私のZRX1100に装着している社外ステップは、リアブレーキマスターの
リターンスプリング用として、何処か見覚えが有る様な
スプリングが使われています。
ショップオリジナルのステップの状態では、リターンスプリングは
レッドに塗装されています。
このスプリング、以前に交換した使用済クラッチスプリングと比べたら
スプリングの線径、自由長が非常に似ていました。
捨てる予定だった使用済のクラッチスプリングの内、
1個を取っておいたので、ちょっとイメージチェンジのつもりで
スプリングの色を変更してみる事にしました。
塗装に密着を良くする為に、スプリングの表面は#600の耐水ペーパーを
軽く当てて素材表面を慣らしておいてから、
今回は、素材と塗装の密着を良くする為のプライマー材としては有名な
「ミッチャクロンマルチ」を使用してみました。
ミッチャクロンマルチは使用した事が無かったので、
まずは小物部品に使ってみて、どんな場面なら効果的なのか?
学習しておく側面もあった・・・と言う事です。
スプリングの塗装色は、レッド→ブラック系に変更です。
今回使用する塗料に耐ガソリン性は無い様なので、
ブレーキフルードやガソリンがスプリングに付着しない様に
気を付ける必要が有りますが、塗装面にあまり神経質になる
部品でもないので、塗装が剥がれたら、また塗装すればよいと
楽観的に考えております。
※塗料はブラックメタリックXとなってます。
スプリングの塗装は意外と面倒で、スプリングの陰になり
塗装が均一に乗らない部分が出来るので、少し塗装しては
ドライヤーの温風を当てて乾かしてから、上下逆さまに
スプリングを置き直して、再び塗装を繰り返す作業を行いました。
作業工程数が増える事を見越して、1回あたりの塗装は薄くなる様に
心掛けていましたが、均一な塗装面に仕上げようと思っていたら
割と厚めの塗装となってしまいました。
ブラックメタリック系の塗料ですが、思いの外、真っ黒な仕上がりで
塗装の途中でパールを少し吹いて、また、ブラックメタリックの
塗装を上から吹いてみました。
塗装作業の途中でパールを入れた事に大した意味は無く、
ただ何となくソリッドな黒では味気ないと思ったからです。
それから十分に乾燥する期間を経まして、交換作業に入ります。
スプリングと塗装の密着度は良好です。
塗装が剥がれてしまう様な雰囲気は有りませんでした。
スプリングの自由長は、黒い方(ZRX1100のクラッチスプリング)が
約2o程度、赤いスプリングよりも長い様です。
と言う事は、このステップKITのリアブレーキマスターの
リターンスプリングは、ZRX1100のクラッチスプリングでは無い!?
まあ、実用上の問題は無い事から、黒いスプリングのセット長は
赤いスプリング使用時と同じ高さに合せてみました。
リターンスプリング交換前と交換後のブレーキフィーリング
つまり、ペダルを踏んだ時、ペダルを放した時の感触に違いは有るものの
身体が馴染めば、違和感は残らない程度の差異でした。
スプリングの交換作業にあたり、各部品を清掃して、磨いてから
組み込んでいるので、意外と作業時間が掛かりました。
他のステップを装着している方から見れば、どうでも良い事ですが
赤いスプリングの方がアイキャッチとしては良いかもしれませんが
車体全体とを通しての色合いマッチングで見れば、
変更後の黒いスプリングの方が、ステップ周辺パーツも黒いので
(スイングアームやブレーキホースなど)
見た目的にも馴染みが良いかと思います。

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