
(大三島橋の下の鼻栗の瀬戸)
そもそも川の流れと海の潮流は何が違うのか?
川は台風後の濁流はともかく、川の上から下まで一気に流れてるのではなく、おもに上の方が流れている。
それに対して海は上下の水がかなり大量に動く。
そうなると狭い所などは水が溢れてボイルや渦が頻繁に起こる。
これが怖い。
鼻栗の瀬戸にしろ船折の瀬戸にしろ狭い水路に流れが集中するので波だってひっくり返されたりするし、岸にたたきつけられたりする。

(橋の下を通過)
鼻栗の瀬戸は大三島と伯方島の間の区間なのだが、屈曲する水路でさぞ波が立ちそうだ。
NMさんが両島の海岸線を見て、昔はくっついていたんでしょうねと言われた。
確かにそんな感じ、大きな島が地殻変動で割れたようだ。
橋の下は伯方島側が少し波立っている。
うまく潮が止まり出すタイミングなので激しくはない。
まあプランニングの勝利か!

(たぶん三小島、きれいで小さな島です)
鼻栗の瀬戸を越えていよいよ次はメインイベントの船折の瀬戸、潮目は緩い追い潮だ。
しかし近づいていくが三角波もボイルも見えない。
いぶかしがりながらも大三島橋の下に差し掛かる。

(大三島橋の下)
するとまったくの凪ぎ・・・流石にこれは拍子抜け。
まあ楽なのはいいんですけどね。
事前に散々動画をみたりして警戒してたのが役にたちませんでした。
でも海はこういう事があるんです。
実は明石海峡が事前に調べつくしていったらスンナリいけてしまってます。
だからといって舐めたりはしないですけどね・・・
緩いとおもっていってえらいめにあった事もありますし・・・
今回の伯方島も名にしおう難所、まあ計画でリスクを相当減らせたという事です。

(船舶の通過待ち)
ともかく無事通過できたんだから先に進もう!
鼻栗の瀬戸は船舶もほとんどこなかったが、船折の瀬戸はけっこう交通量が多い。
ただありがたいのが、島が近いので音が反響して聞こえやすい。
余裕をもって避けて一気に通過でやり過ごす。

その後は平和に漕いで元の沖浦ビーチへ。
でも気持ちは大島や四国本土の方に向いてましたね。
今回はうまく潮詠みがあたって楽にいけたけれど次はいよいよ最大の難関の来島海峡。
潮流によって船舶の通るルートすら変わるという非常に珍しい所だ。
もちろん狭い橋の下ではなく、海峡から押し出されながら四国へ渡るつもり。
さあ次がしなまみ海道渡航計画の最終章だ。

TP積算距離 24.0km
TP移動時間 4:02 TP停止時間 0:23
移動平均速度 6.0km/h 最高速度 11.1km/h
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