2022/5/28

002/2GMは永遠に  ENGINE

1艇の中型艇(30ft)に3台も乗せ換える事になったYanmar2GMエンジン

これら3台の2GMをFactoryに持ち込み分解整備に着手、それぞれ重症を抱えていて約半年かけて、何とか再生することが出来た!

・・・・これもドラマ風に編集してみた・・・・・

・・・・「002/2GMは永遠に」・・・・(007/ダイアモンドは永遠に)

約半世紀前に、当時は大型ヨットの部類になる30ftが主流になっていく・・・
(当時、税制の関係で全長9m以上は関税がかけられたので、9m未満=30ftが良く売れた)
搭載エンジンも船外機から船内機へ、10馬力以下の単気筒(YA8/YC8)が活躍した!

Yanmarは中型ヨットに搭載向けの2GMを開発・・・
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13Hpで2気筒、軽くて静かなエンジンで正にヨット向け

*この2GMは約30年元気に回っていたが、排気にオイルが混ざるようになり、中古の2GM20に換装されたため、取り降ろされて、ヨットヤードに放置されていた

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これを見つけたエンジンオタクはバラバラにして自宅Factoryに持ち帰り分解・・・
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外部は錆が多いが、内部は腐食やクラックがなく、何とか再生出来そうだ!
早速パーツを発注・・

(2GM20へ進化した部分はライナー入りシリンダーからライナー無しのシリンダーブロックに・・・フライホールは12s→17.5sに、3Hp upの16Hpに・・・・
3Hpはオプションで35Ahから55Ahのオルタネータを装備可能にした)

分解した初期のパーツオーダーはシリンダーヘッドガスケット、オイルパンガスケット、各種パッキング、オイル、燃料エレメント、各種O-Ring・・・・
この2GMは吸・排気バルブ、ピストンリング(標準サイズ)を発注
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タッチアップ塗装用にヤンマー純正塗料も・・・

・・・ライナーのあるシリンダーを初めて見た!
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ピストンやリング、コンロッドなどの状態が良い・・・再生出来そうだ!!
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錆が最もひどかったのは、海水を取り込む海水ポンプだ!
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分解は大変だった!これほど錆びていたら、廃棄して新品に交換がベストなのだが、元々廃棄されたエンジンを再生しようと企んでいるので、パーツ交換でやってみよう!!

シリンダーヘッドを磨いたら、状態が良い、ライナーにも傷がない!
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ミッションもオイルは汚れていたが、状態は良さそうだ!
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KM2P-A 減速比:2.21

最もひどかったのは冷却海水の通路が塩の塊りで詰まっていた!
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これはヘッドのジンク、サーモスタットの周りも塩詰まり、相当の量の塩が出てきた!

これでは、エンジンは回っても直ぐにオーバーヒートになってしまったのだろうと推測する。
ピストンのヘッド部やバルブの周りがカーボンで真っ黒なのと因果関係はあるのだろうか!?

錆びだらけだったフライホールをサンダーで磨いたらピカピカになった!
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フライホールの両側には、噴射タイミングと上死点のマークがあるので、錆びていては確認できない。(2GMのフライホールは12s、2GM20:17.5kg、3GM-30:17.5s)

オーダーパーツを入手して、いよいよ組み立て開始!!
組み立ては楽しく、早い!
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試運転・・・快調に始動、滑らかに回っている・・・しかし!?
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何かおかしい!?排気の冷却水に何か混じっている・・・!?
・・・真新しいエンジンオイルが豆粒状になって排出されている!

Headを外して良く観察すると、排気マニホールドにピンホールがある!?

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プッシュロッドルームからオイルが漏れていた!

Headエキマニの腐食穴の補修をどうするか、溶接出来るような部所ではない・・・
YanmarにHead assyのパーツ見積もりしたら、124000円!とても手が出ない。
最近FBでも宣伝している「耐熱金属溶接パテ」を使って補修を試みる。

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指先で溶接もどきが出来るのであればCoodだ、上手く盛り付けすることが出来た!
慣らし運転後が楽しみだ!

パテ塗から24hr以上、十分に硬化したので、心臓(Head)を再組立て、同じ作業を何回もやっているので仕上がりは早い!

早速試運転、一発始動!滑らかに調子よく回っている、しばらく慣らし運転をしてパテの様子を見てみようと思う・・・

2回目の試運転、1Hr回した後、ミキシングエルボーを外してエキマニを触診、問題ない!
これから毎日慣らし運転して様子をみよう!

