
寝屋川の府立工専を越えると水量が減り川が一気に狭くなる。詳しくは上の写真を見てほしい。もうそこは川と呼べないような細い水路。これだけ足元がみえないと初夏のカエルの産卵期に入るとマムシが怖い。まあまだ今なら大丈夫。下とも薄いゴム底ではなくKEENのゴツイ底のを使っている。アーバンカヤックもなかなか大変なのです。

(橋の上の怪しい自転車がNMさん)
先ほどの水路のような状態を目の前で見るとこんな感じ。まさかトムキャットLVもこんな所で使われるとは夢にも思わなかっただろう(笑)
こういう風に上と下の写真が残せるというのは嬉しいねえ。1人だとただのアホだが2人いてたら変わった人たち・・・にはならないかな?

(こういう狭い川幅でのビルの間はなんともいえない趣きが)
右側の府立工専を越えると昔の警官住宅。この先は左岸・右岸とも幸町になる。そこに
幸町公園という親水公園がある。市の広報にも載っているがここでカヌーに乗ってる写真もあった。
ついでにいうと寝屋川市駅の前は
寝屋川せせらぎ公園という公園になっている。ここからEボートにのって野崎まいりのイベントもある。流石は川の名前を持つ都市、粋なはからいだ。

せっかくだから幸町公園もみてください。かなり浅くてカヌーでは浮くかな〜という程度だが街中にこういう空間があるのは嬉しいね。ほんとはここでカヌーに乗ったりする日に上から漕いで来たかったが土日が仕事の私には難しい。どうせなら寝屋川から海まで行くというイベントやらないかなあ。寝屋川から下ると海に出るのは安治川・尻無川・木津川か!ちょっと危ないね。

(後ろは京阪電車の高架、横の道路は車高1.7m以下しか通れない)
そしてしばらく行くと京阪電車を潜る。右岸が桜木町、左岸が平池町になる。こおこにまず50cmぐらいの段差がある。ここは問題ない。この先に水門がありかなりの段差がある。それは知っていたし何度も下見もした。しかし実物をみて唖然、2.5mの垂直の壁。ここを降りるしかないのか?左右に担いで降りれそうな場所はない。仕方ない。ヌルヌルする縁にぶら下がり跳び下りる。こういう時はよく滑って怪我をするので要注意。まあ今まで何度もやってきてコツがあるので無事通過。ここからはもう海まで段差はないんだ。

(良く見るとパドルでつくか試している。)
この難関を越えるともうあとは何もない。ただ相変わらず水深はないので引きずっていく。この20mほど先の桜木町ポンプ場で淀川の幹線水路から分かれた用水路水を寝屋川に流し込んでいる。寝屋川もそこから水位があがりファルトで漕げるようになる。

(前方の右手に流れ込んでくる水が見える)
そして万感を胸にゴール。4年振りにポンプ場の所にやってきた。これで遂に家から一番近い所から漕いで海まで繋がった。
そんなわけで私の小さな冒険が終わったのだが、今回は家から歩いて川まで行き川を漕いでまた歩いて戻ってくる。ある意味これが究極のカヌーですね。元々川や海の側に住んでいる人は当たり前だろうけど私にとっては大いなるツアーでした。

大阪南港にあるカヌーカヤック専門店KAYAK kono-tori

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