実は7月に滋賀県のBMさんからちょっと基本練習がしたいとの申し込みがあった。ただせっかく日程を合わした日は大雨警報で中止。そして月を改め8月で設定。BMさんはボイジャー460所有で友人のKさんと一緒に参加。それにリバーカヤックの3人の合計5人です。

(本日 進水式。まだ傷ひとつないまっさらなカヤックだ!)
朝、笠置に集合。BMさんは私と同じバイク乗り、本日は小型。中型、大型レベルと質問。BMさんまず今回は中型レベルでということ、とりあえず全員ヘルメット着用していざスタート。
はじめはまっすぐ漕ぐ。これがうまくできてないとこの後のスキルが全てうまくいかない。普通ファルトでずっと漕いでいるともたれてひき漕ぎになる。そういう漕ぎ方だとすぐに乳酸がたまって疲れてくる。まずここを修正。これもブレードのキャッチの感覚がわかってくるともたれてもひき漕ぎにならずに漕ぐ事は可能だ。

(真っすぐ漕ぐ・・・実は一番大変)
まず真っすぐ座る。前後と左右の正中線を意識する。そして気道の確保、息をちゃんと吸えないと絶対続かない。
実際はゆっくり漕ぐ。ブレードを引かず水の上からおとすように漕ぐ。ひじをのばして漕ぐ。・・・あっというまに1時間。次にいかないと!

(これは岩のまわりをリーンをかけた状態で回っているところ)
そこからスウィープ、リバース・・・実はファルトにはこのリバースが効く。大きいしキールもあるのでいざというときにしっかりしたリバースができると方向修正に便利。BMさんちゃんと腰を入れてタメをつくった状態でリバースができるようになってこの後で何度も使ってました。
他にリーンコントロール。ファルトやレク艇(Nemoです)とリバーカヤックはこのリーンが逆になるその辺も説明して艇別にリーンを決めて練習。

(休憩中にZ-ONEを借りる。いい艇だ。Lサイズだけど全然デカくない)
昼食後ちょっと上流へ上がってみる。一応狙いは流れを使った練習。ちょっとだけ瀬を担いで上へ。ちょうど流れが狭くなって練習しやすい。
しばらく漕ぎ上りになると流石にボイジャーやNemoは強い。ショートカヤックはどうしても直進性が劣るのでついてくのがしんどい。うまくエディーをつかってフェリーグライドしながらあがっていく。

(川は初めてのKさん。これだけ姿勢がいい人はすぐうまくなる)
急流ゾーンにはいると川は初めてのはずのボイジャー&Nemoが気合いで突っ込んでいく。フェリーグライドなど長いと横の水圧が強く、角度を間違うとすぐに流されるのにものともせず突進。ここでもさっきの腰のはいったリバースで大胆にラインを変えていくBMさん・・ほんとに凄かったですよ!

(ボイジャーで初沈しても豪快に笑いながら楽しそうだ!)
あっという間に3時過ぎ。下って戻ろうという事になるのだが実はこの下の瀬がいやらしい。右がアンダーカットで左が狭く岩のある水路。もうみんな気合いで沈してもいいから下りたいとの事。水量をみてまあ沈して張り付いても出てくるぐらいなので漕いでくだることにする。

(フェリーグライドの練習中、長いほど正確な角度ではいらないといけない)
まずボイジャーは私がのる。BMさんとKさんはNemoで。この艇は全長があるから引っかかって沈してもよほどのことがないかぎり岩を越えてこける。BMさん雄たけびをあげてのクリア。Kさんもクリアでまず安心。そしてリバー組・・撃沈・撃沈・撃沈・・・あーあ全滅や!
人間だけ流れてきて上流に艇とパドルが捕まっている。私も岩をのぼって捕まっている艇とパドルを回収。いやお疲れさん!
プログラムはここで終了。そしてここから撃沈3人組がリベンジするべくショートダウンリバーへ突入することになる。(その2へ続く)

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