2014/4/29

ハクビシンの話し(6)  ハクビシン

 ハクビシンの手足を見てみます.あれ,手足はおかしいのかな?手ではなくて前足,後ろ足が正しいのではないだろうか.しかし,「猫の手も借りたい」とよくいわれるし.猫の前足は手と呼んでもよいのだろうか,どうなんだろう.

 あれ?

 疑問がふくらんできました.

 手か足か.

 それが問題である.

 サル(ある類人猿)は四足歩行から,二足歩行に進化.前足を手として使えるようになりヒトになった,のではなかったか.

 手と足問題は動物とヒトとを区別するとても重要な厳かな内容を秘めているのではないだろうか.

 このまま,人類の歴史にかかわるようなこの大きな疑問をうっちゃっておくことはできない.これでは今晩は眠ることができそうにない.

 考えずにおかりょうか.

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 これは右前足です.



 辞書で引いてみました.
 
 ー広辞苑「手」ー

人体の左右の肩から出た肢.(苦笑い)おお,人体の左右,先ず「人体の」とあるではないか.

人の手のように突き出ているもの.
あれ,これでは動物の前足もさすのでは?と見ていくと
@器具の把手・柄など.
A横木.
B蔓を絡ませるために立てる竹や木.
C幕などの乳を通してかけ渡す網.
Dほのお.

 動物関連はでてきません.
人体の手のように働くもの.
@働く人.働き手.ひとで.
A部下.配下.
B(動詞の連用形について)そのことをする人.分担する人.
Cくみ.隊.
D矢二筋を一組として数える語.
❹手を働かせてすること.
@持つこと.所持.所有.
A手で文字を書くこと.また,文字.
B能筆.能書.
Cうでまえ.技量.
Dてだて.手段.方法.
E相手に勝つわざ.策略.
F仕事をする力.
G手数.世話.
H(手を使ってする)器楽の演奏.また,楽曲.
Iかかわりあうこと.交際.関係.
❺手で指すもの.
@方向.方角.側面.
A種類.
B人品.風采.
❻自分の手.
@手前.自分.
A水から手を下してすること.
❼相手から受けたきず.
❽@代金.「酒−」
A江戸時代の雑税の一.

 以上.〈青文字は広辞苑より引用〉

 どうやら広辞苑は「手」はヒト,人関係のみに限定しているようです.ところが「大辞林」を引くと,
「手」
@人体の肩から先の部分.手首・てのひら・指先などをさすこともある.また,動物の前足をいうこともある.(青文字は大辞林引用)とでています.どうも大辞林のほうは広辞苑より,もう少しおおらかなようです.

 しかしですよ,イノシシの前足をイノシシの手といいます?また,牛や馬,シカの前足をあなた,手といいます.

 まてよ,蹄系は前足を手とは呼びにくいが,指が付いている系はどうだろう?

 犬には「お手」と命令して,人の手のひらに前足を乗せさせるという芸をさせるが,あれは犬の「手=前足」を乗せろというつもりで命令するのが正しいのか,それとも犬の「足=前足」を人の「手」に乗せろと命令するべきことなのか,どちらなのだろう?

 だんだん疑問が広く深くなっていきます.

 ここで再び広辞苑に出てもらって.お手=「御手」A犬などに,前足をあげて人の手に触れるように命ずる言葉.(青文字は広辞苑引用)

 やはり,あくまでも「前足」です.犬の「手」では決してありません.広辞苑は一貫しています.この姿勢は好きです.

 さて,大辞林のほうはどうか,やはりA犬に,前足をあげて人の手に触れるように命ずる言葉.(青文字は大辞林より引用)とあります.
 比べてみますと,違いは広辞苑では「犬などに」と「など」を使い犬以外にも使うことがあるということを含ませていますが,いっぽう大辞林の方は「犬に」と犬だけに限定しています.

 これは少しおかしい.

 世の中には猫にだって「御手」を命令する人がいるかもしれないではないですか.猫はしらんぷりをすると私は思いますが,それでも「御手」を命令したり,懇願する人は後を絶たないかもしれないではないですか.

 私はイノシシのハナ子にときどき「御手」と命令しています.(反応はなし)

 これはどう考えても広辞苑の方が大人ですね.

 こうして,「手」問題は思考が千千に乱れ,なかなか明確な答えが出てきません.

 結論として,わたくしといたしましては,やはり人間と動物との違いを際立たせることに重きをおきたいと考える次第でして,そういう理路整然とした論拠により,大辞林よりも広辞苑を支持したいとおもうものであります.

 「手」問題はこれぐらいにして(こうした緻密な考察も数日たつと忘れ,ハクビシンの手と言いだすかもしれません.が,まあ,年寄りですのでおゆるしください)ハクビシンの手じゃなかった前足を見てみます.

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 上が左手じゃなかった,左前足で下が右前足です.


 
 どうです.どう見ても足の裏という感じでしょう.全身毛に覆われているのに足の裏には毛がほとんどありません.木を掴みやすく,滑りにくくなっています.

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 こちらは後足です.

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 後足の裏にもほとんど毛がありません.人間の足の裏ではかかとに当たる部分に短毛が密集しているように見えますが,これは毛ではなく皮膚がブツブツと盛り上がり濃い茶褐色をしています.

 尻尾といい,足の裏の構造といい,やはり樹上生活に相当適応しているようです.

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 ハクビシンが寝ている姿です.

 毛が生えていない足と鼻先を体の中心に,まるで包み込むようにして寝ています.
 
 べつにふてくされて寝ているのではありません.寒いときでしたのでこういう姿勢で寝ているのであって,暑い時期は腹天で足を突き上げて寝ているかもしれませんが,夏,寝姿を見たことがないのでわかりません.
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2014/4/26

ハクビシンの話し(5)  ハクビシン

 ハクビシンの話しだったはずなのに狸の話になったり脱線が多いのですが,反省しながらハクビシンにもどります.