結局10時間慣らし運転をして異常はない、溶接パテの信頼性は無限だ!

この2GMは持ち主にお返しして、使用の判断はお任せすることにした。

*ボロボロの2GM20
25ftの廃船ヨットから取り降ろされた2GM20は錆びだらけでボロボロ!
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作業台に乗せて早速分解開始、錆が酷い、今まで扱ったエンジンで錆は最悪!
分解は困難を極める、ボクの作業服もサビまみれだ!!

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しかし、Headを外して両面を点検・・・状態は悪くない!
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これなら何とか再生出来そうだ!

こんなボロボロのエンジンが生き返ったら、またまた感動ものだ!
モチベーションがアップする!!
バラバラに分解して洗浄するには根気と体力がいる!
錆の量は半端じゃない、しかも泥まみれ・・・・

これまでにパーツクリーナー5本、灯油1L使った!

これまで使いこなされた2GMと今回のような放置された2GMの違いで気が付いたのは意外と・・・・
充分に使い切った2GMはHeadやシリンダーブロックのHead面に経年劣化が見られた。
またコンロッドやピストンピンにも変形が、バルブにも偏摩耗が見られた。

これまでクラブ艇の取り降ろされた4台の2GM20は、分解整備して再利用を諦め、新品の3YM20に換装された。

放置された2GMは??
使い切って放置するのと、放置されたヨットに搭載されていた2GMとは異なる!?
見た目は錆びてボロボロでも分解してみれば密封されているエンジン内部は意外と朽ちていない!
今回の2GMは多分これだろう!?
放置されて30年は経過していると思うがYanmar エンジンのQualityは高い!

交換した主要パーツはピストンリング(0.25oサイズアップ)吸・排気バルブ、ミキシングエルボなどは新品に・・・
ボロボロに錆びていた、ミッション、フライホイールハウジング、エアークリーナーケース、ボンネットなど表面に出ていたパーツは保管中の中古パーツに交換した。

なんと見違えるほどにピカピカになった!
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試運転は一発で始動、滑らかに回る・・・元々素性の良いエンジンだったのだろう。
廃棄されずに生き返えらせた達成感はひとしおだ!

そしてこの2GMは30ftに載っている重症の2GMと乗せ換える事になった。

*その重症2GM20・・・3台のうち最も厄介な重体のエンジンだった!

ガレージファクトリーに搬送されてきた2GM20・・・
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土曜日に上架したヨットから降ろされたばかりで、一見きれいに見えるが・・・
よく見れば横流し(換装の為、降ろされた古いエンジンを純正塗料でタッチアップ塗装され、販売される)の2GMでしばらくは回っていたが、黒煙を吐き、その後全く始動しなくなったとのこと。
中古売買はヨット本体もだが、エンジンもオーナーの買い替える要因があるはず!?
エンジンの方がオーナーの意向が判りやすい・・・・
もっと馬力が欲しい、古くなって調子が良くない、新品に乗せ換えたい等など・・・
買い手はなるべく中古エンジンの経緯を聞いて、実際に試運転をしてもらい、自分の目で判断しないと、後から文句を言っても仕方がない。マーケットはノークレームノーリターンが相場のようだ!
売り手も誠意をもって、詳しく説明し、試運転を見てもらい、分解整備の概要と交換パーツリスト位は揃えておきたいものだ。

そしてこの2GMは輸出向けのエンジンで、なんとフライホイールが巨大で23sもある!
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取り外しや取り付けは重いので苦労する!

フライホイールやダンパーを外したり、締めるにはクランクシャフトをロックしないといけない。
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27oのボックスと大きめのレンチを使用。

Headを外し、Valveを抜いて、いろいろ見えてきた!
カーボンで覆い尽くされたExhaust valve(No.2側)
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黒煙を吐きながらも何とか走ったらしいが、その後2番気筒が全く点火しなくなったとのこと。
おそらく圧縮不足で不完全燃焼で黒煙を吐き、そのうちカーボンが排気バルブ室に溜まり、バルブ自身も写真のようにカーボンで塊り、更に圧縮不足となり、点火不能になったと推測。
バルブ室を埋め尽くすほどのカーボンで除去した量が半端ではなかった!?

