画像が多かったのでパート3になりました。
世代的に言うと、ヨシムラ=油冷GSX-R750(レッド×ガンメタ)が
ちょうどバイクに乗り始めの頃に活躍していたマシンで
80年代のバイクブーム真っ只中でしたね。
当時の私は、ヨシムラって言うのは、とにかく凄いぜ!?
なんて思ってました。
ヨシムラGSX-R750 1986年 鈴鹿8耐3位
たしか・・・このGSX-R750は、かなり昔にヨシムラ本社に訪れた際に
撮影した画像がありました。
2006年当時は、外観から見て判る違いとして、乾式クラッチが有るので
鈴鹿8耐に参戦時のままの、本番レースエンジンが載っていたのでしょうか。
2006年3月のブログ記事
http://love.ap.teacup.com/applet/933style/20060325/archive
今回は鈴鹿サーキット50周年記念イベントにて
デモラン用に走行するため、エンジン換装を含めての仕様変更の様子が
Bright-logicのブログにでておりました。
http://ameblo.jp/brightlogic/entrylist.html
私が2006年当時に撮影した車両は、レストア前の状態でしたが
今回のイベントに合わせて、フロントブレーキディスクローターは
交換されていました。
エンジンも換装されたとの事で、クラッチカバーも純正ですね。
キャブレターも、ヨシムラTMR-MJNに交換されています。
シートカウル、サイレンサー周辺には外観上の変化はありません。
リアブレーキ周辺にも外観上判る様な変更点はありません。
リアタイヤ見た事無いパターンの様な・・・新作?
ググってみました。
EXEDRAは、純正装着タイヤとして良く使われていますが
ホイール径18インチで180/55ZR18M/Cサイズだと
当時のレースタイヤ(スリック?)と同じ物は入手困難でしょうし、
BRIDGESTONE EXEDRA G850あたりしか、使用出来るタイヤの選択肢が
無かったと言う事ですかね。
しかし・・・装着しているのを見た事が無いタイヤです。
http://www.bridgestone.co.jp/personal/mc/products/exedra/index.html
そうそう、この当時の鈴鹿8耐マシンはテール部分が
蛍光オレンジになってましたね。
私が10代の頃〜20代の頃に乗っていたKAWASAKI FX400R(初期型)は
テール部分を蛍光オレンジに塗装していました。
このGSX-R750もシートカウルの中を撮影してみました。
なるほど。
リアホイールのスプロケットハブや、
リアアクスルシャフトの回転止め?の様な加工は
鈴鹿8耐出場車両独自の仕様でしょうか。
ドライブスプロケット側にあったバッテリケースも
この換装されたエンジンには見られない事から、
発電系統や、充電系統は、ノーマルにほど近いエンジンに換装された?
と言う事でしょうか。
今見ると、かなりタンクの高さが低く、さほど容量も多く無さそう?
にも見えますが、給油口が2つあるので(1つはエア抜き用)
鈴鹿8耐仕様のアルミタンクですかね?
手曲げワンオフ製作と思われるリブ付アルミ角パイプのマフラーステーは
わざわざ手間が掛かる様なジョイント方式になってます。
これもやはり振動対策なのでしょう。
アルミフレームのアンダーチューブにある丸い物は
車体を保持してメンテナンスを行う際のスタンド受け部分でしょうか。
巨大なOILクーラーへと繋がっているステンレスメッシュのOILラインは
断熱材を巻きつけてありますね。
私、この手法をパクリました(笑)
アルミフレームは綺麗に磨き込まれていますね。
ボルト&ナット類もサビが見られないと言う事は
ひとつひとつ分解整備を受けている事になりますよね。
マフラーのエキパイは可能な限り車体の方に寄せられていて
ギリギリの隙間で取り回してます。
それにしても綺麗に磨き込まれていますね。
このGSX-R750が現役当時は、外装は八木板金で塗装されたんだったかな?
外装に貼られている当時のステッカー類の復元は
流石に難しいと思うので、外装の再塗装はしてないのでは無いか?
と思います・・・
鈴鹿8時間耐久レースで、夕暮れのサーキットを疾走するマシンの中で
ヨシムラだけがブルーのライトだったのを鮮明に覚えていますが
ライダー目線から見ると、やっぱりブルーのライトでは
とても暗かったでしょうね。
フロント左側から
アクスルシャフトはFフォークアウターチューブに
直接ネジ山を切ってあるんですね?
<追記>
フロントタイヤに関しては、
BRIDGESTONE BATTLAX HYPERSPORT S20でした。
OILライン、クラッチホース、ブレーキホース、の各ホース類や
バンジョーは新品に見えるので、想像以上にレストアって
大変そうな気がしますね。
左側から
このアングルからだと、アルミタンクの裏側には
断熱材が隙間無く貼られていて、エンジンからの遮熱対策が
取られている事が解ります。
私もこの手法をパクっています(笑)
固定式ステップバーを中心に、前後にチェンジペダルがありますね。
何故?この仕様になったのかは、ヨシムラ関係のムック本を見れば
事の詳細が掛かれていると思いますので省略。
白い5本スポークのホイールは
TECNOMAGNESIO=テクノマグネシオだったんですね。
以上、私の個人的な思い入れのまま書きましたので
事実と異なる部分が多々あると思いますが、
その辺はお許し下さい。
関係者の皆様、ありがとうございました。
再びGSX-R750を見る事が出来て、私の青春時代(は現在も進行形・・・)
10代〜20代の頃を思い出して、懐かしく思いました。

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