キャブレターのOH続きです。
純正部品が揃うまでに時間が掛かり、分解&組み立てのまとまった時間が取れるまで作業を中断してましたので、記事を書くのが遅くなりました。
新品部品の点数が多いのですが、主だった純正部品は以下の通り。
・43028-0017:ダイアフラム,4.9MM,エア カツト バルブ×2個
・92055-1245:リング(0)×2個
・92144-1885:スプリング×2個
・92005-1288:フイテイング
・92005-1310:フイテイング×2個
・92005-1314:フイテイング×2個
・13169-1871:プレ-ト
・16016-1090:プランジヤ×4個
・16014-1080:スクリユ-(パイロツトエア)×4個
・16031-1077:フロ-ト×4個
・92055-1222:リング(0),フロ-ト チヤンバ×4個
・16126-1338:バルブ,バキユ-ム×4個
・16007-1117:シ-ト(スプリング),スロツトル バルブ×4個
・13280-1054:ホルダ,ニ-ドル ジエツト×4個
・92064-1101:ジエツト(パイロツト),#35×4個
・16030-1057:バルブ(フロ-ト)×4個
・16044-007:クリツプ×4個
・92037-1104:クランプ,ホ-ス
・92191-1007:チユ-ブ,フユーエル
・92191-1118:チユ-ブ,エア ベント×2個
・92037-1682:クランプ×2個
現状でそのまま使えそうな部品は再使用、または必要に応じて後から部品手配しようかと考えています。
交換後の純正部品です。
純正キャブレターの保存状態が良かったせいか、ボディの腐食も無く、各部品の状態も経年劣化を考慮すれば悪くない状態と言えます。
バキュームピストンのスプリングとジェットニードルはダイノジェットKITの新品を使います。
メインジェットは、POSHからケイヒン6×8丸の純正オーバーサイズが新品で出ていましたのでこれを使います。社外品のオーバーサイズのメインジェットなどもいつ廃盤で手に入らなくなるかもしれないので、新品が手に入るなら躊躇している場合ではないと思います。
キャブレター連結用ボルトはチタン合金に変更。
・純正鉄ボルトM6×15o:8個=35.8g
・純正鉄ボルト(スプリングワッシャー付き)M5×10o:8個=20.8g
・チタン合金キャップボルトM6×15o:8個=24.4g
・チタン合金キャップボルトM5×10o:8個
・チタン合金M5スプリングワッシャー:8個
合計で12.9g
キャブレター連結ボルト2種類で
マイナス19.3gの軽量化
エアカットバルブカバー固定ボルトもチタン合金ボルトに変更。
・純正鉄ボルト(スプリングワッシャー付き)M4×10o
2個使用×2セット:4個=5.0g
・チタン合金テーパーキャップボルトM4×10o:2個×2セット
・チタン合金M4スプリングワッシャー:2個×2セット
合計で3.8g
エアカットバルブカバー固定ボルトで
マイナス1.2gの軽量化
スロットルケーブル保持プレート固定ボルト
・純正鉄ボルト(スプリングワッシャー付き)M5×10o=2.5g
・チタン合金ボルトM5×10o
・チタン合金M5スプリングワッシャー
合計で1.7g
マイナス0.8gの軽量化
※純正鉄ボルトのネジ山にロック剤が付いていたので、チタン合金ボルトを組む際に低強度のロック剤を塗布して組み込み。
キャブレターフロートチャンバー固定ボルト
・純正鉄ボルトM4×15o:4個×4セット:16個=23.3g
・チタン合金ナベボルトM4×15o:4個×4セット:16個=15.5g
マイナス7.8gの軽量化
キャブレタートップチャンバー固定ボルト
・純正鉄ボルト(スプリングワッシャー、プレーンワッシャー付き)
M4×18o:4個×4セット:16個=39.2g
・チタン合金ナベボルトM4×20o:4個×4セット=16個
・チタン合金M4スプリングワッシャー
・チタン合金M4プレーンワッシャー
合計で24.8g
マイナス14.8gの軽量化
※実際にボルトを組み込んだら、キャブレターの連結ステー(エアクリーナーBOX側)に当たってしまうので、16本使用の内、8本を短く追加加工しました。
純正キャブレターのチタン合金ボルト化による合計で43.9gの軽量化となりました。
ボルト単体重量が小さいので、そう大きな軽量化には繋がりませんでしたが、純正鉄ボルトの頭部をナメてしまう率が高かったので、これの対策の意味合いが強かった訳です。
キャブレターのドレーンスクリューは特殊形状だったので手配していませんでしたが、全体の約8割位はチタン合金ボルト化出来たでしょうかね。
残りは今後の課題という事にしておきます。
純正キャブレターボディの表面は割とザラついた感じだったので、磨き込み過ぎない程度にボディ表面を耐水ペーパーで慣らして整えておきました。
純正キャブレターの1番、4番に付いているエアカットバルブカバーは2個とも、カバー表面を鏡面仕上げに磨いて組付けました。4番側は外から見る事は出来ないですが、自分が判っていればそれで良いです。
こんな感じで予備の純正キャブレターをベースとしたOH作業はひとまず終了です。
純正のインテークマニホールド、エアクリーナーダクトは、必要な分を新品で用意してあるのでもう少し温かい春頃になったら、キャブレターの換装作業を行う予定でいます。

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