圧縮不足の最悪の原因はシリンダーブロックやヘッドのクラックや凹みがある!?
この場合は専門工場に持ち込み、溶接やボーリングが必須・・・
クラックを検査するために、DIYで出来る事は目視点検とカラーチェック・・・

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特に異常は見つからなかった・・・ならば次の施策・・・

圧縮を回復するためにオーバーサイズ(0.25o)リング付きのPiston Assyを取り寄せる。
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オーバーサイズのピストン&リングをCylinderに入れるには、ホーニングしなければならない。
一応、電動ドリルで使えるホーニングキットをAmazonに発注した。

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240番の砥石で均等に研磨できる優れもの!シリンダー側面にきれいなクロスハッチが出来た。
しかし、0.25oのボアアップはホーニングでは厳しいが、圧縮不足の原因が従来のピストンとシリンダーの隙間が広くなったと思われるので、0.1〜0.15oならホーニングで可能と判断、結局砥石を2セット使って、スムースにピストンが入るようにし、リングの合口を制限値内に調整した。

更にヘッド面とシリンダーブロックのヘッド面の均一性も点検が必要。
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この両面を2000番砥石で丁寧に磨いた!

吸・排気バルブとステムシールは全て新品に交換し、擦り合わせも完了!
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直接冷却のGMエンジンの整備不良で目に付くのはZinkの定期的な交換が実施されていない事!?
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ボロボロになるまで放置していたら、電蝕防止はおろか、ボロボロになった瓦礫が冷却水路を閉塞してしまう。
2GMは2個、3GMは3個装備されているが、海域にもよるが2年が限度と思う、早めの交換がお薦めです。
サイド側のZinkボルトを外すには24oのメガネレンチがあると便利です!

更に直接冷却で多いトラブルはサーモスタット・・水温が上がると、熱膨張したプランジャーがスプリングを押して、バイパス経路を閉じてエンジン内の冷却水を循環させる。
錆て固着していたり、小枝が絡んで不作動になっていたのもあった!

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熱膨張した状態、この隣にある水温センサーは65℃以上になると警告してくれる。

ここまで、分解整備して、残されたのは燃料系統、正しく噴射されているか確認。
噴射タイミングと噴射状態を点検、この点検窓はタペット調整の時も使用する

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スターターを外すと見えるが、後ろ側のフライホイールハウジングの窓からも確認できる。
「I」が噴射開始のマーク、「I1」「I2」がそれぞれの上死点のマーク

燃料噴射ポンプも分解してチェック、デリバリーバルブのパッキンやO-Ringを交換
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出来得ることは全てやって、いよいよ試運転・・・これでダメなら手の打ちようがない!

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まるで息を吹き返したように元気よく生き返った!!

その後の慣らし運転も上々、音もとても滑らかで排気ガスもキレイ、ブローバイガスは少ない!
今まで、7台の2・3GMを分解整備したが、このエンジンが最も厄介だったので、持ち主に返却するときは一抹の寂しさがあった。

我が家のFactoryには2GM20が1台残っている、当初から2in1の2GMで学習用に保管していて、作動もOKなのだが、今回の3台の2GM分解整備でかなりのパーツを流用してしまった。

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時間をかけてゆっくりと最上の2GMに仕上げてやろうと思う!!

古い2GMエンジンはパーツはYanmarにあるので、丹念に分解整備してやれば、永遠に活躍できるものと信じている。
3

2022/4/18

003は二度死ぬ!?  ENGINE

約半年に渡る3GM30の復活をドラマ風にまとめてみた!

*たぶんこうだったんだ劇場「003は二度死ぬ!?」(003=Yanmar3GM30)

去年(2021年)の秋、大型ヨットのオーナーは帰港直前に突然エンジンが止まり、スターターも全く作動せず、近くにいたジェットスキーに曳航してもらい、なんとか桟橋に辿りついた

オーナーはスターターの故障と判断、ボクに相談(スターターの予備パーツを保管していた)、中古のスターターを提供したが、スターターは作動するがエンジンはビクともしないとの報告

まずは取り降ろしたスターターを分解
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今まで見たことが無い様な汚れ方だった!ブラシはまだ半分以上残っていたが接触不良で通電していない、バラバラにしてパーツクリーナーで洗浄、ブラシの当たる部分は楊枝で泥を除去

