2018/9/26

(5)最初期ミミング8本入り  ミミング

 1939年、それまでの広告会社とは別にナイフ販売専門のガーバー・ハンドメイド・ブレード(Gerber Hand Made Blades)が創立されます。主にデビッド・ゼパニヤ・マーフィー(David Zephaniah Murphy)のナイフを販売するようになり、ポートランドで造られていたBARTEAUX(バートゥー)というナイフメーカーのナイフも当時、ガーバー社で販売されています。
 主に、切り盛り用のカービングナイフ(Carving knife)が製造されました。ナイフに名前はありませんでしたが、ジョイユース(Joyuse)、バルムンク(Balmung)とエクスカリバー(Excalibur)及びミミング(Miming)の原型となります。発売当初は刻印は無く、1940年に左側のみに『GERBER』と記されます。
 今回紹介する8本入りウオールナットボックスは、付属のカタログから販売されたのは1941年だとわかります。入っているミミングは1939年から’40年に製造されたもので、ハンドルに銘は入っていません。

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 ミミングの最初期の製品です。
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2018/9/25

(4)ミミング1947ウオールナット箱入り  ミミング

ミミングは1939年から製造されます。ガーバー社のナイフで最も長く、最も多く製造されたステーキナイフです。
 ミミングは単品では販売されませんでした。すべて箱入りで、木製あるいは紙製の箱に収められていました。少数ですが、木製のトレーに収められたもの、またはミミング専用のナイフ立てに収められて販売されたものもあります。箱入りでもミミング単独のセット、あるいは他のカービング・キッチンナイフと混合のセットなど様々な組み合わせで販売されました。
 長い事、ミミングを熱心に収集してきました。完集に近いのではないかと思ったりしましたが、後からあとから変わったミミングが現れて、ガーバーがいかに良いナイフをつくろうとしていたか伺い知る事ができます。

-ミミングの大きな変化-

(1)1939(銘なし・刻印なし)TRUNCATED HANDLE(Hまで)
(2)1941-(左側:GERBER)この年までマーフィー氏が製造。ブレード材は帯鋸工具鋼。この年、大戦のためナイフビジネスを中断。
(3)1945(左側:MIMING)、この年からナイフビジネスを再開、自前でナイフの生産を始める。
(4)1946(右側:GERBER、左側MIMING、後に右側GERBER-1946)
(5)1947(右側:GERBER-1947、左側:MIMING)
(6) 1947(右側:GERBER、左側:MIMING)
(7)1948(右側:GERBER-10“創立10年”、左側:MIMING)
(8)1949(右側:GERBER-11“創立11年”、左側:MIMING)
(9)1950ブレード短(右側:GERBER-12“創立12年”、左側:MIMING)
(10)1950ブレード長(右側:GERBER-12“創立12年”、左側:MIMING)
(11)1950(右側:GERBER、左側MIMING)極端にブレードが小さいミミング。
(12)1951(右側:GERBER、左側:MIMING)、後半、ROUND END HANDLEに切り替わる。アルミニウムの供給不足のためベークライトに切り替えて製造
(13)1952(下側:MIMING)ハンドル扁平メッキなし
(14)1952(下側:GERBER・MIMING)ハンドル扁平メッキなし
(15)1953(下側:GERBER MIMING)ハンドル扁平メッキあり
(16)1954-70'代(下側:GERBER・MIMING エクスカリバーマーク)ハンドルメッキ有り
(17)1961年頃(下側:GERBER・MIMING エクスカリバーマーク)極幅広ブレード(極短期間、あるいは試作品)
(18)1965(下側:GERBER・MIMING エクスカリバーマーク)キャッツタングハンドル(試作品?)

 今回紹介するのは(6)です。
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ロゴタイプが箱の表側に焼き印で押されています。このロゴは1947年から1954まで使用されます。
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 ブレードは帯鋸工具鋼でハンドルはアルミキャスト。メッキは施されていません。
 ●全長:約20.7p ●ブレード長:約7.8p 
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2018/9/25

(27)ミミング1947 ウオールナット箱4本セット  ナイフ販売


 ミミングのウオールナット箱入り(4本)セットです。

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 未使用美品です。
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 ロゴタイプが箱の表側右下にあります。このロゴは1947年から1954年まで使用されます。
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 みごとな木目のウオールナットが使われています。
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 箱は全体としてきれいな状態ですが、裏側にスレキズがあります。
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 ミミングの右側:GERBER、左側:MIMINGが打刻されています。
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 状態:ミミングは未使用です。ブレードもハンドルにもメッキは施されていません。ブレードにうすいサビが出ているものがあります。箱には経年のダメージがあります。

