いや〜寒い日が続きますね。
青空ガレージだと、早朝からの作業は寒すぎて無理なので、ある程度太陽が昇ってこないと作業出来ませんので、実質的な作業時間が多く取れないのが難点ですね。
現在使用中のBERINGER BR14ブレーキマスターですが、マスターとリザーブタンクを繋ぐ部分のシール付近からフルードが滲んでくる様になりました。
クラッチマスター側は一度もフルード漏れは無いのですが、どういう訳か?ブレーキマスター側はフルード漏れが続きます・・・
フルード漏れの症状をもう少し細かく見ると、常にフルードが漏れ続けている訳では無く、フルードが漏れたり、漏れなかったりしていまして、フルードが漏れている時のブレーキタッチは柔らか目で、ブレーキの効きも甘いです。
この症状が現れ始めて数ヶ月様子を見ていましたが、原因に思い当たる様な事が想像し難くて困っていたところです。
これまでに同じ部分のフルード漏れは過去2回ありました。
マスターシール交換 2015年11月
https://sea.ap.teacup.com/applet/933style3/20151116/archive
L字ニップル割れ 2017年5月
https://sea.ap.teacup.com/applet/933style3/20170529/archive
いずれも、マスターOHキットの部品を使い、自分で部品交換したのですが、手持ちのマスターOHキットに含まれるマスターシールとL字ニップルは全て使い切りましたので、在庫ゼロの状態です。
ネットで部品を検索していたら、2015年当時には部品設定が無かった(と思う)マスターシールとL字ニップルが、単品での部品入手が可能な事が判りました。
現在のBERINGER製品の輸入元PLOTにて手配した部品が来ました。
BERINGER BR12.14/CR12.14
マスターL字ニップルキット
REP-BRLN
800円(税別)
BERINGER BR12.14/CR12.14
マスターシール
REP-BRRB
500円(税別)
新品部品の検品を兼ねて、使用していたL字ニップルと比べてみます。
使用中だったL字ニップルの方に異変が起きてますね?
マスターシールに埋もれている部分が凸凹に荒れています。
確かこの部品は、装着する時も、取り外す時も、手作業で行っているので、この様な変形は考え難いんですが・・・
新品のL字ニップルは問題無し。
マスターシールも新品の検品を兼ねて、使用中のマスターシールと比べてみます。
マスターシール横の申し訳程度に凸っている部分も特に気になる様な部分は無いですね。
マスターシールの階段形状の部分を念入りに観察してみると、中心の穴に向かって亀裂が入っていました。
この亀裂だと、フルードが漏れたとしてもおかしくない気がします。
自分の作業ミスの可能性もゼロではないですが、マスターシールを外す時はシールピックツール(先端が丸い形状)を使っているし、シールを入れる時は手作業なので、ボディにシールを組んだ状態では、シールに亀裂が入っている状況が考え難いんですよね?
まあ、ゴム部品や樹脂部品は、経年劣化が行き成り来る事が起こり得るので、致し方ないのでしょうか。
新品のマスターシールは問題無し。
どうやら、使用中のマスターシールと、L字ニップル両方の部品に不具合が有った様なので、良い部品に交換さえすれば、問題解決となりますが。
ブレーキマスターに部品を組み込みます。
ゴム部品や樹脂部品の滑りを良くさせる為に、極少量のSUPERLUBEを塗って組み込みました。
ブレーキマスターの装着や、ブレーキライン内のフルードのエア抜き作業は、手が汚れている為、画像が無いので省略します。
見た目の変化は無いですが(エアフリーバンジョーボルトのキャップが変わってますが)、いちおう、近所をパトロールした限りではフルードの漏れは無し。ブレーキタッチの変化無し。
後はロングランで経過を見てみたいと思いますが、ノーガードだとちょっと怖いので、念の為、ティッシュをシール周辺に巻いて様子を見たいと思います。
走行距離:1149747q
今後、ブレーキマスターのマスターシールに問題が出なければ、フロントブレーキのライン形状を少し変更してみようかと構想中です。セパレーターを使うと、部品点数は多くなりますが、コンパクトに収まると思うので、少しづつ部品を揃えています。
セパレーターを使うと、現在使用中のボルトの長さが不足するので、新しい仕様でのボルトの長さの採寸中の図です。

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