だいぶ前になりますが、クラッチカバーを交換する際に
ついでに内部の部品を観察して、幾つか交換しようと部品の手配やら
段取りをしていまして、少ない休みをやり繰りして
複数の異なる作業を同時進行で行っていました。
そんな訳で、都合上、画像の整合が取れてない場合が有ります。
同じ関連の記事としてまとめる為なので、その辺りはご理解下さい。
で、オルタネータを駆動するチェーン関係を交換します。
この周辺部品は、過去において1回交換したのか?未交換なのか?
記憶が曖昧なものですから、この際、すっきりと交換します。
まずはチェーンテンショナーを外します。
チェーンと絶えず擦れ合うスライダーは、だいぶ擦り減っていて
2段の層が見えていました。
これを見るとチェーンテンショナーは未交換かな?
チェーンテンショナーのチェーンを押している部分。
新旧の比較だと、新品は丸い形状を保っていますが
古い方は、押している部分が平らに凹んでいます。
経年による変形だと思います。
エンジン側のスライダー。
これは確か交換した記憶が有ります。
ほんの少しチェーンと擦れた痕跡がスライダー表面に残っていますが
全て同時交換する事にします。
クランク側のスプロケットを抑えているワッシャーは
純チタン材5o厚のワンオフ製作ワッシャーです。
チタンワッシャーとチタン合金ボルトはこのまま使います。
http://sea.ap.teacup.com/applet/933style3/20110116/archive
http://sea.ap.teacup.com/applet/933style3/20110119/archive
オルタネータ側のダンパー。
経年により、ダンパーのゴムが硬化してしまっています。
転がしたら、コロンと、硬質プラスチックの様な硬さと音がしました。
画像の下側が新品のダンパー。
ゴムの弾力が有ります。
大きさを比べると、新品の方が少し大きいです。
いや、使っていた物が経年により縮んでいたって事ですかね。
ダンパーに挟まるカップリングは、これまで付いていた物を
清掃して、そのまま使います。
取り外したチェーンと、スプロケットと、オルタネータカップリング。
オルタネータカップリングは、裏側がスプロケットになっています。
いちおう、3点セットとして交換します。
取り外したチェーンの新旧を並べてみました。
上:新品チェーン
下:使っていたチェーン
チェーンをよーく観察すると、著しく長さが変わっている訳では
無いですが、画像下側の古いチェーンの方が
若干、新品のチェーンよりは長い様な気がします・・・
長さの計測はしてませんでしたが、交換時期としては適切だったかな?
新品のチェーンとスプロケットとカップリングは
MEISTERのエンジンOILを十分に塗布して、予め潤滑おきます。
カップリングを固定していた鉄ナットです。
ZRX1100についていた物(厚さ10o)
重量:10.2g
実は、ZRX1100に使われていた純正の鉄ナットは既に廃盤になっていて
ZRX1200と共通の新しい物に変わっていました。
純正品番:315BA1600
重量:15.9g
この新しい鉄ナットは、厚さが13o有ります。
(古いナットよりもプラス3oの勘合長が余分に有る事になる)
で、この新しいナット(厚さ13o)と同じ寸法で
ベータチタニウムにチタン合金でワンオフ製作してもらいました。
画像左側がチタン合金ナット。
製作料金は・・・4200円+送料程度です。
重量:8.2g
ZRX1100の鉄ナットから、ナットの勘合長がプラス3o増えても
重量を差し引きすると、いちおう
マイナス2.0gの軽量化。
微妙〜(汗)
ZRX1200用鉄ナットと比べると、ワンオフチタン合金ナットは
マイナス7.7gだから、まあ、納得の範囲ですかね(笑)
全て組み付け完了。

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