議会は休会中です。
しかし、休会中でも委員会は動いているんです。
ちょうど今は、決算審査特別委員会が行われています。
その資料を見ながら単純に思ったことがあります。
それは、市の予算は基本的には会社や家の家計の予算と同じだということです。
簡単に言うと、それらは年度ごとの支出の見積もりであり計画なんですよね。
しかし市の予算が決定的に違う部分があります。
それは、予算に法的な拘束性があることです。
市の予算は簡単には変更ができません。
なぜなら、それは市議会で審議を経て決定されたものだからです。
企業や家庭であればどうでしょうか?
企業であれば資金を効率よく回転させ、利益を上げるのが○でしょう。
利益が上がりそうなところにシフトして(議論してる暇があれば)投資していけ、というのが企業論理でしょう。
家庭でも家計簿をつけながら計画的に一家の収入を配分していくでしょうが、突然「あれがほしい。」「これを買おう」と一家の権限ある人(ご主人とはかぎりませんよね・・)の意向で変わりますよね。
一方、市の予算は市民の貴重な税金を扱う以上、とにかく公平性と透明性が最優先されるべきなんです。
議会審議を無視したような変更もできません。
それが無いと市政への信頼がなくなるんですよね。
そして、市の予算の議案は市長にしかその「提出権」がないんです。
議会が審議し、修正できるといっても何でも変えられるわけではなく、予算提出の権限を侵すような修正はできないんです。
それだけに市長の考え、判断、先見性・・はたいへん重要なんです。
また、それに付随してその責任も非常に重いです!!
私達議員は民意を汲み取り、きっちりとそのチェックしていかねばなりませんね。

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