 ●全長:約20.7p ●ブレード長:約7.8p ●ブレード材:帯鋸工具鋼 ●ハンドル:アルミキャスト

 この時代の未使用は希少です。

 販売価格:38.000円
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2018/9/23

ショウティー(2)  

 
 初期のショウティーです。

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 ジェットハンドル・ショウティー
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 上@ラウンドエンドハンドル 試作品
  Aベークライトハンドル(ジェット)
  Bラウンドエンドハンドル ハンドル下側 GERBER・SHORTY
C同上
  D同上
  Eクローム・ハンドル
  Fスチール・ハンドル(キャットタング)
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2018/9/22

ハクビシン獲った  害獣駆除


 2018.9.16 密柑山へ行くと少しだけ植えてある極早生をはやくもハクビシンが食べていた。
 奥から3本完全に食べ終えて、4本目にとりかかっている。
 山から電話をして、かみさんに餌にする梨の購入を頼んだ。
 「自分らあもよう買わん高い梨を餌にするが?」とけちくさいこという。
 「ハクビシンを1匹捕まえたら1シーズンで数万円被害が防げらよ」と説得して梨を買ってきてもらった。
 翌17日、梨を半分に切ってワナの餌にして、半分は自分が食べ、食べ始めているミカンの木の株のところに仕掛けた。
 18日に見に行くと、ノーヒット。
 19日もノーヒット。
 20日、21日と違う場所で仕事のため見回りに行けなかった。
 22日、見に行くとしめしめかかっている。クリックすると元のサイズで表示します
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 それにしても、ハクビシンはすごいです。沢山あるミカンの中から少ししか植えていない極早生だけをめがけて来ます。
 試食しながら見つけるのではなく、どうやら臭覚だけで、食べ頃かそうでないかを見分けるようなのです。
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2018/9/21

ショウティー その(1)  ショウティー

 ガーバーで2番目に製造されたハンティングナイフです。1948年から製造されます。製造が2番目とはいえ、最も長期にわたって製造が続けられたハンティングナイフなのです。
 一番最初のハンティングナイフは、アバークロンビー&フィッチから製造を依頼されて1947年からラム・パターン・ハンドルのアバークロンビー&フィッチ・ハンターが作られ納められます。
 ショウティーの製造は長期間にわたるため、沢山のバラエティがあります。ブレードは最初からハイス鋼でかわりませんが、ハンドルの変化がとても多いので集め甲斐があるナイフです。

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 上段が1948年製造の最初期ショウティーです
 下段は1949年から1950年にかけて製造されたものです
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 上段が最初期1948年製造
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 上段が1948年 ハンドル右側にGERBER-10
下段が1949-1950年にかけて製造 右側GERBER
ハンドルの形状が少し違います
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 1948年最初期ショウティー ハンドル左側にSHOTY
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1949-50ショウティー ハンドル左側にSHOTY

 ハンドルとともにブレードの形状にも違いがあります。

 1948年製造はブレードにもハンドルにもメッキは施されていません。このナイフは1948年だけの製造でとても希少な珍しいナイフです。ハンドル右側に「GERBER-10」が打刻されており、10は創業年から10年目ということを示しています。
 1949年以降ブレードにメッキがされます。

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2018/9/20

1947年カービングナイフセット試作品  珍品・希少品

 アメリカのオークションでこれを見つけたときは驚きました。ガーバーのナイフでは、これまで一度も見た事のないナイフの形状でした。ブレードしかりハンドルしかり。
 マーフィー氏のデザインのナイフとは一線を画します。ブレードもハンドルもふっくらと丸みを帯びています。
 ハンドルには右側にGERBERのみです。
 ドロップポイントのブレードにもハンドルにも当時はめずらしい分厚いクロームメッキが施されてびかびかと輝いています。
 ナイフの説明も詳しくはなく、「1947年のプロトタイプで珍しいもの」だけでした。
 
 これはすごい。とにもかくにも落札せねばなるまい!
 正解でした。
 これ以降、このセットは落札したもの以外みたことがありません。どの文献にも見あたりません。

 1947年から、アバクロンビー&フィッチの注文でガーバー社最初のハンティングナイフも製造されました。
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ウオールナット箱底のロゴの焼き印は1947年から1954年まで使われたもの

