前回は2017年8月に冷却水の交換を行っているので、約11ヶ月のインターバルでの交換作業となります。今年は梅雨明けが6月末に有りましたので例年よりもかなり早い梅雨明けですね。7月初めからの猛暑が続いていますので、8月頃に作業予定だった冷却水の交換作業もすこし早めにしてみました。
冷却水を排出します。
使用しているMOTOREXアンチフリーズ(色はブルーグリーン)に、色や臭いの変化は認められませんでした。
ラジエターキャップは純正品を使用しましたが、確認したところ、特に問題無い感じでしたので、今回、交換は行わずに継続使用します。
冷却水を抜いたタイミングで確認しておきたいのがこのフィルターです。
常に熱が加わるので、数年も経過すれは半透明の樹脂のフィルターカバーも硬化してしまい、脆くて割れ易くなっています。出先での不意のトラブルに見舞われない様に定期的に交換した方が良いでしょう。
中に入っているフィルター本体です。黒っぽく見えるのが汚れで(ほとんどが塗装膜が剥がれた物)ちゃんとフィルターのアミにキャッチされていますね。これを清掃します。
これが清掃後のフィルター本体です。
フィルターが目詰まりしてしまうほど汚れが堆積してしまうと、行き場が無くなった冷却水がフィルターとホースの繋ぎ目から冷却水が噴き出す事が起きないとも言えませんので、定期的な清掃は必要だと思います。
今回の冷却水交換作業で、この部分のフィルターを取り去るつもりで作業を進めていたんですが、純正キャブレター〜純正エアクリーナーBOXの隙間が思ったよりも狭くて、私の手が入らない事が判明しました・・・一応、脳内のシュミレーションでは、サクッと作業完了しているはずだったんですが。
フィルター機能の役目も果たしている事だし、この部分の改修は時期を見て改めて計画する事にします。
さて、今回使う予定の冷却水はMOTOREXアンチフリーズを注文したはずですが、届いたのはMOTOREX COOLANT M5.0と言う製品でした。
MOTOREX製品の販売元のデイトナの日本語サイトで見る限り(20189年7月21現在)アンチフリーズは有りますが、COOLANT M5.0と言う製品は無いです。
http://www.daytona.co.jp/brand/motorex/chemical/index.html
それならばとMOTOREX本国サイトを見ると・・・COOLANT M5.0は有るようです。
https://www.motorex.com/en-us/moto-line/coolant/coolant-m50-ready-to-use/
公式アナウンスは無いですが、国内在庫のアンチフリーズが無くなり次第、COOLANT M5.0に切り替えている最中と言ったところでしょうか。アンチフリーズの価格が1Lで1700円、COOLANT M5.0の価格が1Lで2000円になっていたので、価格改定もあるようですね?
COOLANT M5.0の色はブルーグリーンでアンチフリーズと同じ。
MOTOREX「COOLANT M3.0」の製品は、他の不凍液と混ざらない様に流水で洗浄する旨が日本語サイトに出ていましたが、COLANT M5.0には表記も無いので、同一の製品に様に見えるアンチフリーズと、COOLANT M5.0は混ぜても大丈夫ですかね!?
まあ、自己責任で使う事にします。
私のZRX1100に使用しているBigラジエターは、ホース出口がラジエター最下部には無い関係上、ラジエターを取り外さない限り、多少の冷却水がラジエター内部に残ってしまう構造なので、冷却水の交換と言っても、排出した分の冷却水を補充するスタンスで作業を行っています。
それ故に、毎年冷却水の交換を行った方が何かと安心しますね。手持ちのアンチフリーズが1.5L、これにCOOLANT M5.0を約1.5Lほど使い、合計で約3Lを使いました。
先日、サイドカバーに穴明け加工を行ったので、冷却水の補充程度ならサイドカバーは外さなくても作業出来ます。
リザーブタンクの冷却水の残量もOK!
冷却系統内のエア抜き作業でエンジンを掛けるついでに、キャブレターの同調作業も行いました。まあ、暑い時期なので軽く微調整する程度です(1#だけほんの少しズレていたので調整)
走行距離:146958q

6