
ダッキーという艇をご存知だろうか?ダッキー・・インフレータブルカヤック・・いろんな呼び名があるが要は空気を入れて使うカヌーの事。
そのダッキーの新製品が今年モンベルさんから発売される。新しいものが好きな私は早速仕入れてみた。ではその様子です!

(空気は両サイドにセンター、あとスウォートに入れる)
そもそもこのビオビオUは1重のダッキー。ちょっとわかりにくいと思われるがダッキーには1重と2重がある。2重の物は外側のカバーと内側のチューブが分かれており、外側のカバーに抑えられる事で剛性がでる。ドドコシやスンコシ、リンクス、トムキャット・・・セビラーなんかもこの式だ。ただこの方式は剛性は出るもののなかなか乾かない。アウターとインナーの間に水が入り、使用後は2-5kg重くなるのが普通だし、水をきって畳んでもじわじわ水が出て車の中が水浸しになったりする。
では1重はというと剛性がもろに船体の生地の強度になるのでふくらましてもプニプニで使えない。ドッペルゲンガーなどがこれにあたる。(プニプニです。)
そこで満を持して強度をもった生地ででたのがこのビオビオU。これは期待するしかないではないか!

早速空気を入れてみる。収納ザックから出した状態からスタート。5分15秒!カタログには・・・10分。ウンウン納得です。そんなもんでしょう。
そこで組み立てたので次のテストです。

(右上の横からの写真。台は後ろのスウォートと前のスウォートのまだ前)
そうです。強度テスト。もっとしなるかなと思ったが充分私の体重(75kg)を支えてくれました。あとは実際使ってみてどうなるかですね。

(空気を入れるにはアタッチメントに差し込む!)
気になったのは3点
まず付属のダブルアクションポンプだが、空気を入れる時にまず付属のアタッチメントを差し込んで、更にその先にもう一つアタッチメントをつける。これがただ差し込んでいるだけなので空気を入れてる時に何度も外れた。ちょっと工夫がいりますね。
次に圧力調整バルブ。空気を入れ過ぎるとパーストを避けるために自動的に空気を抜くのだが、案外作動するのが早い。もう少し圧をかけたいところ。ただこれがあるから初心者でも安心して使えるのでやはりある方がいいです。
そしてサイストラップをつけるフックがバウの前に1対しかないので、初めての人が別売のサイストラップを買ったらどうつけていかわからないと思う。要説明です。

(ボトムは平面でした)
感心したのはセルフベイラーの数。AIRE社のリンクスは問題ないのだが、トムキャットは前後だけなので排水がわるい。ビオビオはかなりよさそうだ。
まあここからはどう使うかですね。私の見立ては初心者から中級者向きにそこそこの急流もOKという感じだ。
とにかく新製品を見るのは楽しいね!
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