
(近鉄電車の閉鎖された生駒山トンネル跡)
日本の歴史の始まりにいろいろ諸説はあると思うがその中の一つは間違いなく東大阪市の日下町(クサカ)だろう。
古事記の記述になるが後の神武天皇が東征してきて浪速の海を経て上陸。そこをナガスネビコの軍勢に襲われ敗退、南へ迂回して戦いに勝ちを収めたという。その時に敗れたのは太陽の神の子孫が日に向かって戦ったのが行けなかったという、その土地が日のした・・・クサカだ。

(
旧・孔舎衛駅 まだホームが残されている)
突如日本の歴史から始まったがその古事記の舞台ともいうべき日下町は石切神社をまだ少し上った所。坂を上がっていくと眼下に大阪の街が見える。初めに想像してたよりずっと高い。古代はこの眼下が海だったのだろうか!
さてそのナガスネビコと神武天皇が戦ったのが孔舎衛(クサカ)の坂と言われている。この孔舎衛というのは現代にも学校の名前として残っている。そして昔、石切の駅の先にこの孔舎衛駅があったという。ちょうど日下町にありまだホームが残っている。ホームのすぐ先は閉鎖されたトンネルが見える。いやいや興味深い土地だ。

(日下町から眼下の街を眺める)
長々と歴史の話が続いたがこの日下町にいい感じの池がある。まあお約束というやつです。これほど歴史がある所だとその土地を歩き歴史の重みを感じ、最後に身体に刻む儀式としてやはりどこかに浮かびたいと思うんです。うーん、変かな!

(そしてここが日下の池)
でもこの池は基本的に立ち入り禁止なんです。そこで良識派の私は考える。「無理はいけない・・」でもまあせっかく持ってきたカヌーを組み立てぐらいはいいかな?

(まさか、漕いだんだろうって?それは秘密です!)
その後はせっかくなので石切神社にお参りする。ここは下の駐車場から長い参道がある。その参道がまたいいんです。狭い急坂なんだが両側に店が並び朝から開店準備をしている。最近は空き店舗が目立つ商店街も多いのにここは凄いな。

(ちなみに商店街を歩いたのは平日の午前9時ぐらい)

なんかいいね。地元大阪といってもまだまだ知らない事は多いね。石切さんは来た事はあったが日下町を歩いたのは初めてだ。さあ次はどこに行こうかな。

大阪南港にあるカヌーカヤック専門店KAYAK kono-tori

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