12月議会も終盤を迎えるにあたって、本日、議会運営委員会が開催されました。
その中で、今話題の「明石市特別職の給与に関する条例」の議案に対する修正動議が2案出されました。
修正動議が2案も出されるのは珍しく、報道陣が3社も傍聴に入ったなかでの開催です。(今まで3社も入ったことはなかったように記憶してます)
雰囲気は重かったですね。
修正動議のひとつは、市長の一期目の退職金を0にするというものです。
もうひとつは、市長の同じく一期目の退職金を職員並みに減額するというものでした。
今までに議案に対する修正動議が2案も出されたことはなく、このことを考えますと、なかなか議会も活性化され変わってきてるんじゃないかなとは思いますね。
しかし、私としての今回の2つの修正動議に関して思いますのは、どちらの案にしても市長のみにしか言及していないという点。
そしてそれも1期目のみを対象として2期目以降については原案どうりとしている点。
そこから感じられるのは、これは市長の「受け取らない発言」に対してのまるでペナルティーではないのかということです。
副市長、教育長、常任監査委員についてはいっさい触れられない上に(原案どうり)、市長以下の2期目に関しても原案どうりということです。
恒久的な制度としての退職金の議論がなされたというのであれば別ですが、それがない中で、一期目のみの市長の退職金だけをどうこうするというのはどうなんでしょう。
市長が言った事にたいするペナルティー(罰金?)を議会が決めるということに他ならない気がしてなりません。
昨日も言いましたが、市長の発言によって引き起こしたことの責任は市長自身が判断してとるべきことであり、それについて審判をうけるものだと思います。

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