本日、臨時国会が召集され国政のほうも動き始めました。
参議院で勢力図が変わり、どうも波乱含みの臨時国会になりそうですね。
テロ特措法をはじめ社会保険庁の問題、政治と金の問題など問題は山積です。
昨日(9日)赤穂市で「住民投票」が行われました。
これは兵庫県上郡町と赤穂市との合併の是非を問うものでした。
結果、「合併しない」が18062票・「合併する」が8193票でありました。
つまり「合併はしない」というのが赤穂市民の民意でした。
赤穂市は約4年も前から合併協議会なるものを立ち上げ合併に向けての協議を行ってきたんです。
市はこの合併が究極の行財政改革となるものだとして理解を求めていました。
また、市内34箇所で説明会を開いて説明、理解を求めていたそうです。
しかし今回の住民投票で、「NO」を突きつけられ、合併を断念せざるを得ない状況になりました。
合併後の将来像が見えない、合併のメリット・デメリットについて納得できる説明がない・・・
一体、行政側は約4年も前から何をしていたんだろうかと思います。
協議会を立ち上げ、住民説明会も34箇所で行ったのにどうして「民意」を捉えることができなかったんでしょうか?
議員さんもそんな中で、どうして(それぞれの周りだけでも)市民がどう考えているのかを理解しなかったんでしょう?
それができていれば、あえて「住民投票」などする必要も無かったんじゃないでしょうか?(大差での結果ですよ!無駄な経費も使わなくてよかったのに)
まさか、住民投票でもしないと上げた拳の下ろしどころが無かったわけじゃないでしょうが・・・
行政も議員もそうですが、いかに「民意」を的確に捉えていけるかがまさに問われていると思います。
そして、それをいかに効果的に、効率的に施策として反映していけるのかが重要なんでしょう。
今回の赤穂市の住民投票を考えながら、明石の「JR新駅」の問題が頭にうかびました。
今回の例をよーく参考にして取り組まねばなりませんね。
十分な情報提供をしたなかで、市民がどう思っているのかを!

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