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 このセットも珍品中の珍品です。

 販売済み
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2018/9/20

(3)1950年ミミングタイプ違い  ミミング

ミミングは1939年から製造されます。ガーバー社のナイフで最も長く、最も多く製造されたステーキナイフです。
 ミミングは単品では販売されませんでした。すべて箱入りで、木製あるいは紙製の箱に収められていました。少数ですが、木製のトレーに収められたもの、またはミミング専用のナイフ立てに収められて販売されたものもあります。箱入りでもミミング単独のセット、あるいは他のカービング・キッチンナイフと混合のセットなど様々な組み合わせで販売されました。
 長い事、ミミングを熱心に収集してきました。完集に近いのではないかと思ったりしましたが、後からあとから変わったミミングが現れて、ガーバーがいかに良いナイフをつくろうとしていたか伺い知る事ができます。

-ミミングの大きな変化-

(1)1939(銘なし・刻印なし)TRUNCATED HANDLE(Hまで)
(2)1941-(左側:GERBER)この年までマーフィー氏が製造。ブレード材は帯鋸工具鋼。この年、大戦のためナイフビジネスを中断。
(3)1945(左側:MIMING)、この年からナイフビジネスを再開、自前でナイフの生産を始める。
(4)1946(右側:GERBER、左側MIMING、後に右側GERBER-1946)
(5)1947(右側:GERBER-1947、左側:MIMING)
(6) 1947(右側:GERBER、左側:MIMING)
(7)1948(右側:GERBER-10“創立10年”、左側:MIMING)
(8)1949(右側:GERBER-11“創立11年”、左側:MIMING)
(9)1950ブレード短(右側:GERBER-12“創立12年”、左側:MIMING)
(10)1950ブレード長(右側:GERBER-12“創立12年”、左側:MIMING)
(11)1950(右側:GERBER、左側MIMING)極端にブレードが小さいミミング。
(12)1951(右側:GERBER、左側:MIMING)、後半、ROUND END HANDLEに切り替わる。アルミニウムの供給不足のためベークライトに切り替えて製造
(13)1952(下側:MIMING)ハンドル扁平メッキなし
(14)1952(下側:GERBER・MIMING)ハンドル扁平メッキなし
(15)1953(下側:GERBER MIMING)ハンドル扁平メッキあり
(16)1954-70'代(下側:GERBER・MIMING エクスカリバーマーク)ハンドルメッキ有り
(17)1961年頃(下側:GERBER・MIMING エクスカリバーマーク)極幅広ブレード(極短期間、あるいは試作品)
(18)1965(下側:GERBER・MIMING エクスカリバーマーク)キャッツタングハンドル(試作品?)

 前回までは(17)でしたが、(6)を加えましので(18)に増えました。(8)と(9)のことを書いてみます。
 右側:GERBER-12“創立12年”、左側:MIMINGには、ブレードが長いタイプ、短いタイプがあります。

 
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 ブレードの長短 上が長いタイプ 下が短いタイプ

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 ブレードの長短 上が短いタイプ 下が長いタイプ
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 アバクロンビー&フィッチが販売したブレード長タイプ
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2018/9/17

イノシシ獲った  害獣駆除

 
 9月14日、イノシシを捕まえました。

 きょう(9月17日)、ミカン畑で仕事をしていると、少しだけある極早生ミカンが美味しそうなので試食をしてみました。
 酸も抜けていて、とても美味しい。家族にふるまおうと30個ほど収穫しました。一段下の畑に行くと吃驚、奥の方から順番にハクビシンがたべてしまっています。
奥から3本が全滅、4本目に取りかかっているではありませんか。
 明日、梨を餌にして箱ワナをしかけることにしました。

 上の方の畑に行くと、イノシシがミミズを掘り返して食べています。穴だらけです。何と、早くもイノシシもミカンを食べ始めています。
 早くワナを増設しないと昨年のように2トン以上も食べられるかも。

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2018/9/13

なんじゃ これ!スニッカーズニー(MADE IN U.S.A)  珍品・希少品

 1962年から販売された木製シースのキッチンナイフシリーズ。その中のスニッカーズニー(Snickersnee)です。このシーリズ中このナイフはそれほど珍しいものではありませんが、ハンドルを見て下さい。

