3月29日、一週間の一時帰宅があったものの一月四日からずっと続いた入院生活から退院します。
そもそも私の今回の癌は完治が難しく延命治療が主となる。いったいいつまで入退院を繰り返すのかというと、正直いって死ぬまで。だから退院した時におめでとうとか言われると身を切られるかのように辛い。家にかえれて良かったねぐらいだとありがとうといえるが、おめでとうや治ってよかったねと言われるのはやっぱりやめてほしいんです。

(真夜中の談話室。寝れない夜は長く辛い)
現在私がうってる
シスプラチン、私の癌細胞に確実に効いて小さくしてくれる。この薬を打ってる間は私が癌で死ぬことはないでしょう。ではずっと打っていればいいの?これが駄目なんです。
普通シスプラチンは生涯投与が10回ぐらいといわれている。それを越えると腎機能障害を起こし人工透析しなくてはならなくなる。現在私は8回、あと何回うてるのやら・・・
まあ10回というのはあくまで目安で、もっと打てる人もいてる。でもここからは慎重に検査しながらの投与となる。そしてシスプラチンが打てなくなったら・・・薬を変えるのだが、当然効用は現在より落ちると思われる。そしてその次は・・・実はないんです。
昨年の9月に3年生存が20%ぐらいといわれたのは、じつは3年ぐらいで打つ薬がなくなってくるから。あとは自分の打った抗がん剤を分解・排出する機能が平均より強かったら3年以上大丈夫ですね。

(日の出前、もうすぐ朝だ。ほっとするひと時)
とにかく打って効いてる間ははたからみても元気そうにしか見えない。そこで今回も退院中は漕ぎに行く。よく無理しないで安静に・・・と言ってくる人がいてるが、安静にしてて癌が大きくならないならそうしてる。それより漕いでストレス発散して、生きる気力を充満させたい。
まあ流石にまだ退院はできるものの通常より白血球、赤血球、ヘモグロビン、血小板の全ての数値が低い。血中酸素がすくないのですぐ息切れもしてしまう。しかり漕ぐのは来週、さ来週あたりかな。それまでは軽く公園とか池とか漕ごう。結局ずっと漕ぎたいんですけどね。
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