 こんどはハクビシンの姿をじっくり見ていきます.

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 全長約1メートルのハクビシンです.特筆すべきは尻尾の太さと長さです.長さは全長の40%ほどもあり,ふさふさとした毛の中には太い骨格と肉付きをもっています.尻尾の半分ほどまで皮を剥いで輪切りにして煮たら美味しく食べれられそうな気になる,そんな尻尾です.かれらは樹上生活者ですので,この太くて長いしっぽがバランスをとるのに大きな役割を果たしているのだろうかと想像します.

 この写真は全身がずぶ濡れの状態ですので,ふさふさ感はありませんが,実際はとてもふさふさとしていて,毛の質は柔らかく猫の毛を少し長くしたような感じです.

 野の獣にはダニやらシラミやらイヤらしいのがたくさん取り付いていることが多いのですが,ハクビシンにはまったく見かけません.探してみても見つけたことがありません.
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2014/4/13

ハクビシンの話し(4)  ハクビシン

 ミカンの収穫が始まるととんでもないほど忙しくなります.毎日,15人前後のアルバイトの人に手伝ってもらって,1日に1t以上のミカンを収穫して山から降ろします.それが1ヶ月あまり続きます.その収穫が始まって間もなく仕掛けてあった箱ワナにハクビシンが入っていました.そのハクビシンを見るなり,取材の約束を思い出したのです.携帯電話には連絡先が入っています.どうしよう,忙しいのだが約束だし,電話しようか,黙っていようかともんもんとしながらとりあえずハクビシンの入った箱ワナを駐車している車の近くまで運び降ろしました.

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 突然,携帯電話が鳴りだしました.発信者をみると何という事でしょう.カメラマンさんなのでした.
 捕まえたハクビシンを目の前にしながらウソが言えるほど私は心臓が丈夫にできていないため,白状じゃなかった,えーと自供でもなかった,そう正直に捕まえてしまいましたと告白したのでした.
 「明後日までおいておけるでしょうか」と聞かれました.何と今,西表島に居るのだというのです.日本の南の果て,台湾のお隣ではないですか.琉球イノシシの取材で来ているのだが明日は帰るのであさってなら高知に行く事ができると言います.そうとうエネルギッシュというか行動力のある方のようです.
 取材の内容というのはこういうことでした.
 捕まえた現場の撮影,被害状況,処理の現場,料理をするところ,食べるところまでと,全てを取材したいというのです.ハクビシンといえば,捕まったその場の檻の中でも与える餌は一応食べるのですが,明後日までの間になにがあるかわかりません.ハクビシンの被害はミカン園のあっちこちで沢山出ています.これからも何匹も捕まえられそうです.そこで,すぐに高知に来られるときに取材に来てくれるようにと今回はお断りをしました.
 それから一週間あまりしてから,またハクビシンが捕れました.

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 食い散らかしたミカンの皮の中で「やりすぎたか」と少し反省しているかの
ような感じもするハクビシン.


 今度はこちらから約束どうり連絡しました.「行きます,すぐに車で埼玉の家をでて明日は高知に着きます」といいます.本当に腰が軽い行動力のある方です.まあ,猟ごとの取材となれば,すぐに動くか,長期泊まり込み取材でもしないかぎり無理でしょう.獲物が多くいても獲れる獲れないはまったくわかりません.私は同じ獲物をしつこく狙い続けますので,やがていつか獲れるという確率は高い方だと思っていますが,獲れる日がいつになることやら全く見当がつきません.
 翌日,カメラマンが到着しました.取材道具だけ持ってもらって,私の軽トラの助手席に乗りかえて山へ向かいました.
 ハクビシンとご対面を果たし,何カットも写真を写しました.
 ミカン畑の被害状況や他のトラップも見たいとのご希望でしたので案内をしました.動き回って疲れたころ,ミカン畑に座り込んで今度は聞き取り取材が始まりました.取材といっても一方的に聞き取りをされるのではなく,日本の南端から北の果てまでの狩猟の取材の話しも聞かせていただき楽しい時間でした.
 そのはなしの中ででてきたのです.タヌキを食べるはなしです.
 ああ,やっとタヌキまで到着しました.ここまで読んでいただいてお疲れさまでした.
 カメラマンさんは,九州で取材していて,タヌキは臭くないタヌキも居るそうだと聞いたといいます.

 なに!

 タヌキを食べる,これは「かちかち山」という昔話(室町時代〜)」にもでてきます.また,1718年創業の東京は両国にある老舗の獣肉専門店「ももんじや」というお店でもタヌキ汁が食べられるそうです.「ももんじや」で食べた感想を東海林さだおさんが書いていいるのを読んだことがあります.彼は「ももんじや」の「野獣肉コース」のなかから「猪鍋,鹿刺し,タヌキ汁,猪佃煮:六千円」を食べるのです.少し引用してみます.
 『さて問題の狸汁.
 狸汁,という字づらは,見ただけでもなにやら不気味な様相を呈しているが,これが意外にも上品な様相を呈していたのである.
 赤だし,豆腐,ゴボウ,ワケギといった料亭風雰囲気のお椀の中に,狸の小さな脂肪の塊が四粒ほど浮いている.肉の部分はない.
 この小さな脂肪を噛みしめると,意外にも手強い獣の臭気が立ちのぼってくる.すなわち,肉のほうはもっと手強いはずだ.とても汁の中には入れられない,ということだったのかもしれない.』
引用終わり.
 