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 ハンドル下側にGERBER.SUICKERSNEE エクスカリバーマーク、ここまでは普通なのですが、続いてMADE IN U.S.Aと打刻されています。
 これは珍しいもので、これまで一度だけ、マグナム・ハンターで見た事がありますが、キッチンナイフでは初めてです。後のフィスカーズに買収されてからの製品にU.S.Aの刻印はよく見ますが、字体がまるで違うものです。
 オールドガーバーでは極めて珍しいものです。

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2018/9/11

(2)マーフィーナイフ  ミミング


 ガーバー社がナイフビジネスに乗り出すきっかけとなったマーフィー・ナイフは、BARTEAUX(バートゥー)のナイフとともに製法がブレードを古いアルミニウムのピストンを溶かし、鋳造するというもので、質実剛健、とてもすぐれたナイフでした。基本的にガーバーもこの製法を引き継いでいます。
 ナイフはサビやハンドルの腐食で機能を失っていきます。サビは手入れをすることで防げますが、天然素材のハンドルは水分や汚れの侵食を完全には防げません。そのため、限界があるのですが、ガーバーが引き継いだアルミキャストハンドルはこれを完全に解決しています。
 ガーバーは多くのナイフを販売し利益を上げていきます。ナイフビジネスのパートナーであったマーフィー氏もそれを見習って、ウオールナットの箱に入れ販売を始めます。しかし、販売のノウハウや販売網のことなどで、余り成功しなかったようです。

 マーフィー・ナイフを少し紹介します。

 マーフィー氏はナイフには名前をつけずに、セットの箱に名前を付けていたようです。
 

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 箱の底に押されたマーフィーのロゴタイプ

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 ハンドル下にMURRHYのみ
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 マーフィー氏はナイフに名前を付けていなかったようです。

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 ステーキナイフの4本セットの箱の下側 左側にはフェルトの緩衝材あり、ロゴタイプなし 右はフェルト無し ロゴタイプあり

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2018/9/9

その(1)初期ミミング  ミミング

 ミミングを語る前に、ガーバー社のことを少し見ておきます。

 ガーバー(gerber)社は、ジョセフ・R ガーバー(Joseph R Gerber)氏により、オレゴン州ポートランドで1910年に創設され、現在も存続している広告代理店です。
 1932年、ジョセフ・ガーバー氏は、お客へのクリスマスギフトを何にするか思案していました。そうしたとき、行商に来た地元の鍛冶屋デビッド・ゼパニヤ・マーフィー(David Zehaniah Murphy)氏のナイフを見て気に入り、それを使う事を思い付いたそうです。
 マーフィー氏のナイフは、E. C. Atkins Companyの弓鋸用工具鋼(Hack saw blade)でブレードを作り、 ハンドルは古いアルミニウムのピストンを溶かし、鋳造したアルミニウムハンドルで、主に、肉の切り盛り用のナイフとステーキナイフでした。
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E. C. Atkins社の広告
 
 そのナイフの品質は素晴らしかったのですが、雑だったそうです。そこで、アート・ディレクターのディーン・ポロック(Dean Pollock)氏がカービングナイフをデザインし、100本注文したといいます。ナイフに名前はありませんでしたが、ジョイユース(Joyuse)、バルムンク(Balmung)及びエクスカリバー(Excalibur)の原型となります。
 
 納品されたナイフはむき出しで、そのままでは贈ることはできませんでした。そこで、オイル仕上げしたウオールナットの箱に入れ、ニューヨークのアバークロンビー&フィッチ社に25セットをプレゼントしたそうです。贈ったお客さんから大好評を得ます。
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   当時のプレゼント用ナイフ