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組み立てて再塗装、元気に作動した

さて本体をどうする・・・状況から見てボクは中古の程度の良い3GMか4JH又は新品の3YM30に換装を薦めたが、老練のセーラーが誰しも悩む・・・あと何年ヨットを続けられるか・・・
費用対効果を考えると中古の3GMの換装になる、Netで検索すると3台の3GMが市場に出ていたが、漁船が使用していたのもあり、程度の良い出物はなかった

そこでオーナーはクラブの老練職人のTさんに相談、取りあえずヨットから降ろして分解してみる事に・・・
何と、ヨットのメインハリで吊るして桟橋に降ろし、ゴロゴロ引っ張ってきた!
ボクはまだ遠目に見ていたが、桟橋から陸揚げは無理と思い、ユニックのオーナーSさんにお願いしてユニックで岸壁に上げ、クラブの工作室へ・・・

ここからはボクのエンジン整備オタクの魂がムラムラしてTさんに全面協力、中古パーツ、工具、経験や知識を全て提供し、ボク自身の勉強の糧にすることにした

ヘッドを開いて見ても特に問題ない、一応全てのピストンリングとガスケットは新品に交換
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ピストンとコンロッドを外してみてアッと驚き!
3番コンロッドのクランクシャフト接続部メタルベアリングが溶損し焼き付け寸前だった!

メタルベアリングを3セット発注、エンジンスタックの原因はこの部分だが、ここに至った要因がまだ解明されていない

ピストン〜コンロッドには消耗部品があり、分解整備時には交換したい
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今回はメタルベアリングを交換(約5500円)

クランクシャフトはメタルベアリングの溶損で重傷
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クランクシャフトは高価なので再利用することになり、オーナーが年末年始の間、自宅に持ち帰り、サンドペーパーをベルト状に加工し、毎日丹念に磨き、ツルツルにして持ってきた

年明けてから、原因不明のまま、入手したパーツで再組立て
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セールドライブなので、ミッションはヨットに残してきている
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タペット調整時の上死点を見るためにフライホィールマークとの合わせマークをハウジングに付ける

ある程度組みあがると、チョッと回してみたくなるのはまるで子供だ!
エンジンオイルを入れて手回しをしたら、オイルがダダ洩れ!?
オイル経路を点検すると、何とサプライパイプの根元が錆で朽ちていた!
オーナーに聞けば以前にもオイルパンにオイルが垂れていた兆候があったそうだ!
スタックしたその日もオイルパンはべったりとオイルが溜まっていたらしい・・・
必然的に焼き付いてスタックしたと思うが、再生不能にならなかったのがせめてもの救いだ!

直ぐにパーツを発注、近くにヤンマーパーツショップがあり、発注した翌日に入手出来るのが在りがたい!

オイルポンプで加圧されたオイルはスターター下部のシリンダーブロックからサプライパイプを通ってヘッド部(ロッカーアーム室)、シリンダーブロック横河の2ヶ所(カム軸)に圧送される
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問題解決と早とちりして、早く回したいと益々子供になる・・・

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オルタネーターなし、冷却水ポンプなし・ホースを直結、計器なし・水温・油圧警告なし・・・
スターターは直結で・・・・

快調に始動した・・・・が・・・

エンジンは快調に回り、この状態では慣らし運転は出来ないのでヨットに戻して慣らしを続けることになった

桟橋を台車に載せて転がし、またメンハリを使って難なく搭載、セールドライブなのですんなりとマウントに載せて
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ミッションを差し込めばシャフトのように芯出しも不要だ!
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従来の電気配線をするも、電線が劣化していて上手く行かない
劣化したソケットをバイパスしてまでなんとかセル始動できるようになったが・・・
問題は水温と油圧の警告が作動しない(ピー音が出ない!?)
オーナー談では以前からこの状態で運転していたそうだ・・・
懸念材料(水温・油圧の警告がないままで)を残して、オーナーに慣らし運転を託し帰宅

翌日、オーナーの悲痛の声を聴くことになった!
懸念していたことが実際に起きてしまった・・・ボンネットに手で触ったら熱かったらしい
水温の警告は65℃で作動する、触れないほど熱ければ既にオーバーヒート状態だ!
回し続けてはいけないが、海水が排気管から出ていたので安心したらしい!
当然ながらしばらくしてエンジンは再びスタックしてしまったとのこと

我々は振り出しに戻ってしまったが、ここで諦めないのが老練職人のTさんだ!
意地でも直してやると固い信念、ボクも見放すわけにはいかない・・・
なによりもオーナーが諦めていない、パーツ代はいくらでも出すと云う!

