2010年の12月に点火系システムをリニューアルしました。
詳細については過去記事をご覧下さい。
http://sea.ap.teacup.com/applet/933style3/20101205/archive
過去記事でも触れてありますが、
ウオタニ製のイグニッションコイルに使われているボルト&ナットが
両方共、鉄製だった事から、将来に使用変更の可能性も考慮して
一度分解して、採寸後にグリスアップして再び組み込んであります。
ボチボチ、良いボルトに変えても良い頃かなと思いまして
今回交換を行う事にしました。
まずは元からウオタニSP-Uに使われているボルト&ナット&カラーの
4種類の重量を計測します。
ナベ頭ボルトM6×20o鉄製(片側2本、両方で4本使用)
重量:4.0g×4本=16.0g
フランジボルトM6×25o鉄製(片側2本、両方で4本使用)
重量:6.3g×4本=25.2g
M6ナット鉄製(片側4個、両方で8個使用)
重量:1.8g×8個=14.4g
アルミ製カラー(片側2個、両方で4個使用)
重量1.1g×4個=4.4g
アルミ製カラーなので、ボルト&ナット変更後も、このまま使います。
用意したボルトはいつものβチタニウム製チタン合金ボルトです。
ストレートキャップM6×20o(片側2本、両方で4本使用)
重量:1.6g×4本=6.4g
ストレートキャップM6×25o(片側2本、両方で4本使用)
重量:2.7g×4本=10.8g
こちらは防振性も考慮して、ボルトに使われているチタン合金とは
材質の異なる7075アルミニウムナットにしました。
7075アルミニウムのDRC PRODUCTS ALUMINUM NUT。
色は(チタンカラー)ガンメタです。
http://www.drcproducts.com/body/d58-51/index.html
フランジナットM6(片側4個、両方で8個使用)
重量:0.7g×8個=5.6g
えーと、計算してみると・・・
変更前:16.0g+25.2g+14.4g+4.4g=60.0g
変更後:6.4g+10.8g+5.6g+4.4g=27.2g
差引すると半分以下の重量になり、
マイナス32.8gの軽量化でした。
実際、体感は出来ないと思いますが、思いの外、軽くなりましたね。
ボルト&ナット交換後です。
フランジナットが逆さまに組んで見えるのは、コイルを組み付けた状態で
フレーム側に合わせてある為で、これで問題無しです。
反対側も交換終了。
いつものことながら、
ボルト&ナットの組み込みには、ネジ山部分ににomega99を使い
潤滑して組み込んで作業を行っています。
燃料コック側のコイルは、ボルト頭部の形状がナベ頭から
ストレートキャップ形状に変わった事で、頭部が数ミリ高くなり
フレームに接触するので、ベースプレートの長穴を利用して
固定ボルトの位置を少し移動させて、固定しました。
はい、こんな感じで、フレームの上には燃料タンクが乗るので
外からは全く見えない部分の変更でした。

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