私がまだ中・高校生(悪ガキ)だった頃、スケートボードが流行し始め(73年)、その頃はアルバとシムスが代表だったと思う。(いわゆる、空き缶などを並べるスラローム)
その後、80'sに入り、パウエルからトニー・ホーク、キャバレロ、マックギルなどのストリート・スケートボードが発表され、ランページなど、ボトム〜トップの切り替えを、波をイメージして練習した。
現代のスケーターと大きく違うところは、オーリーやスピン、グラブは必要としない所。
85〜87年位だったと思うが、西岡昌典氏が考案した、31 1/2のメイプルウッドで、デッキがコンケーブした幅が11"のラウンド・キックテールに、トラッカーのトラックを元に二枚重ねのパッドを使用し、プロッガーというメーカーから販売された。
これがまたすこぶる調子が良く、サーフィンのマニューバーラインのイメージを描くために毎夜毎夜練習した。
私達のように、名古屋から海に通っている者にとって、毎日海に入ることは不可能であり、休みの日に海に行ったとしても、フラットだったりクローズしていたり…。サーフィンに必要な上下動(アップスン〜ダウン)、腕から肩・腰に入るローテーションを、限られた時間で会得するのはとてもキツイことだった。
そのため、当時のサーファーは思い思いのサーフスケートを車の後ろに積んで、暇を見つけては道路や広い駐車場でよくやっていた。
サーフスケートである程度サーフィンに似た動きを体に覚え込ませると、不思議な位、サーフボードで波に乗った時にも無意識に同じ動きをしようとし、それまでの無駄だと思われる動きをしなくなる。
これがいわゆる「レール・トゥ・レール」である。
また目線も遠くを見るようになり、これがまたサーフィンに役に立つ。
プロッガーというメーカーはもう無くなってしまったが、「サーフィンを少しでも上達させたい!」と真面目に考えているサーファーなら、海に行く事だけではなく、陸上での影練も必要だし、サーフスケートを週2〜3日位真面目にやれば、必ずサーフィンも上達する事を約束する。
私的には、カーブスティックというボードが、このプロッガー西岡モデルに現在は一番近いように思う。
他にも、現在はカーバ、スムース・スター、グラビティーなど、サーフスケートとして販売されている。スケートボードとサーフスケートとは違います。

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