再度陸揚げして分解してみるとクランクシャフトに同じ症状の焼き付け寸前!
オーナーから新品のクランクシャフト代金の見積もりを依頼され、パーツショップに聞くと137000円(消費税別)国内に3台在庫アリとのこと。
高価なので躊躇するかと思いきや、即発注してくれた!

クランクシャフトの交換は前方のギアケースを外してガバナーを取り付けている頭が36oのナットを外して、取り付けは正規のトルク締めが必須
そのための特殊工具は140oのロングソケット、ヤンマー専用で9500円もし、在庫もない

これを自作してしまう老練職人
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中央のロングソケットが自作で36o・27oのボックスと鋼管を溶接している
上は36oのメガネレンチ、左はピストンをシリンダーへの挿入工具、下はバルブスプリング圧縮工具

ギア―ケースは高圧燃料ポンプを外すと容易に外せる
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ついでにポンプのデリバリバルブO-Ringを交換(劣化していた)

ガバナーの奥に36oのナットがある
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このナットを外すのに一苦労、焼き付いてしまったのか、3人がかりでも外れない
結局、大きなパイプレンチをソケットの根元に挟んでやっとこさ緩んだ!

このガバナーの遠心力とスロットルのスプリングが微妙に釣り合って回転をコントロールしているとは未だにミステリーだ!
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新旧のクランクシャフト
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上が焼き付き寸前だったシャフト、各所に擦り傷があり、オイルが機能していない証拠が見える

このクランクシャフトはオイルの通路を検索する良い教材になる
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さてオーバーヒートに至った原因を突き詰めないと・・・

・冷却水は・・・・ポンプは正常〜Lジョイント・バイパスパイプは?なんとゴミで詰まっていた!このヨットには海水ストレーナーを設置していなかった!
サーモスタット室は前回塩詰まりで塩田状態だったが、サーモスタットも交換して正常のはず!?
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冷却水はシリンダーブロックやヘッドの水路を通らず、バイパスされてミキシングエルボから出て行った可能性がある!?

・オイルは・・・前回は各部にサプライされていたが、冷却されず高温になり、潤滑効果が無くなり、メタルベアリングをを溶損させた疑いがある
今回は溶損したメタルベアリングの破片が各部のオイル通路を閉塞してしまった疑いがある
実際オイルパンは破片の粉が混じり、クランクシャフトのオイル通路にパーツクリーナーを噴射したら、金属片が吹き出て来た!

今回はヘッド部も分解して点検をした
インジェクションバルブは汚れていて、O-Ringは劣化でボロボロ
ニードル部のカーボンを除き、チャンバーパッキン、O-Ringを交換
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バルブを6本全てを抜いて洗浄と錆取り、まだ使えそうなのでオイルステムシールを全て新品に交換した

ヘッドガスケットをオーナーがパーツショップに出向きアルバイトの女性にオーダーしたのが旧式のライナー入りの物で使用不能、きっと古い3GMの物をとオーダーしたのだろう!
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直径が約1mm異なる

最終組み立てになった処で、オイルの圧送が気になって、手回しで確認してみたらやはりオイルポンプから圧送されていない!?

再びギアケースを外し、オイルポンプを点検、ここにガスケットシールがあるはずだが無い!?
いや、よく見るとガスケットが溶けて少しの破片があった!
ここのガスケットも溶損してしまっていたのだ、気づかず回してしまったら三度死ぬことになっただろう!

直ぐに発注
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165円のたかが油紙パッキン、されどパッキンなのだ!
これで油圧は復活と思いきや・・・
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このポンプをブロックに固定する3本の6mmボルト
高熱で経年劣化が進み、15N・mのトルクで折れてしまった!

新品のボルトに交換して一通りの問題はクリアーしたと判断

今度は全ての補機類を設置、試運転キットを自宅ガレージから持ち寄り、緊張の試運転!

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快調にスタート、前回よりも快音が出ている、約3時間慣らし運転するも、警告音は無し、本体の温度も素手で触れる位温かい、排気ガスも正常だ!

しかし、またトラブル発生、燃料ポンプから燃料漏れ、圧送ボルトのポンプ側がねじ切れていた!
予備のパーツがあったので、一部を交換してクリアー、中々安心させてくれない!?

