2009/7/7

A&Fハンター  ハンティングナイフ

A&F(ABERCROMBIE & FITCH)ハンター

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

 1947年から1953年までABERCROMBIE & FITCH特注で制作されたとても珍しいナイフです。ガーバー社の最初のハンティングナイフとして有名です。後のマグナムハンターへと続くシリーズの1番目の製品でブレードがランドールのようにロングクリップになっている特徴があります。
 
 かっこうがよくて私が一番好きなハンティングナイフです。

●ブレード:ハイス鋼、分厚いクロームメッキが施されています。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

●ハンドル:アルミ無垢に分厚いクロームメッキが施されています。側面にABERCROMBIE & FITCH CO. 片側にGERBER、下側にU.S.PTA.2,390,544の打刻があります。

 このナイフには、ハンドルがメッキされていないもの、GERBER打刻に続いて製造年が打たれたものなどいくつかのバラエティがあります。
5

2009/6/29

ラムハンドルハンター(1)  ハンティングナイフ

ラムハンドル・ハンター

クリックすると元のサイズで表示します
画像:ガーバー社の最初のハンティングナイフとして有名で、後のマグナムハンターへと続くシリーズの1番目の製品です。1947年から製造されました。
 
 初期のマグナムが何故ラム・ハンドル・ハンターと呼ばれたのかといいますと、それはこのナイフのハンドルが"Thomas Lamb"氏(工業デザイナー)によるデザインだったことからなのです。氏は、他にも松葉杖の取手や箪笥の引き出しなど多数のデザインでパテントを取っています。ハンドルの下部にある刻印は"Thomas Lamb"氏のパテントNo.が打たれています。

 ガーバー社の初期(1950年まで)のナイフのハンドルはマーフィー氏がデザインしたものを使っていました。すなわちハンドルの後部をスパッと切り取ったような旧型ハンドルです。 ガーバー社は、 マーフィーナイフに魅せられたジョセフ・ガーバー氏がそのセールスを引き受けて、 1939年にスタートしています。創立当時のガーバーのナイフは全てディビット・マーフィー氏の制作したナイフでした。その後数年間、ポートランドで造られていたBARTEAUX(バートゥー)というナイフメーカーのナイフもガーバーで販売されていたといいます。BARTEAUXはキッチンナイフもハンティングナイフもつくっていますが、ハンティングナイフでは後のガーバー社製造のフレイヤー、ビッグハンターのようなデザインのナイフもあります。ガーバーのハンティングナイフに大きな影響を与えたことは間違いないでしょう。

マーフィー氏との蜜月時期も長くはなく数年後には仲違いをしてマーフィー氏はガーバー社を去ります。そしてナイフデザインの使用禁止を求めて訴訟をおこします。彼の主張が認められ1951年からは全てのガーバー製品でラウンドエンドハンドルデザインに変更されるのです。

 ガーバーは太平洋戦争中、ナイフビジネスを中断していました。戦後、再開しますが、以前の唯一のナイフ職人であったマーフィー氏はガーバーを去っていましたので、1945年の再開からは自前でナイフを作り始めました。マーフィー氏の技術を踏襲しようと悪戦苦闘したようです。そして軌道に乗るのが1947年で、この年に社名をGERBER HAND MADE BLADESから
GERBER LEGENDARY BLADESに変更します。
ハンドルのデザインはマーフィー型と呼ばれるカットエンドなのですが、1945年以降のナイフにはマーフィー氏は全く関わっていません。これから数年の努力で、マーフィーナイフ、BARTEAUX以来のネジ等全く使わないアルミ無垢のハンドルとハイスブレードという恐るべき切れ味と質実剛健、世界中にファンを持つ製品群を生み出していきます。
 
クリックすると元のサイズで表示します
 画像:上GERBER MAGNUMとエクスカリバーマークを打刻。下パテントNo.打刻。

 "Thomas Lamb"氏のデザイン特許期間は1947年7月1日から1963年12月16日までであり1954年まで氏のパテントNo.が打たれています。正しくこのナイフのためのデザインでした。1955年からは下部の刻印は "GERBER"になり、1965年から"GERBER MAGNUM"となりマグナムハンターと呼ばれるようになります。ガーバーのハンティングナイフを語る上で欠かす事ができない貴重なナイフです。       
2