 実は,私もタヌキを食べたことがあります.高知県ではタヌキは肉を食べるのではなく,脂が珍重されます.多くの人が(高知県では)まるで,万病に効くかのように話します.タヌキの脂は,塩漬けにして保存し,小さく切ってそのまま飲み込むとか,鍋に脂肪の塊を入れ熱して溶け出した油だけを瓶などに入れて,冷蔵庫で保存し,傷ややけどなどに塗る,または,少量飲むなどの方法で利用するようです.話しによると,あくまでも話しによるのですが,破傷風で医者に見放された患者がタヌキの脂を傷に塗り,また,飲用して完治した.とか,やけどに塗ってすぐに治った.とか.こうした話しはまだまだたくさんあります.
 身近にもこのタヌキの脂ファンが沢山いますので,それらの方に提供するため脂をとったことがあり,そのついでに食べたのです.
 脂をどうやって採ったかといいますと,冬タヌキを捕まえるとほとんどのタヌキが脂肪をたっぷり蓄えて丸々と太っています.先ず皮を剥ぎます.皮下脂肪がたっぷり付いています.ああ,そうでした,皮を剥ぐ前に止め刺しをします.生きたまま皮を剥ぐわけではありません.剥いだ皮についている脂肪をナイフでこそぎとります.そして,体中についている皮下脂肪を削ぎ取ります.ここまでです.内臓の周りにも脂肪はたっぷり付いているのですが,これの利用は無理です.腹を割った時点で顔をそむけます.良薬口に臭しとはいいません.
 こうして採集した脂肪を鍋に入れて,ガスコンロにかけ弱火で熱していきますと沢山の脂が油になりますので,これをガーゼでこして適当な瓶などに入れ,冷蔵庫で保存するわけです.

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冷蔵庫で保存中のタヌキの脂

 高知市の有名な薬局でもタヌキの脂を販売しています.お弁当によく使われる小さな醤油やソースの容器に入って何百円もするそうです.ただし,万病に効く万能薬と銘打って販売はしていません.こうすると薬事法違反で「御用だ」となりますので,食品として売っているそうです.
 さて,私はタヌキの脂は本当に,実際に,間違いなく効くのか?と問われますとだんまりです.う〜ん.とうなるだけです(本心は『鰯の頭』ぐらいの効能はあるだろう).

 こうして,あぶらをとったあとの残骸じゃなかった,お肉を食べてみたのです.元々私は,殺した動物はできるだけ利用すべきだという考えです.しかし,腹を開けた時点で食欲はすっかり失せていました.それでも好奇心というか,昔話にもタヌキ汁が出てくるほどだ.なので,美味しい?どうだかわからないがとにかく食べられるはずである.という理路整然とした判断のもとにタヌキの肉に挑んだわけです.ですが,内臓からできるだけ遠くに付いている部位だっけを食べてみることにしました.つまり,前足,後ろ足についているお肉を食べてみたのでした.料理法は大和煮風という感じでした.
 で,どうだった?美味しかったのか?美味しくなかったのか?と詰められると少し困るのですが,答えは「う〜ん」というところでしょうか.

これより青文字はウキペディアより引用

 日本における食用[編集]
日本におけるタヌキの料理法にたぬき汁がある。ただし、たぬき汁と称してコンニャク汁を指すこともある。
詳細は「たぬき汁」を参照
前述のように、古来日本ではタヌキとアナグマのことを混同して「むじな」と呼んでおり、文献上における「狸」「むじな」の料理が現代でいうところのタヌキ肉の料理かどうかは判断が難しい。
栃木県のある猟師が、キジ猟で偶然タヌキを獲ったので、老人にたぬき汁の作り方を聞いて作ってみたところ非常にまずく、翌日老人に文句を言ったところ、「これは『ムジナ(タヌキの事)』でねえか。たぬき汁は『タヌキ(アナグマの事)』の肉で作らんと、食えるわけねえべ」と言われた、という話もある。
アナグマはタヌキより美味とされ、ヨーロッパや中国でも、古くから食べられている。いわゆる「たぬき汁」は、特に美味なものとして伝えられる場合は、実はアナグマ汁である可能性が高い。『大草家料理書』という文献でも、「狸汁はむじな汁(アナグマ汁)の事」となっている[11]。
現代でいうところのタヌキの肉は非常に獣臭いため、そのままではとても食べられたものではない。臭みを消すためには、肉を稲ワラで包んで1週間ほど土中に埋め、さらに掘り出した肉を2時間ほど流水にさらす必要がある。古い文献でも、酒で煮たりショウガやニンニクを多用するなど臭みを抜く調理法が見られる。たぬき汁は臭みを消すため、味噌味にすることが多い[12]。
たぬきうどん、たぬきそばには、タヌキやアナグマの肉は使われていない。
 引用終わり

 とにかく,こういうように,とても臭いのです.匂いなどというような,なまやさしいモノでは決してありません.どうしてこれほど臭いのかといいますと,やはり,かれらの食性によるものだと考えます.
 食性について,ウキペディアでは下記のように書かれています.

