2022/3/18

重症の2GM20  ENGINE

月曜日にガレージファクトリーに搬送されてきた2GM20・・・

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土曜日に上架したヨットから降ろされたばかりで、一見きれいに見えるが・・・
よく見れば横流し(換装の為、降ろされた古いエンジンを純正塗料でタッチアップ塗装され、販売される)の2GMでしばらくは回っていたが、黒煙を吐き、その後全く始動しなくなったとのこと。

そしてこの2GMは輸出向けのエンジンで、なんとフライホイールが巨大で23sもある!

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取り外しや取り付けは重いので苦労する!

フライホイールやダンパーを外したり、締めるにはクランクシャフトをロックしないといけない。
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27oのボックスと大きめのレンチを使用。

搬入されてきたときの台は高さがあり、このままオイルパンを外し、Pistonを抜くことが出来る。

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Headを外し、Valveを抜いて、いろいろ見えてきた!
カーボンで覆い尽くされたExhaust valve(No.2側)
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*黒煙を吐きながらも何とか走ったらしいが、その後2番気筒が全く点火しなくなったとのこと。
おそらく圧縮不足で不完全燃焼で黒煙を吐き、そのうちカーボンが排気バルブ室に溜まり、バルブ自身も写真のようにカーボンで塊り、更に圧縮不足となり、点火不能になったと推測。
バルブ室を埋め尽くすほどのカーボンで除去した量が半端ではなかった!?

圧縮を回復するためにオーバーサイズ(0.25o)リング付きのPiston Assyを取り寄せる。
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オーバーサイズのリングをCylinderに入れるには、ホーニングしなければならない。
一応、電動ドリルで使えるホーニングキットをAmazonに発注した。
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240番の砥石で均等に研磨できる優れもの!
シリンダー側面にきれいなクロスハッチが出来た。

*直接冷却のGMエンジンの整備不良で目に付くのはZinkの定期的な交換が実施されていない事!?
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ボロボロになるまで放置していたら、電蝕防止はおろか、ボロボロになった瓦礫が冷却水路を閉塞してしまう。
2GMは2個、3GMは3個装備されているが、海域にもよるが2年が限度と思う、早めの交換がお薦めです。
サイド側のZinkボルトを外すには24oのメガネレンチがあると便利です!

**あの錆びだらけの、廃船から取り出されて搬送されて来た2GM20!
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・・・・・24日夕方新品のように仕上がり、復活した!
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蘇ったエンジン音は素晴らしい協奏曲に聞こえる!
ご近所迷惑かもしれないが・・・・・!?

しかし、この2GMの本体をもう一つの重症の2GMに移植しなければならない。
持ち主の意向で、土曜日にヨットに載せなければならなくなり、今日移植工事をする。
重症の2GMは原因がまだ判らないのでしばらくFactoryに居ます。
結局、Head Assyのみ残して総入れ替えで明日ヨットに載せて入水です。

ちょっと苦労して復活したエンジンがFactoryを出て行くときは一抹の寂しさを感じた!

重症の原因は残す検査はCylinderのヘアークラックか偏摩耗か・・・!?
時間をかけてやろう!!
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