もう、7月も終わりに近づく中、私の記憶の中で、台風が7月に一つも出来ていないと言う事は、多分、初めての年だと思います?
何で出来ないのか、高気圧が弱いのか、海水温がまだ低いのか、長梅雨なのか、分かりませんが、熱帯地方で発生する低気圧を熱帯低気圧と言いますが、この内で、最大風速が34ノット(17 m/s)以上のものを、台風と呼んでいます。
この台風とは、日本における名称であって、アメリカではハリケーン、インド洋ではサイクロン、オーストラリアではウィリー・ウィリーと呼ばれます。
台風は、始め、緯度5〜25°くらいの熱帯の海上にある低気圧に、何かの原因で、強い上昇気流が出来ると、この地方特有の、気温が高くて水分をたっぷり含んだ空気は上昇して、次第に雲になります。
その時、沢山の熱を放出するために、ますます熱が増し、熱帯低気圧となり、さらに上昇することにより、台風に発達します。
おおよそ、一年間に発生する台風の数は、27〜30、その内、日本に上陸する台風は、約3〜5個です。
台風の大きさを表す言葉に、大型、中型、普。大型は、1000 OP (ヘクトパスカル)の等圧線の半径が300〜600 km、中型は、200〜300 km。中心気圧が990 OP以上が弱い台風、930〜960 OPであれば強い台風、
大型で猛烈な強い台風というのは、中心気圧が900〜以下、昨年、千葉県に上陸した台風は、これに当り、その時、最大風速60 m〜以上、過去、s34年の伊勢湾台風は、これに当ります。
これから、8月、9月は、台風は九州、四国をかすめたり、本州へ上陸したりします。
進路は、その時々で、上空を吹いている季節風で、その都度違いますので、どこを通るかは分かりませんが、台風は、気圧が最も下降している方へ進み、高気圧は、気圧が最も上昇している方へ進み、
決して、高気圧のある方向へは進まないということです。
2020年は、コロナウィルスに始まり、天候までおかしな年は、昔からの諺通り、「備えあれば、憂いなし」を、お忘れなく。。。
Keep Something for a rainy day.

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