それでは装着作業に入ります。
これはタワーバー本体になります。
ゴールドアルマイト処理が施されてます。
開発・製作者であるjp-akaiさんが、この形に至るまでに
数々のトライ&エラーをされている様子は、ご自身のブログでも
伺えますが、きっと、公開してあるモノ、公開して無いモノ、
組み付け精度や、剛性面(タワーバーのしなり加減等)を
考慮して、ようやくこの形に至ったのだと思います。
材質はジュラルミンで、判り易く書くと
「中実の棒」です。
無垢の丸棒を使っているので、鉄パイプをフレームに溶接する
フレーム補強と同等以上の剛性が有ると考えて良いでしょう。
重さは約81.0gありました。
続いて、タワーバーをフレームにボルトオン装着する為の
要の部品であるアンカー部分です。
材質はジュラルミンで、ブラックアルマイト処理が施されています。
重量計測は・・・秘密。
一回り細い部分が、フレーム側の丸穴に嵌る様になっていて
実に良く考えられて、各々の部品が製作してあるんですが
私としてはあまり詳細を描きたくない心境です。
(形だけ真似たレベルの低い模造品を作られると残念なので)
良く見ると左右対象の造りでは無く、別々の造りになっています。
ボディの中間に空いている穴は、シートロック用ワイヤーを
通す為に設けられているものです。
アンカーの中に入っていたM6×20oのステンレスキャップボルトは
最初からグリスアップして組み込まれていました。
私は全てのボルトに関して、グリスアップしてから組込作業を
行うように心掛けているんですが、思いがけず、JP-akaiさんの
細かい所への心配りに感謝。
取り付け説明書に従い、シート下の小物入れに穴をあける為
マーキングをしている図です。
実は、座グリ用ドリルがマーキング位置からそれてしまい
穴明けを失敗してしました。
だいぶ位置がズレてしまったので、タワーバーが真っ直ぐ通る様に
修正しました。
まあ、外側からは見えない部分なので、このままでも構いませんが
オークションで部品を落札して、もう一度、やり直そうかな・・・
念の為、バッテリー周辺は養生しておきましたが
2ヶ所の穴を明けた際に出た大量の樹脂の削りカスは
掃除機で吸い取りました。
これが一番楽で綺麗になるので。
ボルトを本締めする前の仮組段階で、タワーバー本体とアンカー部分の
座りの良い位置に微調整してから、徐々にボルトを締めていき
数回に分けて、微調整を繰り返した後に本締めを行いました。
フレームのRサスペンション取付け部とタワーバーが「一直線」に
なっているのが見ても判りますね。
ボルトオン装着完了のタワーバーですが、
タワーバー自体を、手で押したり、引いたりして見ても
全くびくともせずに、しっかりと組み付けられています。
この時点で、フレーム補強の効果も有りそうだと妄想が広がります(笑)
タワーバー本体の直径は、私に訊ねてもお答え出来ませんが
画像を見ると、概ね、想像が出来ると思います。
タワーバーを装着した影響で、多少スペースが犠牲になってます。
シート下の小物入れスペースの状況は・・・
私の場合、社外スイングアームを装着している関係上
小物入れスペースがノーマルの頃よりも、浅底になっていますので
元より、長尺の物は、このスペースに入らない様になっています。
したがって、このスペースに入る物量としては、
ノーマルよりは少ないものの、書類、帽子、荷掛けゴム、缶コーヒー、
プラスα程度の容量はあるでしょうか。
人それぞれに感じるところはあるでしょうが、
タワーバーのメリット・デメリットを秤に掛けて考慮した場合、
私が普段使う分には、全く問題無しと言えます。
作業のついでに、たまにはサイドカバーを外して
ワンオフのチタン冷却水リザーブタンクの埃を祓っておきましょう。
シートカウルを外したついでに、何時切れるか判らない
テールランプ球を交換しておきました。
画像左側の黒いのが元々着いていた球で、これまで無交換です。
スタンレーの刻印が有り、1998年の新車当時から着いていた物。
(って事は・・・15年経過しているんですね)
差し替え式のLED球も少し安いのが出回ってきましたが
今はまだ買う時期を控えていた方が良さそうですね。
きっと、後から安くて保ちが良い物が必ず出てきますから。
テールランプ球を2個使うので、2個とも球を交換して(社外品を調達)
点灯確認OK!
タワーバーは、シートを装着してしまえば見えないですね。
そこが奥ゆかしいところでもありますね(笑)
次は装着インプレしてみますか?

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