私のZRX1100に装着しているWheelieクラッチカバー(ワンオフ製作物)の
エンジンOIL点検窓の保護カバーは、クラッチカバーの製作時期により
幾つか仕様が異なりますが、このクラッチカバーには
ステンレス材をレーザー加工した物が使われていました。
通常のWheelieクラッチカバーは、鏡面バフ仕上げの製品のみですが
製作時にブラック塗装を施された・・・と記憶しています。
このOIL点検窓の保護カバーもブラック塗装されているのですが
ステンレス材が塗装の密着が弱いみたいで、少し剥がれた塗装を
タッチアップで補修しながら使用してきました。
そう言えば、随分前に、カーボン板の端材が有ったので
これで保護カバーを加工すれば、面白いんじゃないか?と思い
実物の保護カバーから型紙を取って、加工する準備をしてました。
加工する下準備をしておきながら、すっかりと忘れていまして
約2年近くは放置していました。
忘れっぽいのは老化現象ですかね?(汗)
カーボン板の端材と言っても、カーボンクロス1枚しかなく
後はほぼFRPと言っても良い物なので、加工自体はそう難しく無いです。
大まかなラインはカッターで切れ目を入れて整えて
3箇所の穴はドリルで下穴を開けてから、丸棒ヤスリと、半丸ヤスリで
型紙に近い形状まで仕上げます。
ステンレス材の保護カバーは、形状が非対称になってますが
型紙からカーボン板に転写する際に、裏表を逆にしたみたいで
クラッチカバーと合わせたら・・・アレッ⁉
幸いにも、3箇所の穴位置は対称だったので、カバーの外形を更に削り
調整する事で、何とか大丈夫なところまで形を整える事が出来ました。
加工した端面を耐水ペーパーで整えましたが、
今一つ、白っぽい?気がして(ほぼFRPだからなのか?)
マジックで黒く塗ってみました。
取り外した、元から着いていたステンレス材の保護カバーは
もう少し、素材と塗膜の密着が高い施工方法が無いものか?
探してみて、試してみようかと考えてます。
いちおう、重量を計測しておきました。
ステンレス材の保護カバーの重量:13.5g
今回加工したカーボン材の保護カバーも重量を計測しておきました。
カーボン材の保護カバーの重量:2.1g
差し引きで
マイナス11.4gの軽量化です。
デジカメのフラッシュを当てると、カーボンクロスの織目が浮き出ますが
クラッチカバー自体は黒いので、普段は保護カバーも黒く見えます。
保護カバーの形状は、手作業ならではの凸凹な感じも残りまして
カーボン板の端材を使用した事で、カーボンクロスの織目が斜めですが
言われなければ判らない・・・そう言う事にしておきましょう(笑)
冬場の時期は、寒い事と路面状況があまり良くないので
DIYネタもたまには良いですかね。

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