早朝から夜まで仕事に追われる毎日を過ごしていますが、あっという間に黄金週間の直前になってしまいました。
外装一式をリニューアルする為に塗装依頼をしていた「仕事」が、完成まで2年半も時間が掛かってしまい、私自身のモチベーションもかなり下がっていました。今回の作業も本来の私の構想では、とっくに終わっていたはずの作業なのです。
失われた時間は戻ってきませんが、また少しづつ手を加えて行こうと思いまして、サイドカバーのプチ加工をする事にしました。
加工するのは左側サイドカバーの方でして、ココには冷却水のリザーブタンクが収まっています。私のZRX1100には、チタン素材でワンオフ製作したスペシャルなリザーブタンクを使用していまして、注入口に合わせて、サイドカバーにも「穴」を開ける事で、サイドカバーを取り外す事無くクーラントの補充が行える事、見た目的にも少しアピール出来るかな?なんて事が動機なんです。
画像だとノギスの数値が読み取り難いですが、注入口の外側で26.5o有りましたので、サイドカバーの穴は若干これより大きい位にしようと思います。
注入行を中心に十字にテープを貼り付け、大まかな位置出しを行います。
今度はサイドカバーをバイクに装着した状態で、位置出ししたテープに沿って、サイドカバーにもテープを貼り付けて、これを目印として加工していきます。
キズ防止の為、マスキングテープで養生して、大体、穴の中心辺りを目掛けてドリルで下穴を開けます。
この段階での穴の中心位置はさほど重要ではありませんが、サイドスタンドを掛けた状態で、メンテナンス作業が行い易い状態。つまり、バイクが少し斜めに傾いた状態でリザーブタンクの注入口とサイドカバーの穴が、丁度センターに来る感じで仕上げていきます。
丸棒ヤスリと半丸ヤスリで穴を少しづつ拡大していって、文字通り、穴位置の擦り合わせを行います。
サイドカバーの穴が、大体26o位になりましたので、穴位置確認の為にサイドカバーをバイクに装着してみたところ、若干、下気味な感じですね。
サイドカバーの穴を30o位まで拡大しましたが、もう少し上側を削り込んで調整出来そうです。
サイドカバーが平面では無く立体なので、何内も確認しながら作業しました。だいぶ穴が大きくなりましたが、穴位置もセンターに来た感じだし、メンテナンス作業にも影響ないでしょう。
サイドカバーにあけた穴の裏側ですが、丁寧に作業したつもりでもバリが出ているので、これを仕上げます。
耐水ペーパー#600、#800、#1000、と段階的に細かくして、加工面のエッジが無い様に仕上げました。まあ、裏側は見えない部分ですが、ZRX1100は私自身がメンテナンス作業を行いますので、怪我予防の為に仕上げています。
サイドカバーの表側(ふだん見える側)は、細かい傷でも目立つので、より慎重にバリを仕上げます。
耐水ペーパー#600、#800、#1000、で段階的に仕上げて、この後、鏡面コンパウンドで磨き込みました。
これでサイドカバーのプチ加工はおおむね完了です。興味が無い方には何も変わらない様に見えて、他のバイクとはちょっと違うぞ的な雰囲気も出ているでしょうか。
ZRX11Rのロゴは、やや後ろ寄りに貼り付けていたのは、この穴あけ作業を考慮しての事でして、見た目のバランス的にも、そう悪くない感じになっています。
ちなみに、真上から見下ろしてみると、サイドカバーの穴とリザーブタンクの注入口の位置関係は、離れ気味で隙間が多めになっていますね。
サイドスタンドを掛けて、少しバイクが傾いた状態では穴位置がセンターに来ていますので違和感は有りません。これでまた一つ、作業しようと思って放置していた作業がカタチになりました。
バイクの確認に近所のピエロ公園をパトロール。
走行距離:146374q

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