 ガーバー社はマーフィー氏から仕入れ、最初は贈答用に用いていたのですが、後にガーバーの名で販売するようになります。
 きちんとした記録を見たことがないのですが、この時期、マーフィーナイフとともに、ポートランドで造られていたBARTEAUX(バートゥー)というナイフメーカーのナイフもガーバー社で販売されていたことが知られています。BARTEAUXはキッチンナイフもハン ティングナイフもつくっていますが、ハンティングナイフでは後のガーバー社製造のフレイヤー、ビッグハンターのようなデザインのナイフ、今回紹介するピキシーのようなナイフ、トラウト・アンド・バードの先祖といったナイフもあります。また、キッチンナイフのフレンチにそっくりなナイフやスニッカーズニーの先祖のようなナイフもあります。後に、マーフィー氏と仲違いしてから自前でナイフを作る上で、バートゥーナイフのデザインが参考にされたことは間違いないと思われます。
 ウオールナットの箱に入ったナイフは大変な人気となり、ガーバー・ハンドメイド・ブレード(Gerber Hand Made Blades)が1939年に創立され、ニューヨークのアバクロンビー&フィッチでも販売されます。
 その後、ガーバー社は多くのナイフを販売し大変な人気を博し利益を上げます。ナイフ製造者のマーフィー氏は納入価格のアップを要求するのですが契約以上の金額は受け入れられず、マーフィー氏はガーバー社へのナイフの出荷を止め、ナイフデザインの使用禁止を求めた訴訟を起こします(この訴訟はマーフィー氏が勝訴し、1951年からは全てのガーバー製品でラウンドエンドハンドルデザインに変更されるのです)。 同時期に第2次世界大戦にアメリカが参戦、ガーバー社はナイフビジネスを中断します。
 1945年、世界大戦終了後、ナイフビジネスを再開しますが、マーフィー氏は去っていましたので、試行錯誤を続けながら自前で良いナイフを作ろうと悪戦苦闘を続けます。そうして、ナイフビジネスが軌道に乗った1947年、社名をガーバー・レジェンダリー・ブレード(Gerber Legendary Blades)に変更、それまでカービングナイフ、キッチンナイフだけでしたが、同年、アバクロンビー&フィッチ・ハンターを製造、翌1948年、ショウティー製造とハンティングナイフを手がけ販売を開始します。
 1958年にジョセフ氏の息子であるピート・ガーバー氏が社長に就任し、フィッシング、ハンティングの愛好家だった彼の経験を生かしてハンティングナイフやサバイバルナイフの分野を拡大し、製造・販売を続けていましたが、1987年、ピート・ガーバー氏はガーバー・レジェンダリー・ブレードをフィンランドの食卓用金物メーカー、フィスカース(Fiskars)社に売却し現在に至ります。
 オールドガーバーとはフィスカース社に売却される以前のナイフを指しています。それ以前と以後の製品の差は歴然としておりオールドガーバーは今も世界中で支持されています。

 ミミングは1939年から製造されます。ガーバー社のナイフで最も長く、最も多く製造されたステーキナイフです。
 ミミングは単品では販売されませんでした。すべて箱入りで、木製あるいは紙製の箱に収められていました。少数ですが、木製のトレーに収められたもの、またはミミング専用のナイフ立てに収められて販売されたものもあります。箱入りでもミミング単独のセット、あるいは他のカービング・キッチンナイフと混合のセットなど様々な組み合わせで販売されました。

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ミミングと他のナイフセット(ジェットハンドル)

 長い事、ミミングを熱心に収集してきました。完集に近いのではないかと思ったりしましたが、後からあとから変わったミミングが現れて、ガーバーがいかに良いナイフをつくろうとしていたか伺い知る事ができます。

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1939年製造(銘なし・刻印なし)の最初期ミミングセット(砥石が付属)

ミミングの大きな変化

(1)1939(銘なし・刻印なし)TRUNCATED HANDLE(Hまで)
(2)1941-(左側:GERBER)この年までマーフィー氏が製造。ブレード材は帯鋸工具鋼。
(3)1945(左側:MIMING)、この年からナイフビジネスを再開、自前でナイフの生産を始める。
(4)1946(右側:GERBER、左側MIMING、後に右側GERBER-1946)
(5)1947(右側:GERBER-1947、左側:MIMING)
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 下のセットが1947年製造のミミングです
(6) 1947(右側:GERBER、左側:MIMING)
(7)1948(右側:GERBER-10“創立10年”、左側:MIMING)
(8)1949(右側:GERBER-11“創立11年”、左側:MIMING)
(9)1950(右側:GERBER-12“創立12年”、左側:MIMING)
(10)1950(右側:GERBER、左側MIMING)極端にブレードが小さいミミング。
(11)1951(右側:GERBER、左側:MIMING)、後半、ROUND END HANDLEに切り替わる。アルミニウムの供給不足のためベークライトに切り替えて製造
(12)1952(下側:MIMING)ハンドル扁平メッキなし
(13)1952(下側:GERBER・MIMING)ハンドル扁平メッキなし
(14)1953(下側:GERBER MIMING)ハンドル扁平メッキあり
(15)1954-70'代(下側:GERBER・MIMING エクスカリバーマーク)ハンドルメッキ有り
(16)1961年頃(下側:GERBER・MIMING エクスカリバーマーク)極幅広ブレード(極短期間、あるいは試作品)
(17)1965(下側:GERBER・MIMING エクスカリバーマーク)キャッツタングハンドル(試作品?)