 (青文字はウキペディアより引用)
 食性は雑食で、ネズミ、カエル、鳥類や卵、魚類、昆虫類等の小動物のほか、果実など植物質のものも食べる。木に登って柿やビワのような果実を食べたり、人家近くで生ゴミを漁ったりすることもある。
 (引用終わり)
 生ゴミ以外はまあ,野の獣としてはまっとうな普通の食べ物ですが,ここには抜けているモノがあります.それは,動物の死骸を徹底的に何日もかかって食べてしまうことです.それはそれはもう徹底していまして,ドロドロに溶けかかって見るのもたまらないような死骸でも最後まで食べてしまいます.私は捕まえて処理した,イノシシやシカ,ハクビシンなどの内臓や骨や皮は畑や田圃に深い穴を掘って埋めて処理をしていますが,埋めた後にトタンとかそういうもので覆い重しをしておかないかぎり,必ずタヌキが掘り起こして食べてしまいます.それも腐敗がかなりすすんで,臭気が穴の底から立ち上りだしたころから,狸が現れて掘り起こして食べるのです.今冬捕まえたハクビシンを料理したときに出たアラを,穴に埋め大きなプラスチックの桶(農薬を入れる600g入る桶)を被せて安心していました.一ヶ月ほどして気がつくと厚さ5ミリはありそうな桶に直径10aほどの穴を開けて全て食べてしまっていました.穴の周りにはハクビシンの毛がたくさん落ちていました.
 斯様な次第で,九州のタヌキは食性が違うものがいるとは思えません.ですので,やはりタヌキはどんなタヌキでも臭いのではないかと思うのです.カメラマンさんは,九州での,臭くないタヌキがいるという話しはベテランの猟師から聞いたので,タヌキとアナグマを間違えるはずはないと思われる.だから,どうやら臭くないタヌキはいるのではないかと思っているということでしたので,私はそれは驚きました.と,応えたことでした.
 しかし,やはり,ウキペディアでも書かれているように,アナグマをタヌキを呼ぶ地方は多いようですので,こうしたことから臭くないタヌキの話しがでてきたのであろうと,私は考える次第です.

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    ミカンを盗み食いしにきたのを捕まえた

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 情けなさそうな顔をして「喰っても旨くないですよ」
 
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2014/3/26

ハクビシンの話 (3)  ハクビシン

 さてハクビシンは独特の匂いなど無い,あるいはほとんど匂いがしない,また,タヌキを引き合いにだして,タヌキは臭いと書いてきました.ところがタヌキは臭いということだけを強調していいのかという疑問が出てきました.

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 箱ワナで捕まえたタヌキ

 昨年のことです.ミカンの被害をくい止めるためハクビシンを捕まえて食っているという私の記事をみたカメラマン&ルポライターからメールが届きました.これまでイノシシやシカの記事をある農業雑誌に書いてきたがこんどハクビシンを取り上げたい.ミカンの収穫シーズンに捕まえたとき電話をしてほしい,すぐに飛んでいくので協力してくれないかというものでした.私は優しいひとのいい人間なのです.まあ,私でできることなら強力しますと返事をしました.

 さて時は過ぎ,ハクビシンのシーズンです.じゃなかったミカンの収穫が始まりました.人間が収穫をはじめる少し前からハクビシンたちは収穫にかかっています.それが,彼らのミカンの食べる量は生半ではありません.徹底しています.当方のミカンの木は40年以上経っていますのでミカンも沢山実をつけます.多い木では100キロcを軽く越えます.それが,一週間も経たずに食い尽くされてしまうのです.とても1匹の仕業とは思えません.しかし,1匹かもしれません?というのは,箱ワナで捕まえてしばらくの間生かしておくためミカンを与えると沢山食べます.捕まえたその日から,いや捕まえた箱ワナを見つけたその瞬間からミカンを与えると食べます.神経が図太いのか,人間を恐れないのかそれとも大食いなのでいやしんぼなのか.4年だったか5年だったか,与えられる餌を拒絶し続け,絶食をしたまま死んでしまった水族館のオオグソクムシとは大違いです.私の大好きなアカメは大人(成魚)になると人間に捕まってからは,与えられる餌をなかなか食べません.水族館でも手こずっているようです.絶食して与えられる餌には見向きもせずに飢え死にしてしまう個体が多いといいます.ああそれなのに,オイ,ハクビシンはなんだ「恥を知れ恥を」などというつもりはありませんが.それにしても.

 あれ,タヌキは臭いということからえらく脱線してしまいました.そうそう,取材の話でした.
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2014/2/8

久しぶりの更新です ハクビシンの話題  ハクビシン

 ことしも年賀状を書けませんでした。仕事もめちゃくちゃに忙しく今年は1月1日から働きました。これまで正月三が日は完全休業していたのですが。ほかにも色々と出来事があり、ここ数年は年賀状も1月の1日か2日に書いていたのですがとうとういまだにかけていません。おまけに買ってあった年賀はがきがあろうことかあるまいことか行方不明になっていまだ出てきません。
 
 ことしはどうなるのだろう

 久しぶりの更新です。今期もミカンに対する鳥獣被害はひどい状況でした。イノシシ・ハクビシン・タヌキのミカンの実への食害、空からはカラス・ヒヨドリ・メジロが襲撃しシカは葉っぱをせっせと食べています。しかし、今年は鳥たちの被害は昨年ほどではありませんでした。前期はメジロとヒヨドリなど小鳥がとても多くて、ミカン畑は穴を開けられたミカンを収穫時切り落とすため、一面が真っ黄色になりました。切り落としたミカンが重なって地面が見えないほどの被害でした。今期は幸いなことにこれら小鳥が少なくて鳥の被害は少なくてすみました。
 
 ミカンの食害がはじまった昨年の9月からイノシシ4頭、シカ2頭、ハクビシン7匹、タヌキ1匹を捕まえました。

 今回はハクビシンの事を書いてみます。

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 ハクビシンが食べている木の根元に箱ワナを設置しました。この箱ワナは数年使っていたものよりも一回り大きなワナです。以前の物は奥行きが60pでしたがこれは90pあります。

 ワナの下や周り一面の黄色い物はハクビシンが食い散らかして落としたミカンの皮です。

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 ワナの奥の方に黄色く見える物体が餌です。これをハクビシンが引っ張ると扉がバタンと落ちて閉じ込めるような仕掛けになっています。
 餌はアジの開きのフライです。床には薄皮クリームパンをちぎってまいてあります。