翌日は上架日、クレーンが来る日で、Tさんのヨットを上架した後、クレーンの孫の手を使って30mも伸ばし、ヨットの中に直接載せることが出来た!
ボクは当日の玉掛け担当で、無線でクレーンオペレーターと調整したが、割りと簡単に作業が出来、桟橋を台車で転がしていくのと比べたら格段に助かった!
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これまでで、ボクのこの3GMのお付き合いは完了、三度死ぬは見たくない、元気に走っているのを見るのが楽しみだ!!
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2022/3/18

重症の2GM20  ENGINE

月曜日にガレージファクトリーに搬送されてきた2GM20・・・

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土曜日に上架したヨットから降ろされたばかりで、一見きれいに見えるが・・・
よく見れば横流し(換装の為、降ろされた古いエンジンを純正塗料でタッチアップ塗装され、販売される)の2GMでしばらくは回っていたが、黒煙を吐き、その後全く始動しなくなったとのこと。

そしてこの2GMは輸出向けのエンジンで、なんとフライホイールが巨大で23sもある!

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取り外しや取り付けは重いので苦労する!

フライホイールやダンパーを外したり、締めるにはクランクシャフトをロックしないといけない。
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27oのボックスと大きめのレンチを使用。

搬入されてきたときの台は高さがあり、このままオイルパンを外し、Pistonを抜くことが出来る。

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Headを外し、Valveを抜いて、いろいろ見えてきた!
カーボンで覆い尽くされたExhaust valve(No.2側)
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*黒煙を吐きながらも何とか走ったらしいが、その後2番気筒が全く点火しなくなったとのこと。
おそらく圧縮不足で不完全燃焼で黒煙を吐き、そのうちカーボンが排気バルブ室に溜まり、バルブ自身も写真のようにカーボンで塊り、更に圧縮不足となり、点火不能になったと推測。
バルブ室を埋め尽くすほどのカーボンで除去した量が半端ではなかった!?

圧縮を回復するためにオーバーサイズ(0.25o)リング付きのPiston Assyを取り寄せる。
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オーバーサイズのリングをCylinderに入れるには、ホーニングしなければならない。
一応、電動ドリルで使えるホーニングキットをAmazonに発注した。
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240番の砥石で均等に研磨できる優れもの!
シリンダー側面にきれいなクロスハッチが出来た。

*直接冷却のGMエンジンの整備不良で目に付くのはZinkの定期的な交換が実施されていない事!?
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ボロボロになるまで放置していたら、電蝕防止はおろか、ボロボロになった瓦礫が冷却水路を閉塞してしまう。
2GMは2個、3GMは3個装備されているが、海域にもよるが2年が限度と思う、早めの交換がお薦めです。
サイド側のZinkボルトを外すには24oのメガネレンチがあると便利です!

**あの錆びだらけの、廃船から取り出されて搬送されて来た2GM20!
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・・・・・24日夕方新品のように仕上がり、復活した!
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蘇ったエンジン音は素晴らしい協奏曲に聞こえる!
ご近所迷惑かもしれないが・・・・・!?

しかし、この2GMの本体をもう一つの重症の2GMに移植しなければならない。
持ち主の意向で、土曜日にヨットに載せなければならなくなり、今日移植工事をする。
重症の2GMは原因がまだ判らないのでしばらくFactoryに居ます。
結局、Head Assyのみ残して総入れ替えで明日ヨットに載せて入水です。

ちょっと苦労して復活したエンジンがFactoryを出て行くときは一抹の寂しさを感じた!

重症の原因は残す検査はCylinderのヘアークラックか偏摩耗か・・・!?
時間をかけてやろう!!
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2022/2/25

Yanmar 2GM Engine   ENGINE

30〜40年前の中型ヨットに搭載されるエンジンはYanmar 2GMor3GM又はVolvo 2002or2003が主流だ。

そろそろ経年劣化でトラブルが出て来る頃、Contrailは12年前に早々に2GM20から新品の3YM20に乗せ換えて日本周航へ出航!

2GMはとても良いエンジンで、オーナーの手入れ次第で末永く活躍してくれる。
今でも多くのヨットに搭載され、元気に走っている!

しかし、放置されたエンジンは無残だ、しかも海上係留のヨットエンジンは錆びて最悪だ!

今日、また放置された2GM20が運びこまれてきた!
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これは長年放置されていたヨットが解体処分されることになり、エンジンだけを取り降ろして、此処に運び込まれたが、所詮放置されたエンジンで見た目は錆びだらけで状態は最悪だ!