2009/1/22

カスタムナイフ  ハンティングナイフ

 カスタムナイフ
クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します
 埼玉在住のナイフメーカー 鈴木 寛さん製作のナイフです。

 このナイフは私がいつもお世話になっている方からプレゼントされたナイフです。少し訳ありのナイフで、鈴木さんに注文して製作してもらったそうですがこのナイフは失敗作で作り直されたナイフといっしょにいただいたものだそうです。
 どこが失敗したのか説明をみるまでわかりませんでした。

 その彼から、是非実際に使ってみて使い具合を確かめて下さいと頂きました。

 骨抜き用にはたくさんのナイフがありますので、シカの皮剥ぎ用に使ってやろうとおもっていました。ところがそのシカがなかなか捕れません。獲れたときは、犬に食われていたり、猟仲間にすべて渡したりとその機会がなかなか来てくれませんでした。

 ようやく、09.1.15、雄のニホンジカを獲りました。
クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

 画像のようにシカは吊るして皮を剥いで行きます。

 画像の人物は猟の相棒ですが、彼にも使ってもらって使用感を聞いてみました。「よく切れて使いやすい」そうです。私もガーバーのフレイヤーと使い比べてみました。フレイヤーは皮剥ぎ専用ナイフなのでやはり使用感は特別ですが、このカスタムナイフも使いやすく満足できるナイフでした。ただ、骨抜き等に使用するにはヒルトがないため滑ったときなど少し危険かなあとも思われます。
 やはり皮剥ぎ用ナイフとして使った方が最も使いやすいように思います。
6

2008/4/22

ミニマグナム  ハンティングナイフ

 ミニマグナムは1969年から製造が開始されます。製造が終了するのが1989年ですので20年間にわたって製造された事になります。

クリックすると元のサイズで表示します
 このナイフは1986年製造で、ガーバー社がFiskarsに買収される1年前のものです。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します
 写真のようにブレードにはセレーションがつけられています。このセレーション入りのナイフは何かの気まぐれのように一時期のみ出現します。たいへん珍しいバラエティです。
4

2008/2/1

狩猟用ナイフは切れんといかん  ハンティングナイフ

 農作物被害の対策として狩猟をはじめたのですが、対象は主にイノシシとシカです。当地ではイノシシを穫った場合その処理の方法がいくつかあります。

 シカは一番先に皮を剥ぎ取ります。毛は当然ついたままです。
クリックすると元のサイズで表示します
 写真:仕留めた現場の谷川で解体処理です。皮を剥いでいます。

 イノシシの場合、毛を剃る・毛をぬく、これは皮もいっしょに食べる方法です。もう一つは毛のついたままシカのように皮を剥ぐという方法です。これは皮下脂肪がうんと少ないイノシシの場合の方法です。これまでは当地での方法ですが、皮を剥ぎ取るといいうやり方は肉を柔らかく食べるという目的もあろうかと思います。イノシシの皮は丈夫で、煮るという調理なら皮や肉を柔らかくする事は可能ですが、焼き肉の場合やすき焼きなどでは皮が硬くて食べにくいということもあろうかと思います。

 簡単に私がやっている処理の手順を書いてみますね。上記のように毛や皮の処理をしてから、足首を切り離します。次に頭を切り離します。首から腹部、肛門のほうまで一直線にナイフを入れて胸部は肋骨まで腹部は腹膜まで切ります。次に肋骨はのこぎりで切断、臀部は直腸までのこぎりで骨を切断します。次に食道・気道をもって一気に肺や胸部内蔵、腹部内蔵をめりめりと取り出していきます。最後に肛門部にナイフをいれて食道から直腸まで全て取り外します。心臓を一突きして仕留めていますので胸部には血液が溜まっていますのできれいに洗い流してから、斧とゴム製のハンマーで大骨(おおぼね)=脊椎骨を割って二つにします。それからヒレ肉をとりはずしてから4、大型なら6ブロックに割ります。最後に骨を抜いてから1キロほどの肉ブロックにして冷凍という手順です。
 
 私は狩猟を始めた初期の頃、イノシシは毛剃りをしていました。高知県東部では一般的な方法です。捕まえた近くの川や沢など水さえ豊かにあればどこでもできる方法です。
 つづく
9



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