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 この箱ワナの優れたところは、後方に扉がありそれを開けて餌が設置できるように作られていることです。奥行きが深いため入り口からは手が届きません。

 さて、60pから90pへと大きくしたわけですが、60pを使っていると扉が落ちていても獲物がもぬけの空ということが度々ありました。よくよく考えているとどうやら大型のハクビシンだと扉が閉まりきらないのではないかと思いついたのです。ハクビシンはとても力が強くて、ストッパーが働かない途中なら扉をこじ開けて脱出することはできそうです。

 ネットで良いものはないかと探してみました。あるわあるわ、大小様々なワナが売られていました。それも値段が安いのです。まあ、ネットなら定価の半額など普通なのですが、私が購入したものは希望価格の半額以下でした。地元の金物屋で購入した60pの箱ワナよりも安いのです。さっそく1台購入しました。お金を振り込むと翌日に届いたのにはびっくり。

 これだと大型のハクビシンでもアナグマでも大丈夫というサイズです。

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 ハクビシンを捕まえました。

 かわいい顔をしているでしょう。

 「この子をいったいどうするつもりなの?!」と抗議の黄色い声が聞こえてきそうですが。

 殺すのです。そうです。殺して食ってしまうのです。

 イノシシやシカは精肉にして、スライスし、パックに詰めて販売し損害の補填とするのですが、ハクビシンは1s1万円で販売できたとしても元は取れません。幸いこの肉は日本で獲れる獣の中で最も美味なお肉であるという話しです。友人など「松坂肉なんぞよりもよっぽどハクビシンの方が旨いぞ!松坂肉は食ったことはないけんど」と言うほどです。

   **********************
           ーハクビシンー

 生態

 植物食中心の雑食性で、果実、種子、小動物、鳥、鳥の卵などを食べる。中でも果実を好む。熟した果実や野菜などを見つけると毎夜同じ路を辿って侵入するので、獣道が形成される。木登りが得意である。樹洞、タヌキなどの動物が使い古した巣穴などを棲みかにする。民家の軒下・屋根裏などに棲み着くこともある。夜行性で、昼間は住処に潜んでいる。
 年間を通して発情・出産をする。ただし、同じメスが年に2回以上の出産をするかは明らかになっていない。妊娠期間は2ヶ月で、1 - 4子を出産する。母子を中心とした家族で生活しており、10 - 20頭程度の群れを作ることもある。この群れは複数の家族による共同体と考えられる。

  導入

 ハクビシンについて日本の在来種なのか外来種なのかははっきりしていなかった。日本列島に現在生息している個体群は、顔面の斑紋などが他の分布域のものと異なることから、日本に自然分布する固有の独立亜種である可能性を唱える説もあった。しかし、現在は明治時代に毛皮用として中国などから持ち込まれた一部が野生化したとの説が有力である。その根拠として、明治以前の古文書における生息の記載が挙げられるものの、江戸時代に蒔絵に描かれた妖怪「雷獣」はハクビシンではないかという見解もあり、公的機関の文書にもその見解を支持するものもある。また、その他の根拠としては国内においてジャコウネコ科の化石記録が存在しないこと、中国地方や九州に連続的に分布していないことが挙げられる。ただし、導入個体群の原産地や詳細な導入時期に関しては不明である。ミトコンドリアDNAの遺伝子分析の結果からは、台湾の個体群に起源していることが示されている。
 国内に生息しているという最初の確実な報告は1945年(昭和20年)、静岡県におけるものである。古屋義男のおこなった、静岡県における1972年時点での分布に関するアンケート調査がある。関東地方では1958年の神奈川県山北町での記録が初めてとなる。東京都では1980年に八王子市で初めて報告された。1985年に北海道の奥尻島で捕獲記録があり、2002年になって再び生息が確認されている。環境省は、「移入時期がはっきりとしない」として、明治以降に移入した動植物を対象とする外来生物法に基づく特定外来生物に指定していない。

  影響と対策

 果樹園に入り込み、ビワ、ミカン、モモ、ナシ、カキなどを食べ荒らすことで、深刻な農業被害を与えることがある。トマト、ウリ類のビニールハウスに侵入することもある。糖度の高い果樹・野菜を好み、ネットの隙間等、頭部が潜れる大きさの隙間ならば侵入できるので、小さな穴も補修する必要がある。一方で熟した果実や野菜を見つけると、同じ路を辿って毎夜訪れるので、畑の隅などの草むらに獣道状の隙間ができる。このほか、民家の屋根裏に棲み着き、足音による騒音や糞尿による悪臭で、生活被害をもたらす事もある。また、車に轢かれる事故も増加している。
 日本では「鳥獣保護法」により、狩猟獣に指定されている。
 日本において同様の被害をもたらす動物にアライグマがいるが、前述の移入時期の不確定さから、ハクビシンはアライグマと違い外来生物法で特定外来生物指定を受けておらず、駆除対象となっていない。住宅被害などのために、川崎市では2009年(平成21年)度に市民からの相談を受け46頭を捕獲するなどの例はあるものの、捕獲には民家に巣を作ったり果樹園を荒らすなどの実害を理由とした、鳥獣保護法に基づく都道府県などの許可(「有害鳥獣」認定)が必要で、「住宅街をうろついている」など民間人の予防的捕獲は許されていない。香港では野生動物保護法の保護対象となっている。長野県では1976年に県の天然記念物に指定されたことがある(1995年に解除)。

  人間との関わり

  利用
 中国南部では、広東料理、広西料理、雲南料理、安徽料理などの食材として煮込み料理などに用いられている。独特の臭みがあるため、ニンニク、醤油などを用い、濃厚な味にするのが普通。満漢全席でも中国梨と煮た「梨片果子狸」という料理が出された記録が残っている。日本のハンターによれば、肉はとても美味であるといわれている。
 食用の他に、毛を毛筆の材料として利用する場合がある。