我が家のガレージFactoryは3台の2GMが頓挫することになった!
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右はニコイチの2GM20で既に完成してDerivery予定だったが、心臓(Head Assy)を隣に移植した!
このエンジンはこの数年間いろいろ学ばせてもらったので教材として保存しようと思う。

中央は心臓を移植されて蘇った2GM、冷却水ポンプを付ければDerivery出来る。

初期の2GM、2GM20との違いはフライホールが小さい(12s、20:17.5s、3GM:17.5s)とCyilinderはLiner入り、以外は、大きな違いはない。
連続定格出力は2GM:13hp3400rpm、2GM20:16hp3400rpmで3hpの差がある。

左は今日搬入された2GM20、作業台に乗せて早速分解開始!

錆が酷い、今まで扱ったエンジンで錆は最悪!
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分解は困難を極める、ボクの作業服もサビまみれだ!!

しかし、Headを外して両面を点検・・・状態は悪くない!
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これなら何とか再生出来そうだ!

こんなボロボロのエンジンが生き返ったら、またまた感動ものだ!
モチベーションがアップする!!

バラバラに分解して洗浄するには根気と体力がいる!
錆の量は半端じゃない、しかも泥まみれ・・・・

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これまでにパーツクリーナー5本、灯油1L使った!

これまで使いこなされた2GMと今回のような放置された2GMの違いで気が付いたのは意外と・・・・
充分に使い切った2GMはHeadやシリンダーブロックのHead面に経年劣化が見られた。
またコンロッドやピストンピンにも変形が、バルブにも偏摩耗が見られた。

これまでクラブの4台の2GMは新品の3YM20に換装されて、現在も使いこなされている!

放置された2GMは??
使い切って放置するのと、放置されたヨットに搭載されていた2GMとは異なる!?
見た目は錆びてボロボロでも分解してみれば密封されているエンジン内部は意外と朽ちていない!
今回の2GMは多分これだろう!?
放置されて30年は経過していると思うがYanmar エンジンのQualityは高い!

冷却水ポンプのトラブル5点

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・水が出ない・・・
 インペラの破損→インペラ交換
 本体のインペラの当たる部分の摩耗→補修不可
 プーリーのシャフト穴が丸くなって滑ってしまう→プーリー交換

・本体からの水漏れ・・・
 Oil Sealの摩耗→Seal交換
 シャフトの擦り傷→ボーリングで研磨、但し削り過ぎない事(シャフトは高価:9500円)
 ベアリングの錆ロック→ベアリング交換

*直接冷却のポンプは関節冷却よりもひと回り小さいが互換性はあると思う。
 2/3GMのポンプをこれまで5台分解して、寄せ集めでやっと2台を完成した!

2GM20のパーツが届いたので組み立て開始、使えるパーツは錆落としと塗装で相当の時間を費やしたが、組み立ては楽しい!
ただし、余りにも錆が酷く、使用可能なものでも程度の良い中古パーツをストックしてあったので思い切って交換した!
(オルタネーター、インジェクションバルブ、エアクリーナーボックス、燃料高圧パイプ、ボンネット、燃料エレメントケース、フライホールハウジング、ミッション一式・・・)

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角材を使って試運転用のマウントを作り、17.5sのフライホールを取り付けるのに一苦労!

*先の2GM/Headエキマニの腐食穴を、耐熱金属溶接パテを使って補修を試みる。
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指先で溶接もどきが出来るのであればCoodだ!
慣らし運転後が楽しみだ!

パテ塗から24hr以上、十分に硬化したので、心臓(Head)を元のエンジンにお返しして、再組立て、同じ作業を何回もやっているので仕上がりは早い!
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早速試運転、一発始動!拝借していた心臓の時より、調子が良い!

毎日1hr慣らし運転してパテの様子を見てみようと思う・・・

同時にニコイチの2GMも心臓を戻して試運転、問題はない・・。

2回目の試運転、1Hr回した後、ミキシングエルボーを外してエキマニを触診、問題ない!
これから毎日慣らし運転してみよう!

2GM20のパーツがYanmarから届いたので、最終組み立て開始・・・

大切なHead部分は、2000番で磨き、新しいValveを取り付けValveコンパウンドで擦り合わせ・・
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Valve Stemも新しく交換して、組み立て、エンジンに乗せる・・

オイルと燃料を注入して、エア抜き後、噴射タイミングを点検、噴射ポンプも正常だ!

