時系列で言うと、この後、某ヨシムライベントに参加する為に
約50qほど走行してみました。
ヨシムライベントについては後回しにするとして、
Fフォーク組み込み後、乗った時に少し違和感を感じたので
改善する為に、ある工具を発注していたのが届いた事と
拍手コメントにて、Fフォークの芯出し(並行出し)を
行った方が良いのではないか?と言って頂きましたので
この辺りを意識して、もう一度Fフォークを組み直す事にしました。
まず、注文していた工具と言うのは、
オーリンズ正立Fフォークのトップキャップを回す工具の事です。
TEAM ADACHIからリリースされている
オーリンズ正立Fフォーク用トップキャップレンチ。
http://www.teamadachi.com/jpn/ohlins.php
トップキャップを回す為のツメは4カ所。
頭は19oです。
では早速作業に入ります。
Fフォークの平行出しについては、
私自身あまり意識して作業した事が無かったので
メンテナンス系ではいつも信頼出来る記事を書いている
ショップさんを参考にしてみました。
・キャリパー取り外し
・ホイール取り外し
・アクスルシャフト取り外し
カーボン製フロントフェンダーについては、締結してあるボルト&ナットを
緩めておいて、ある程度フリーに動かせる状態にしておき
左右のFフォークの動きを妨げない様にしておきます。
フロントフォークの内圧を外と同じに保つ為に、
トップキャップを少し緩める・・・純正Fフォークの時にも
同じ作業をしていたので、その再現と言う事です。
Fフォークのトップキャップを緩めるには
ステム上側に有る2本のピンチボルトを先に緩めておかないと
スムーズにトップキャップを回す事が出来ません。
それにしても・・・回らない(汗)
最初はコンビネーションレンチを使いましたが
要領良く工具を回す事が、中々し難かったので
上から押して回す(押しが8分、回しが2分のチカラ配分)様に
ブレーカーバー+ソケットレンチに変更。
ようやく回りました。
それにしても、締まり過ぎの感が有ります。
中にはOリングが付いてました。
トップキャップ緩めても、空気が通る音はしませんでしたね!?
この場所も、比較的ドライ状態で組み立てられているのか?
最初に緩めるのは結構大変でしたので
トップキャップの隙間から、フォークOILを少量給油しておきました。
一度潤滑させておけば、次回からは苦労が少ないはず。
トップキャップを緩める際に失敗をしまして・・・
少しカドを舐めてしまいました。
まあ、こうなってしまった要因は幾つかあるんですが、
以下の様に私は感じました。
・トップキャップの溝は8個に対して、工具は4個しかないので
均等にチカラが掛かり難い。
・トップキャップの材質が柔らかい?
・トップキャップがデザイン重視のテーパー形状の為
勘合長が少なく、工具が掛かり難い。
既になってしまったものは仕方ないですが「テーパー形状」は
本当にデザイン重視でメンテナンスするのには苦労しますよね?
※ちなみに、工具の方にダメージはありませんでした。
左右のFフォークの状態が、これで大気圧と同じになったものとして
先に作業を進めます。
インナーチューブとトップキャップの境目を、ステム上面のツライチに
合わせて固定して(Fフェンダーはフリー状態)、この状態で
アクスルシャフトが真っ直ぐに通れば
「平行が出ている」と言う
解釈で良いんでしょうか・・・
スルッと真っ直ぐにアクスルシャフトは通りました。
何か所もボルトを緩める必要が出て来るかな?とも思いましたが
割とすんなり並行は出ていた様な気がします。
ボルトを緩めた個所は、締め付け確認後にマーキングをし直しました。
ホイールを装着します。
アクスルシャフトは仮組のままです。
フロントスタンドを外し、フロントを着地させてから
Fフォークを数回ストロークさせる事で
アクスルシャフトの座りが良い状態にしてから
アクスルシャフト→ボトムピンチボルトの順に締め付け確認を行います。
マーキングもし直しました。
キャリパーはこの画像だと装着してありますが、ブレーキパッド
パッドピンを外した状態での固定になっています。
※Fフェンダーは未だフリー状態。
キャリパーに、ブレーキパッド、パッドピンを装着して
固定ボルトにはワイヤリング。
最後に、Fフェンダーのボルト&ナットを締めて作業完了。
Fフォークがスムーズに動く様にするには、こんな感じの手順で
作業するのが良さそうですね。
合ってますか!?(汗)
ハンドルのグリップも減っていたので、ついでに交換しました。
グリップはいつもの、本物ではない「TZタイプ」です。
交換作業については省略します。
過去記事等を参考にして下さいね。
http://sea.ap.teacup.com/applet/933style3/20110629/archive
これで、フロントのブレーキホースを、新たに造り直す為の
下準備がようやく整いました。
まとまった作業時間を作らないと。

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