
(延々と岩の上を担いでポーテージ)
貴生川駅の横の川は野洲川の支流の杣川になる。その杣川を下ること約3kmでいよいよ
野洲川に合流する。川幅も一気に広くなり流れも速い。
しばらくは順調に進むが三雲駅付近は堰堤が続く。これが大変なんですねえ。

(見事な断層が広がる)
2つ連続で堰堤を越えた所でふと左岸に綺麗な断層が見える。砂岩いや泥岩か?数百メートルに渡って続いており、いろんな川にいった私もちょっと見た事がない。
大体、断層になるときは岩盤が多くて、こういうもろい岩質なら崩れている事が多い。

あえて2枚アップさせてもらいます。こういう断層見るだけでも来た甲斐があります。やはり1本の川を全部いってみないとわからない事はあるんですね。普通はこれだけ堰堤の多いところは漕がないし、川の上からみないとこの断層は見えないです。なんか得した気分ですね。

(
名神高速のすぐ上流の堰堤)
それからも黙々と漕いで甲西駅、石部駅と越えて行くと見えてきたのは名神高速だ!
ところで皆さんはカヌーを初めてから、電車や車で川や海を見かけたらつい気になったことはないだろうか?
名神高速の野洲川の上の高架はすぐ横に巨大な堰堤がみえずっと前から気になっていた。それを今まさに越えようとすることに軽く興奮する。これで次から名神高速でここを通るたびに何度でも今日の記憶が甦る!(他の所の川や海もそうなんです。)

(堰堤を越えて万感の思いで見上げる)
この堰堤はとても漕いでいけるところではなく、かなり手前から担いでポーテージする。500mほど担いでようやく着水。ヨシ!越えたぞ!
しばらく浮かんで堰堤を眺めた後、再び漕ぎだした。ここまでは思ったより順調だ。ここから国道8号線、東海道新幹線、東海道本線を越えるとゴールの野洲川橋だ。さあもう一息頑張るぞ!

(浅い、引きずる、担ぐ。)
しかしその思惑は甘かった。名神高速の上流の堰堤で流量も制限されており、そこから下は水が少ない。すぐに本流で底をするようになり何度も下りて引っ張ったり担いだりする派目に。

(場所によってはほとんど水が流れてないような・・・)
もうゴールまで4kmぐらいなのでなんとか頑張れました。これがスタート直後なら心が折れてたかな。
実は最悪として
悪夢の安曇川河口ツアーも考えたが新幹線あたりからは川幅も狭くなり水流も戻ってきた。
最後は割合順調、ただゴール予定の野洲川橋が冬に来た時は下せたが、今回は護岸工事をしていて上陸できず。仕方なくもう1本下流の橋でゴール!
(註;野洲川橋と野洲川大橋は別の橋です。名前は似てますが・・)

総行程21.5km 所要時間4時間59分(休憩なしです。行動食は浮きながら食べました) 全体平均4.3km/h よくぞまあジュニア・レディース用の短いトムキャットLVで21kmも漕いだもんです。
そこからは守山駅まで歩いて、JRを乗り継ぎ東福寺駅、京阪に乗り替え寝屋川市駅で京阪バス・・・翌日は腰が痛かった!でもいい気分です。
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