今回のこの大会は、波も割れにくい地形、
しかしそれは、自然相手のことだから仕方がないが、運営は少しまずかったかな、と思う。
取り間違えないで頂きたいと願うが、決してこの大会の批判ではない。
なぜなら、大会の運営側、役員、設営準備、
スタッフの大変さは、よく分かっているつもりだからである。
私自身も、スノーの大会では、実行委員長を13年間、サーフィンでは10年間、務めさせていただいた経験をふまえた上での、意見であり、感じたことである。
大会とは、そもそも『誰のために開催するか?』ということである。
スポンサーのため、役員のため、選手のため、それは、その立場によって見解も違ってくるが、
そういう時こそ、“三方良しの法則”を応用すべきである。
まずは選手の事、
どうすれば、選手から不満も出ず、楽しんでもらえるか?
次には、どうすれば、運営するスタッフがやる気をもって、充実感を得ることができるか?
最後に、協賛したスポンサーのメリット(満足感)。
これらを、よくよく考えるべきであると、私は思う。
まず、開会式(開会の挨拶)は行うべきである。
開会式において、その日のコンディションによる、ルールの説明も行うべき。
それは、選手が聞いていようがいまいが、とにかくすべき事柄である。
「NSAのルールに基づく」とよくあるが、その場のローカルルールがあってしかりであるし、あっても差し支えは無いと思う。
なぜなら、NSA主催の大会ではないから、である。
今回のように、波が割れにくく、ウェイティングをしなければならない状況であるならば、潮の時間を読み取り、決定能力のある方が、きちんと判断を下すべきであると思う。
それから、この大会は、入賞すると、副賞に商品券が渡される。それは、選手にとっても楽しみであると思う。
今回、SHORT Aクラスで伊豆からエントリーしていた方が優勝した際、
「その商品券を持って、このエリアのショップにはいけないから」という配慮の元であるかもしれないが、
その大会会場の場において、「他県の方は、現金に換金します」と放送を入れるのは、明らかに間違いである。
もし仮に、その場で換金が可能であるならば、入賞した選手全てに行うべきであり、
しかし、アマチュアはプロとは異なるので、現金の受け渡しは禁止されているはずである。
本来は、「その後、どうするか?」は、本人自身が考える事である。
大会は、選手の事、
スポンサーの立場、予算の組み立て、役員の親睦を考えて、“三方良し”にすることを、心がけるべきである。
思うところはまだありますが、作文になってしまいますので、この辺にします。
最後に、この大会を、前準備から一生懸命やってらっしゃる方達を知っているからこそ、私は心から、いい大会になってほしい!と思っています。
失礼な事を申し上げているようでしたら、深くお詫びを申し上げます。
ベルズクラシック 吉川英至
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