10月は雨続きで、ほとんどバイクに乗れず、メンテナンスも青空ガレージでは、作業出来ませんので、ブログ記事更新も完全にストップしておりました。
11月に入り、朝晩の寒暖差は大きくなりましたが、天候の方もどうにか落ち着いたみたいなので、バイクに乗る事も、メンテナンスの方も、ほんの少し、見通しが立ちそうな気がしてきました。
外装一式が私の手元に届いてからもう数ヶ月経ちますが、その仕上がり状態には幾つかの不満がありました。テールカウルの後ろ側はカーボン素材を生かした状態でブラックアウトになってますが、この表面が、いわゆる「ゆず肌」になっていて、塗装表面に細かい凸凹が残ったままになっていたんです。移り込む影もシャープさが足りません・・・
マルで囲んだ反対側(右側)は、クリアを拭いたままの状態でも、もう少し表面は滑らかだったので、磨き作業の下処理(ペーパーによる水研ぎ工程)を省いた、或いは、完成後のチェックを怠った、或いは、この程度の仕上がりで問題無い?等々の手抜き感が否めません。仕事の揚げ足取りをするつもりは無いですが、本当にこの様なポイントが幾つも有るので、外装一式の仕上がり状態は残念でなりません。
塗装表面のゆず肌は、バイクに乗る度に気になるポイントでもあるので、私が修正を試みる事にしました。手持ちで一番目の細かい耐水ペーパー#2500が有りましたので、これで塗装面のゆず肌を平らに均してみます。テールランプはペーパーが当たりそうな部分をマスキングテープで養生しておいて作業に入ります。
ちょっと画像では判別し難いですが、均一に#2500の耐水ペーパーを当てているので表面の艶が無い状態になっています。カーボン生地に映り込む影の状態が作業経過の目安になりますかね。
概ね、ゆず肌は平らになったと思い、次に鏡面コンパウンドで磨き上げます。耐水ペーパー&コンパウンドも非常に細かい部類を使用しているので、やり過ぎてしまう心配は無いのですが、作業の進み具合はあまり早くない・・・
指先でゆず肌の表面を触り、状態の確認したところ、もう少し凸凹を平らに出来そうだったので、もう一度、耐水ペーパーを当ててからコンパウンドで磨きます。表面に移り込む影もだいぶシャープになってきましたね。この状態から更にコンパウンドで磨き込みに入ります。
今回作業したテールカウル表面の油分を取り除き(コンパウンドに含まれるもの)ガラス系コーティング剤を施工します。
太陽の光の当たり具合が、作業前の状態とは異なりますが、ブラックアウトしたカーボン柄もクリアに見えているし、写り込む影のシャープさもバッチリに仕上がりました。各々の外装パーツの塗装仕上がりクオリティが、このレベル付近に有ると心持ちも随分違います。
少しバイクから離れて観察すれば、その違いなんて他人からは判らないレベルの拘りなのでしょうが、私が気になるポイントは、なるべく手を加えて直していきたいと思います。

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