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 ウキペディアを引用しているのですが,ここで下線の部分について少し言及してみます.中国で食材として利用する場合,「独特の臭みがあるため」ニンニクや醤油を使い濃厚な味にするのが普通だそうです.ところが私が食べてきたハクビシンはニオイはほとんどありませんでした.これまで食べてきた動物では,豚,牛,鯨,イノシシ,羊,シカ,イノシシ,鶏,タヌキ,ウサギなどなどがあります.これらには,それぞれ独自のニオイがあります.この中でタヌキは特別ですので後で述べますが,これらの食材の中で解体したことがあるのは,イノシシ,シカ,ウサギ,鶏,タヌキです.それぞれ,解体するときから独自のニオイを放っていました.そうそう,アナグマもこれまで2匹捕まえて食べています.美味しかった記憶がありますが,ニオイまでは思い出せません.
 特筆すべきはハクビシンで,解体の時からほとんどニオイについて記憶がないのです.というより臭くないのです.印象が強いのは,これまで解体したどの動物よりも内部(内蔵)がきれいなことです.食道から肛門までどの部位をみてもいやな感じがありませんでした.肝臓もぴかぴかと光沢があり美しさを感じます.小腸などそのまま輪切りにしてフライパンで焼いてたべたらおいしかろうと思ってしまうほどです.もちろん,精肉にして食べました.焼き肉(塩こしょうと市販のタレ)とすき焼き,煮付け(醤油と砂糖)です.まったく臭みはありません.独特のニオイがないというのが特徴?かもしれません.
 あれ?中国産は独特の臭みありとは?
 味については人に依りけり,美味しさの基準についてかなり差があります.しかし,臭いとなるとそれほど個人差はないのではないかと思うのです.
 ウキペディアによりますと,遺伝子からみると台湾産のものに近いということらしいので中国産のものと少し違うのかもしれません.
 さて,ついでにタヌキの話しです.
 タヌキは臭いです.それもとても,たいへん,おどろくほど,顔をそむけて涙を浮かべるほど臭いです.
 つづく

 

  SARS
 重症急性呼吸器症候群(SARS)が騒動となった時、ハクビシンがSARSウイルスの自然宿主ではないかと疑われた。そのため、SARS伝染の媒体になりうるとして、中国で流通が禁止された。2006年の報告によれば、SARSとハクビシンの持つウイルスの遺伝子の一部に違いが見られたこともあり、SARSはハクビシンの持つウイルスが突然変異を起こしたものではないかとの見解も生まれた。その後の調査により、SARSの自然宿主はハクビシンではなく、キクガシラコウモリというコウモリの一種であることが判明した。
        
        青文字部はウキペディアより部分引用
        *****************
        ****************

 重症急性呼吸器症候群(じゅうしょうきゅうせいこきゅうきしょうこうぐん、Severe Acute Respiratory Syndrome; SARS(サーズ))は、SARSコロナウイルスにより引き起こされる新種の感染症。新型肺炎(非典型肺炎、中国肺炎、Atypical Pneumonia)とも呼ばれる。
 2002年11月(広州市呼吸病研究所は7月と発表)に中華人民共和国広東省で発生し、2003年7月に新型肺炎制圧宣言が出されるまでの間に8,069人が感染し、775人が死亡した。

WHOが2003年7月11日に発表した推定値**
国名 発症数 死者 回復
中国 * 5327 348 4941
香港 * 1755 299 1433
台湾 * 307 47 ***
カナダ 250 38 194
シンガポール 206 32 172
アメリカ 71 0 67
ベトナム 63 5 58
フィリピン 14 2 12
ドイツ 10 0 9
モンゴル 9 0 9
タイ 9 2 7
フランス 7 1 6
マレーシア 6 3 3
イタリア 4 0 4
イギリス 4 0 4
インド 3 0 3
韓国 3 0 3
スウェーデン 3 0 3
インドネシア 2 0 2
マカオ * 1 0 1
コロンビア 1 0 1
フィンランド 1 0 1
クウェート 1 0 1
ニュージーランド 1 0 1
アイルランド 1 0 1
ルーマニア 1 0 1
ロシア 1 0 0
南アフリカ 1 1 0
スペイン 1 0 1
スイス 1 0 1
合計 8069 775 7452
(*) 中国本土、マカオ、香港、台湾はWHOにより別々に発表された。
(**) 2003年7月11日がWHOの最終報告。合計は台湾、香港、アメリカにより低く修正されている。
(***) 最終的な合計数は発表されていない。
 2002年11月16日に広東省で40代の農協職員が発症した例が最初とみられているが、2003年5月6日までに報道されたところによると、広州市呼吸病研究所は最初の患者が7月にさかのぼると発表しているとのこと。
SARSが知られるようになったのは、2003年2月のことである。
 中国からの旅行者であるアメリカのビジネスマンがシンガポールへ向かう航空機の中で肺炎に似た症状を引き起こした。飛行機はベトナムのハノイに着陸したが、ハノイの病院でこの旅行者は死亡した。病院の基本的な処置にもかかわらず、彼の処置に当たった医師や看護師が同じ症状を示し、何人かが死亡した。この症候群の病原性と医療従事者への感染は世界中の保健当局を恐れさせた。ハノイ在住のカルロ・ウルバニはWHOへ報告をおこない、2003年3月12日、WHOは世界規模の警報を出した。
 SARSは、トロント、シンガポール、ハノイ、香港、台湾、及び中国の広東省、山西省に広まった。香港での感染源は2月にメトロポールホテルの9階に宿泊した広東省の医師で、ホテルを訪れた16人に感染させた。それらの旅行者はSARSをシンガポールやトロントに広めた。これがもとで3月頃から世界的な罹患者の広がりをみせたと考えられている。
 2003年4月3日、日本政府は、SARSを新感染症として取り扱うことを発表。さらに、4月17日、原因が判明したため、SARSを指定感染症へ切り換える方針を発表した。その後、5月になって、台湾でSARS治療にたずさわっていた26歳の台湾人医師が観光目的で訪日、近畿地方(大阪府内、大阪市営地下鉄、近鉄都ホテル大阪上本町、リーガロイヤルホテル大阪、大阪城など)を観光後、帰国してからSARSを発症していたことが明らかとなり、厚生労働省がその全旅程と立ち寄り先を発表、それらの施設で消毒をおこなう事態へ発展した。
 WHOは2003年7月5日、最後まで台湾に出されていた感染地域指定を解除した。しかし、完全な制圧までにはまだ期間を要するとみられた。また、冬に再流行する可能性が指摘された。
 2003年6月13日現在、WHOがとりまとめたところによると、患者の約9.4%が死亡しており、WHOの推計では致死率は14-15%に達するとみられる。

