最近ほとんどバイクに乗っていなかったので、気が付くのが遅れましたが、純正スイッチボックス兼スロットルホルダー側のワイヤーの遊び調整部分(素材はプラスチック)が割れていました。
2020年の2月頃にブレーキホースのレイアウト変更で、スロットル周辺を作業していたので、何かの拍子にぶつけた際に割れてしまった可能性が有ります。
中々バイクに乗る機会も無かったので、気が付くのが遅くなりましたが、思い返せば、スロットルも若干重かった様な気もします。
と言う訳で、新品のスロットルケーブルを手配しました。
・純正品番:54012-0015:ケーブル(スロットル)オープニング
・純正品番:54012-0020:ケーブル(スロットル)クロージング
ちなみに前回のスロットルケーブル交換は2009年の12月でした。
https://sea.ap.teacup.com/applet/933style3/20091214/archive
スロットルワイヤーを取り外します。
スロットルケーブルはエンジンオイル(MEISTER 3000AX:10w40)を使用して、予めワイヤーを潤滑しておきました。
今回は車体からキャブレターを取り外さずにスロットルケーブル交換を行います。
作業スペース確保の為に燃料タンク、イグニッションコイルは外しておきます。
非常に狭い部分に、ワイヤーのタイコ部分の脱着が有るので、ちょっと時間が掛かりましたが、マイナスドライバーと割り箸2本を駆使して何とか交換完了しました。
めっき部分の光沢が有る方が新しく入れ替えたスロットルケーブルです。
スロツトルケーブルは、オープニングとクロージングそれぞれ1本づつ用意しましたが、ワイヤーの状態も良好だったので、物理的にプラスチック部分が壊れたオープニングのみを交換しました。クロージングのスロットルケーブルは予備部品として残して置きます。
スロットル周辺を分解したついでにハンドルバーの摺動部分のメンテナンスです。
グレーの部分は摺動抵抗低減の為にwpc処理を施してあります。基本的にこの部分はドライ状態なのですが、防錆目的と若干の摺動抵抗を抑える為に、シリコンスプレーを塗布後にウエスで拭き取る感じにしています。雨天走行はしませんので、こんな感じでも大丈夫だと思います。
取り外したスロットルケーブルを観察。
前回のスロットルケーブル交換から10年以上経過していたので、プラスチック部品の経年劣化と言えなくも無いですが、ブレーキホースのレイアウト変更が2月の寒い時期だったので、衝撃には弱くポロッと折れてしまった感じでしょうか。
ハンドルを左右に切り返した状態で、スロットルの戻り具合を確認しまして、近所を軽く一回りして異変が無い事が確認出来ましたので作業完了です。
キャブレター本体を車体から取り外さずに、スロットルケーブルの交換を行いましたが、結構時間が掛かり面倒でしたが何とかなりました。
まあ、これも経験値アップと言う事になるでしょうか。
走行距離:150261q

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