジンの燃焼室内は、OH作業後の走行距離がだいぶ進んでいるので
見ない方が賢明でしょうか?
何かあったら?何かしたくなるので(笑)

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