 WHOによれば、トロント、シンガポール、台湾、ハノイ、中国広東省、香港、そして上海などの地域で局地的なSARSの感染拡大が起こっている。香港では、最初の感染者の一団は3月29日には退院している。6月13日現在までの報告によると、香港での回復例は1,380人になっている。
 おもな症状は、38度以上の発熱、せき、呼吸困難など。病原体は新型のコロナウイルスであることが判明、SARSコロナウイルスと命名された。
 SARSの感染方法はまだはっきりとはわかっていないが、感染者のせき、または、くしゃみの飛沫を吸引することにより感染するか、あるいは付着した分泌物への接触により感染すると考えられている。各国の保健機関はまた空気感染の可能性も調査している。
 2003年後半以降は2004年前半までに計14名の感染患者が報告されている。この内訳は11名が実験施設等における感染事故によるもので、残り3名はそれぞれ感染経路不明の単発的なものである。実験施設等での事故による感染者11名のうち9名は、2004年3月から4月にかけ、北京の国立ウイルス学研究所で発生したものである。これは4月22日に公表され、同研究所は翌日閉鎖、WHOと中国政府の共同調査チームにより調査が開始された。しかし、これも接触者の健康監視等により感染は終息し、5月18日にWHOが終息宣言を出すに至った。なお、日本では2006年(平成18年)12月8日公布の「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律等の一部を改正する法律」により一類感染症から二類感染症に変更となっている。
2010年現在、その後の感染発生の報告はされていない。


       青文字部はウキペディアより部分引用
       **************** 
 つづく
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2013/8/27

熱中症のハクビシン  ハクビシン

 2013年8月 今年の夏は猛暑と小雨でまいりました。とうとう四万十市では日本記録を更新、何と41度という暑さ。日本なのにこれでいいのか?という熱波です。

 さて、毎年の恒例となった、スイカへのハクビシン襲撃。母が毎年丹精込めてつくるのですが、必ず少し色づくころからハクビシンの襲撃が始まります。

 母は学習能力が衰えて、いつもカラスの仕業と思い込んで私に訴えます。「せがれや、カラスがスイカを食いだした。なんとかせい」。

 あれはカラスではなくハクビシンなので、少々の防御では防げないので、コンテナでもスイカにかぶせるしかないというと、コンテナは重たかったのかザルなどをかぶせていました。

 ザルでは全く役に立たず、簡単に取り外されて食べられていました。

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 そこで、コンテナをかぶせて、やれやれと安心していました。

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 ところが、さすがハクビシン、力持ちです。コンテナをひっくり返してみごとに食べていました。

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 ハクビシンは感心するほどきれいに食べ尽くします。みごとです。

 こんどはスイカにかぶせたコンテナの上に石の重しをして防ぎました。さすが、これほど守りを固めるとハクビシンといえども手出しは無理です。

 「攻撃が最大の防御」これは真実です。イノシシやシカで実証済み。箱ワナをしかけました。
 
 餌はバナナ。フィリピン産のバナナですが、これが安い。1房(5本)が何と98円。いったいこれはどうなっているのでしょうか。
 バナナは子どもの頃、滅多に食べることはできない高級果物でした。仏壇のお供えか、入院のときのお見舞いぐらいだったと思います。それにしても遠路はるばるフィリピンから運んできてこの値段です。 おかしいぞ!

 仕掛けた翌日見に行くと、箱ワナのフタは閉じているのに獲物がいません。バナナも食べ散らかされていました。こういうことです。餌を食べにはいったハクビシンが大きくて尻尾がオリの外に出ていて、尻尾の上に扉が落ち、驚いたハクビシンは尻尾でこじ開けながらバックをして逃げたのです。

 ハクビシンはなかなかの力持ちです。昔、小型の虎ばさみを仕掛けたことがあります。タヌキは簡単に捕れます。ところがハクビシンは暴れてこじ開けて逃げてしまいます。

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 翌々日、こんどは小型のハクビシンが掛かっていました。しかし、見回りに行ったのが昼食後のこと。哀れハクビシンは熱中症で昇天していました。
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2013/6/9

ハクビシン 食われた:食ってやる  ハクビシン

 2012/12  昨年のことです。
 何度かハクビシンによるミカン被害のことを紹介していますが、今回はミカンを食われたが、食ったハクビシンを食ったという話です。

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 木のてっぺんの食害痕。白くヘタの部分の皮が残っています。

 ハクビシンは甘いものが大好き。特に果物には目がありません。
 糖度計でも持っているかのように同じみかん園の中でも特に甘い、美味しいミカンのなっている木を選んで食べていきます。
 40年ほど経つミカンの成木ですので何百`もなります。ハクビシンは大食漢なのですが、すぐには食べきれません。それでも1週間もするとほとんど食べ尽くしてしまいます。何匹かで食べるのか、一匹の仕業だとすると驚くべき胃袋と消化能力の持ち主です。

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 被害木の下にハクビシンが落とした積み重なったミカンの皮

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 捕まえたぞ! このやろう。 こんどはおまえを食ってやる!!!