 まだ紹介が抜かっているかも知れませんが、これから少しずつ紹介していきます。



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2018/9/9

エディ・バウアーのマグナム・ハンター  ラム・ハンドル・ハンター(Lamb Handled Hunter)


 エディ・バウアーが1970年にガーバー社に特注して、販売したもので、当時のガーバーのナイフがほとんどあります。

「エディー・バウアー(EB )(Eddie Bauer )は、1920年、ドイツ系アメリカ人のエディー・バウアー(EB 、1899年-1986年)が、アメリカのシアトルにおいて、自身の名を用いてスポーツ用品店を創業したのが始まりです。カジュアルウェアやアウトドア用品を中心に製造販売を行い、アメリカのほか、カナダ、ドイツ、日本で展開しています。」


 それぞれ、大変珍しいナイフたちでめったに市場にでてきません。
 15年前に、「オーヤスヤ」さんで売り立てられました。その値段なんと280.000円。
 当時、私はオールドガーバーのハイス鋼のナイフを中心に集めていました。特にキッチンナイフ、中でもミミングとハンティングではピキシー、ショウティ、マグナムを熱心に集めていたのです。
 このエディ・バウアーのマグナムのハンドルの色にしびれました。レンガ色というかこげ茶色というか。何とも魅力的なのでした。何日か迷ったのですが、一期一会、これほど状態の良いものは2度と出会えないかもしれないなどと理由をつけて、物欲に負けて購入したものです。
 この判断は間違っていなかったのかも知れません。以来、このナイフの中古の販売に1回だけ出会いましたが、それ以降、アメリカのオークションでも日本のショップでも出てきません。
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 ハンドルは無銘で、ブレードとシースに「Eddie Bauer」とはいっています。

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 1970年のエディ・バウアーのカタログ
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2018/9/9

シカ獲った 18.9.6  害獣駆除

 
 2018.9.6 台風が去って、ミカン山への道中、ミカン畑のすぐ近くに仕掛けてあった括りワナに、若いオスシカがかかっていました。まだ袋角で1本角の個体でした。
 昼に仕留めて処理をしようと、そのままにして昼まで仕事をしました。

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 ミカン畑の中にはシカやイノシシの糞があちらこちらに散らばっています。シカの食害したミカンの葉はなくなり、ミカンの実だけがぶら下がっています。酷いところでは、繰り返し葉をたべられたため枝が枯れたところもたくさんあり、困ったものです。
 捕まえても捕まえても、きりがないのですが、そうかといってほっとくと被害が拡大するばかりです。
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2018/9/8

Armory Set アーマリー ガーバー最大の豪華セット  珍品・希少品

 1956年からアーマリーが販売されます。ガーバー社最大のナイフのセットで何と12種、23本のナイフとシャープナー1種が3段に分けられて入っています。
 今回紹介するセットはとても珍しい最初期のものです。一度も使用されていない極美品のナイフです。
 1956年から1980年代まで販売が続きます。長期にわたるため、セットされたナイフの内容が少しずつ変わっていきます。
 (ガーバーナイフを扱った老舗の「オーヤスヤ」さんの説明では1970年から80年に販売されたとあります。その時売り出されたセットは木箱をビスで補強したセットが265.000円でした。)1956年販売開始が正しく、当時のパンフレットで紹介されています。

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 箱の上の銅板に「MR&MRS MURRAY RANDOLPH 1956 」と彫り込まれています。ガーバー社がサービスで彫ったものでさしずめ ランドルフさん御用達というところでしょうか。

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アメリカからの送料が$78.40でした

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 パンフレットで紹介している内容
BOTTM DECK
(1)Big Snickersnee
(2)Gungnir
(3)Ron
(4)French Snickersnee
(5)Pixie
(6)Shorty
(7)Flayer
MIDDLE DECK
(8)Excalibur
(9)Balmung
(10)Durendal
(11)Snickersnee
(12)Little Snickersnee
TOP DECK
(13-24)12 Miming

 
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