軍国主義の名のもとに、戦前は、学校教育の中にも、戦争を美化していました。
第二次世界大戦は、歴史上に起こった事は、報道や教科書で
見たりしているので、その事は、ある年齢以上の方は、知っていると思います。
しかし、現在、伊良湖でサーフィンを楽しんでいる99%の方は、私を含め、直接のB29の焼夷弾、戦地、大火は、知りません。
それは、良い事だとか、悪い事だとか、と言うものでもないと思います。
子供に夢を見せる、このマンガ本を開いて見ると、すでに、この文面の中に
帝国軍人としての思想が、洗脳されています。
当時、この戦争は「おかしい」「負ける」など口にしたら、「憲兵隊に連れていかれて、拷問を受ける」と、私は、亡くなった祖母に聞かされました。
それほど、この争いは、間違っていたのです。その末路は、8月6日、9日が、証明しています。
本日は、終戦65年を迎える日、我々が、今、こうしていられるのも、多くの方の犠牲の上に立っている事を忘れずに、心に留めておくものと思います。

黙祷。 yoshi
P.S.
昭和6年、猛犬連隊が設立されてから、今日まで、何回となく、大事件が突発いたしました。ある時は、山猿と戦争したり、又ある時は物凄い大熊と大戦争をしたり、時には猛犬軍、危うしと思われる大戦争もありましたが、我が勇猛果敢な猛犬連隊の将兵は、最後までよくがんばり通して、いつも大勝利を占めております。
ところが、この度、海を隔てた豚の大国から突然、無法な戦争をしかけられました。豚の国は、面積からいっても兵力から見ても、猛犬軍の何十倍という恐ろしい大敵です。
(中、省略)諸君もやがて、帝国の軍人として大働きをなされる時が参ります。その時こそ、立派な働きをして、皇国の為に忠義を尽くさなければなりません。どうぞ、この本をよく見ておいて、今から、その心がけでいてください。昭和12年12月10日。

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