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 谷川で解体です。皮下脂肪は厚さ10mmほどもあります。

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 ハクビシンの脂はイノシシやシカとは違います。違いの説明は中々難しいのですが、ハクビシンのそれはうんときめが細かいというか、手につくとサラサラなのにしっとりと皮膚の中に染み込んでいくような感じのする脂です。また融解点がイノシシなどの脂よりも低いようです。タヌキの脂に少し似ているのかもしれません。
 夏のハクビシンには皮下脂肪も内臓脂肪もまったくありません。冬のこうしたたっぷりの脂肪と比べるとあまりの違いに驚きます。
 
 さらに驚いたのは内臓です。鯨・イルカの内臓を見たことはありませんが、どの部品を見ても綺麗なのです。特に小腸・大腸はそのまま細かくぶち切って肉と同じ鍋に入れて食べてみたいような感じさえするほどです。
 腸=うんこの袋というような感じはまったくありません。

 噂では日本にいる獣の中で一番美味しいお肉の持ち主である。と言われています。
 楽しみだなあ。

 実際はどうか。

 食べてみました。
 大和煮風にしてみました。(風)というのはショウガを入れていません。味付けは醤油と砂糖だけで、少し酒を加えています。
 独特のニオイがあるわけではなく、肉にも特別な特徴はありません。しかし、イノシシ、シカ、タヌキ、アナグマ、鳥、牛、豚、羊、ウサギ、鯨、イルカとも違います。強いて言えばアナグマに少し食感が似ているかもしれない、と、言えるかもしれないがはてどうだろう?

 「旨かったのかッ! 不味かったのかッ!はっきりしろッ!」と怒っているでしょう。

 マアマア。確かに旨い肉です。しかし、これは肉界の王様だ!絶世の美味だ!とまでは、私は言えません。
 しかし、そう叫ぶ人がいたとしても私は反対はしません。

 ハクビシンはそういう味です。
8

2010/8/6

ハクビシンとった  ハクビシン

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 またも、前回と同じ場所で、こんどは一度に二匹のハクビシンがとれました。

 三匹捕まえてから、もう収まったかと思っていたのですが、だめでした。母がまたも、まだ熟れていない小さなメロンを食べられたと言ってきました。
 
 罠をしかけた明くる日、見に行くと入っていました。

 こいつらも、食ってやろうと処理をして、冷凍庫に保存。どんどん、肉がたまっていきます。

 やはり、夏のハクビシンは脂肪がほとんどついていません。美味しいのだろうか?
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2010/8/4

ハクビシンつかまえた  ハクビシン

 2010年夏、あちこちから、害獣被害の声が聞こえています。

 私にも出動要請がきました。

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 この画像は、母が丹誠込めていろいろな野菜を作っているのですが、空からはカラス、下からはハクビシンが襲撃して、メロン類、スイカなど見事に食べ散らされています。 なんとかしておくれと頼まれて、カラスは釣り糸を張り巡らしました。

 カラスにはこの目に見えないナイロンの糸が恐怖です。そーと空からおりていこうとすると、なにやらヘンなものに、大事な羽がひっかかるのです。一度、この恐怖を味わうとカラスは近づかなくなります。 

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 ハクビシンは、箱ワナに餌のバナナとキュウイを入れてしかけてありました。翌朝、母が「ハクビシンが入っちゅう」と嬉しそうに報告に来ました。忙しいことをしていたので、昼休みに見に行くとすでに昇天していました。
 どうやら、熱中症でやられてしまったようです。

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 次の日も、母から「また入った」と報告があり、昼休みに見に行くと、またも熱中症で昇天。穴を掘って埋葬しました。

 ハクビシンの攻撃ももうないのではと思っていたら、翌日、またもメロンが食べられたといいます。

 また、箱ワナを仕掛けました。

 なんと、次の朝、私が見に行くと、またもハクビシンが獲れていました。四日間で3匹の捕獲です。

こんどは、生きていたので、こいつは食ってやろうと処理をして、お肉は冷凍庫に入れてあります。

 夏のハクビシンは食べたことがないのですが、やはり夏は脂肪が少なく少し痩せ気味かなとおもうのですが、美味しいのかどうか?食べてみないとわかりません。

 友人に試食会をやろうぜよと持ちかけると、「ハクビシンですか〜、美味しいのでしょうか?」「そりゃあ、日本の獣で一番美味しいお肉の持ち主といわれているのでさぞや美味しいでしょう」。
 
 と、そのうち試食会をやることになりました。
2

2009/11/25

ドロボウ(ハクビシン)逮捕  ハクビシン

 もう一ヶ月も前からミカンに被害を与えていたハクビシンたち、その中の1匹をやっと捕まえました。
 同じ箱ワナで一回失敗していました。それは箱ワナを固定していなかったため、ハクビシンかタヌキが入ったのですが、暴れたひょうしに箱ワナがひっくり返ってストッパーが外れてしまい、まんまと逃げられていました。

 今回はキチンとミカンの木に括りつけて暴れても倒れないようにしていました。

 11月24日、見に行くとハクビシンが入っていました。撮影をしていると情けなさそうな表情を見せて、しきりと反省しているようでしたがもう遅い。

 反省だけならオレでもできる。

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 まだまだ沢山のハクビシンやタヌキさんがうちのミカンをおいしくいただいていますので、ワナをかけなくっちゃ。
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