
(河口に並んだ風車、これがかなり離れても見えていい目印になった)
遠州灘というのは前回も書いたがうねりがきつく言ってみればサーファーのいっぱい来る所。
前にも遠州灘から出艇したことはあるが、かなり根性決めてでないといけない。
今回ももし海から出艇したら川を下ってきた時にゴールで苦労するのでやはりスタートは天竜川だ。
本当はもう少し上のJRあたりから出たかったが、そうすると浜名湖到着が遅くなる。
やはり昼には着きたいんです。
そのあたりの妥協点で河口近くからの出艇となった。

(河口部は思いっきり左岸よりになっている)
早速海に出ようと河口に近づく。
天竜川は下流部はかなり広いのだが、
河口部だけは狭く右岸が張りだしている。
そして川の水が海にあたって波立っている。
まあこういう所は狭い所に流れが集中するので突っ切るしかない。
以前にいった川では熊野川がこんな感じ、いろんな川があるもんです。

(海から1列に並んだ風車を見る)
川から海に出ると当たり前だが波質が変わる。
広い、外海らしい広さが凄い。
最近は瀬戸内海が多かったのでここまでのだだっぴろさは感動ものだ。
島もなんもなく、ただ砂浜と海岸線が続く。
横にはさっきスタートの時に見た風車が並ぶ。
この風車はかなり後まで見る事が出来て漕いでいてどれくらい来たのかというのを確かめるのに非常に役にたってくれた。

(真ん中を越したあたりの建物、焼却場かな?)
遠州灘に出てしまうと書く事がない。
元々土地勘がないので思い入れもないし、地図を見ても一緒でただ海岸線に沿って漕ぐだけ。
方向もなにも間違いようがない。
水温は高く南の海感が満載、そしてあちらこちらにいるサーファー達。
とにかく岸には近寄りすぎないようにして漕いで行こう。

(それなりにうねりはある)
自分も今までに何回か遠州灘漕いでもうこれで漕ぐのはいいかなと思っていた。
なんといっても景色が単調というのは辛い。
でもフィールドとしては一度経験してみるのは面白い。
まず上陸困難、景色単調、休憩や食事をどうするか?
そういう事も含めて考える所は多い。
今回はNMさんもまめぼうさんも始めて漕いだわけだがそのあたりはどうだろう。
そんな事を思って漕いでいると真ん中あたりから浜名大橋が見えるようになってきた。
やはり目標があると漕いでて楽だ。
なかなか近寄らないんですけどね・・・

(あの橋をくぐれば浜名湖だ)
スタートして3時間半、浜名大橋がかなり大きくなってきた。
そうなるとちょっとは岸に寄って波に乗ってみたい気がする。
ただねえやっぱり1月に沈したくないんですよ。
それにここはレスキューが無茶苦茶しんどい。
やるとしたらゴール近くでかなと思っていたけど二人ともスルー・・まあそれなら止めときますか!
無理は禁物やね。

(さあもう少し)
出艇して約4時間、12時40分に浜名湖の入口のテトラに取りつく。
もう釣り人がいっぱい・・でもここは船の航路でもあるのであまり遠くに投げてはないはず。
ではいよいよ湖に突入しますか!

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