金木犀の花は、蕾でも微かに香りが漂っています。
あと一週間もすると、花も開いて一層、金木犀の香りが広がるでしょう。
バイクに乗るには丁度良い気候ですね。
最近、と言っても、バイクに乗る機会がめっきりと減ってきているので
9月初め頃の事ですが、交通の流れが比較的良くない区間で
ストップ&ゴーを繰り返していたら、水温警告灯が点灯しました。
交通の流れが良く、ラジエターにも十分に走行風が当たる区間では
全く気にならなかったんですけどね・・・
水温計は付いて無いので水温は判りませんが、
エンジンOILの油温計の温度上昇もかなり高くなっていました。
(油温計で115度近辺まで上昇)
水温警告灯は、温度上昇時は112度〜118度で導通(ON)
温度下降時は108度〜111度で絶縁(OFF)となっています。
私のZRX1100の主だった冷却系統部品は、ほとんど交換しているので
水温警告灯が付く原因が、あまり、思い当たらなかったのですが、
そういえば、キャブレターヒーター経路を取り外した際に
クーラントバルブは残しておいたままでした。
このクーラントバルブ、ZRX1100の新車時1998年〜2015年までの
約17年間も継続使用していたので、経年劣化で壊れていても
不思議では無い事だと考えて、交換してみる事にしました。
このクーラントバルブは、ウォーターポンプ側の冷却水パイプから
キャブレターヒーターへと繋がる経路の途中に設けられています。
キャブレターを経由した冷却水は、クーラントフィルターを通過して
インテーク側の冷却水パイプへと戻る構造となっています。
サービスマニュアルに目を通すと、クーラントバルブは
通常はバルブが開いていて、冷却水の温度が70度になるとバルブを閉じて
冷却水が流れない構造の様ですね。
社外のレーシングキャブレターに交換した際は、
この部分の冷却水経路を塞いでしまうケースも有る事なので、
クーラントバルブが閉じた状態で壊れても、
クーラントバルブが開いた状態で壊れても、
いずれの場合でも、水温上昇に関しては、さして影響は無いだろうと
考えていたので、中々、クーラントバルブを交換しようと思うまでには
考えがまとまりませんでした。
クーラントバルブ(49116-4081:バルブアッシ:税込み5033円)
クーラントバルブ新品の値段が、思ったよりも高くて(汗)
ホース同士を、パイプでジョイントした方が安上がりかな?とも
考えたんですが、トラブルシュートは、一見、関係無い様な事でも
一つ一つ検証する以外に、問題解決に近づく道はありませんので
クーラントバルブの新品を、古いクーラントバルブと交換しない事には
本当の原因には、辿り着かないだろうと言う事ですね。
冷却水が漏れても困るので、クランプも新品にしました。
クーラントバルブの両端のホースは、ホースクランプを使い
冷却水の流出を抑えつつ、クーラントバルブの交換をしました。
多少冷却水が出てしまったので、不足した冷却水を注入した後
エア抜きを行いまして、交換作業は完了。
前回、水温警告灯が点灯した時とほぼ同じ様な、
交通の流れがあまり良くない区間でストップ&ゴーを繰り返して
同じ状況を再現して確認したところ、
・冷却ファンの動作は確認。
・水温警告灯の点灯は無し。
・油温計は95度付近まで上昇。
※ちなみに、天候は晴れで、外気温は30度位、有ったので
水温警告灯が点灯した時とは、ほぼ同じ環境下でした。
油温計で見る限り、エンジンの温度上昇は前回ほど高くない
適正な範囲内で収まっている様にも思えるし
今回のクーラントバルブ交換で直った様な気もしますが、
もう少しロングランで検証してみたいですね。
走行距離:139410q

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