KAWASAKI ZRX1100用のオーリンズRツインショックS36PR1C1L(HO417)は
2010年当時、NEW GENERATION TWIN SHOCKと呼ばれていた
オーリンズの第3世代型のリアサスペンションです。
基本的な状態は、過去記事として残してありますのでコチラからご覧下さい。
http://sea.ap.teacup.com/applet/933style3/20100714/archive
2015年現在、S36PR1C1Lと呼ばれていたサスペンションは
「GRAND TWIN Type S36PR1C1L」と覚えやすい名前が付いてました。
リアサスペンションのセットアップも、ブログ記事上ではプリロード調整のみ
となってまして、早めに続きを書かなければ・・・と思いつつも
PCが壊れてデータが消えてしまったので、中々更新が出来ませんでした。
まずは、リアサスペンションのダンパーリバウンド側(伸び側)の調整から。
マニュアルの推奨値では20段となっています。
S36PR1C1Lのリバウンド側の調整幅は30段階調整。
指先のチカラで軽く調整ダイヤルを締め込んで行き、
もう動かないポイントまで締めてから、今度は緩める方向にダイヤルを回して
最初にカチッと動いたポイントが「1段目」です。
ちなみに、カチッ、カチッと緩める方向にダイヤルを回していくと
調整幅30段階を過ぎても、止まる事無くカチッ、カチッとダイヤルが
回ってしまい、今何段目にあるんだろう?と混乱してしまうので
一度締め込んだ状態からの戻した段数でリバウンド側の調整を
管理した方が、私は判り易いと思います。
2015年現在の状態でのリアサスペンションのリバウンド側の調整値は
「16/30」と書いておきましょうか。
※リアサスペンションのリバウンド側のダンパー調整は
出先でも工具無しで微調整出来るので16/30は流動的な値です。
オーリンズのマニュアルでは、必要に応じて2段階位ダイヤルを回して
調整方向を確認した方が、判り易いだろうと書いてあった気がします。
社外スイングアームに換装した私のZRX1100に
jp-akai製リアタワーバーを装着してから、車体がしっかりしたせいか
特にそう感じますが、ダンパー調整の1段階ダイヤルを回した時の
変化の幅がかなり明確に感じ取れます。
それ以外にも細かく手を入れていますので一概には言えませんが
スイングアームのしなり、フレームのしなりが若干少なくなり
サスペンションの占める仕事量が増えた・・・そんな感じです。
続いて、コンプレッション側(縮み側)の調整。
マニュアルの推奨調整値は15段。
S36PR1C1Lのコンプレッション側の調整幅は20段階調整。
念の為に、調整幅を調べてみると、左右のサスペンションとも
カチッ、カチッと回してみると全部で23段階有りました。
20段階〜23段階までが本当に機能しているのか?不明ですし
マニュアルでは締め込んだ状態からの戻した値としているので
2015年現在のサスペンションのコンプレッション側(縮み側)の
調整値は
「14/20」としておきます。
※リアサスペンションのコンプレッション側のダンパー調整は
出先でも工具無しで微調整出来るので14/20は流動的な値です。
2015年現在のリアサスペンションの状態はこんな感じになりました。
フロントとリアの関係は、互いにシーソーの様な関係に有り
どちらか一方を調整すると、もう一方にも影響を及ぼすので
プリロード1o、1クリック、を変更するだけでも
確認する事項は非常に多いので、エンドユーザーはひたすら検証して
自分に合ったセットアップ値を見つけ出す・・・に尽きます。
そう書いてはおきながら、面倒な事はなるべくしたくないので(笑)
自分が経験してきた事は、記憶が薄れない内にブログ記事として
残しておくのが、一番の近道ではないのかと思ってます。
<追記>
・プリロード調整
マニュアルではスプリングのプリロードは21oですが、
この数値、そもそも計測ポイントが判らないので
私独自の計測ポイントを設けて、現在の調整値
26oとしています。
・サスペンション全長
マニュアルでは365o(車高調整機構で+8o/-2oまで可動)
これについては変更無し。
フロント編に続きます。

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