いよいよ今日はオルタネーターと配線を取り付けていよいよ試運転・・ワクワクする!!

ところが・・・・!?

あれほど錆が酷く、再生をあきらめかけたのだが、見違えるほど新品のように!!
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気持が高ぶるのを抑えてセルを押すが反応なし、スターターかと、降ろしてTestするが正常!
長い配線の端子を接点クリーナーで洗浄して、セルは正常に持ったが・・・・
点火しない・・・・・!?

燃料系統かと・・・インジェクションバルブの噴射Testまで正常
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ここまでやったが状況は変わらず・・・
一晩頭を冷やして一から見直そう!、いやこの2GMも一晩寝かせてみよう!?
長年仮死状態だったのが、いきなり目覚めるのも理に合わない・・・

点火しない最後の要因は圧縮不足か??
他の2台の2GMを手回しすると、違いが分かった!
朝不燃ごみに出した金屑の中から、取り外したピストンリングを探し出し、ノギスで計ったら・・・なんとオーバーサイズのリングだった!
新しいリングはスタンダードサイズなので、これでは圧縮圧力は低下する!
直ぐにYanmarに発注したが、在庫切れ、3月末に生産するとのことなのでしばらくはピストンを外して待機しよう!

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ピストンを抜くにはオイルパンを取り外す、エンジン本体を斜めにして、オイルは直接廃油キットに・・・・

初期型の2GMは今日も1Hr慣らし運転、順調だ!
Holts耐熱700℃溶接パテは信頼できそうだ!仕上がりはすこぶる好調!!
そろそろ持ち主にお返ししよう!

小物パーツを用意しておくと何かと便利です!
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右から、大小ホースクランプ・大小ゴムキャップ
左から、銅パッキン・O-Ring:燃料やオイル漏れが解消する。

来週はまたまた、トラブルを抱えた2GM20が搬送される、週末はSailingを楽しみたいので受け入れ準備をして、温泉にでも行こう!!

エンジンの手術台と試運転キットを準備した。
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来週はどんな容態のエンジンが乗るのだろう!!
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2022/2/6

ヨット整備DIY倶楽部  ENGINE

2022年からは「ヨット整備勉強会」を一新して・・・

「ヨット整備DIY倶楽部」と名称を変えて、整備を楽しみたい!

「倶楽部」:Clubの漢字の当て字だが、「趣味趣向の価値観を共有できる楽しい仲間の集り」と訳す。
今月からYanmar GM Engineに取り組んでいる。

・3GM-30:クラブ艇で去年Oilが大量に漏れたままスタートし、スタック!?
艇から降ろして分解したらクランクシャフトのベアリングメタルが剥離・溶損して焼き付き寸前だった!幸いピストン・コンロッドなどには破損はなく、溶損したメタル部のクランクシャフトに傷があり、研磨して使用可能になった。しかしOil漏れの原因は不明のまま!?
ピストンリングやガスケット、メタルベアリングなどのパーツを取り寄せて、組み立て作業に入る。
クラブ員4-5人で2日間ワイワイと楽しく組み上げ、新しいOilを投入したらポタポタと・・・
Lub Oilpipeの根元が錆びて、ポキッと朽ち落ちて来た!!
取り敢えず原因が判明して一安心、パーツを入手して、来週は試運転できそうだ!

金曜日に最終組み立てをして燃料のAir抜きをしたら、エレメントから燃料漏れ、土曜日に持ち越して、エレメント本体の中古品を交換・・・・いよいよ試運転!!

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冷却水ポンプやオルタネータ、ミッション無しでバッテリー直結スタート!
一発でかかった!!
排気ガスの状態も良い、ブローバイガスもない、快音を出してストレスなく回る!
1Hr慣らし運転していたら、排気に湯気が出てきた!?
サーモスタットに疑いがあり、分解したらゴミがスプリングに入っていた!
海水ストレーナーを装備していないので、ゴミの多い海ではこのようなリスクがある。
一通りの問題をクリアにして、重いフライホールを取り外し、船に運び戻す準備をして一件落着!
ヨットに乗せてからゆっくりと慣らし運転をお願いする。

後日、無事にヨットに積み込み、エンジンマウントへ
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3GM30C:セールドライブ
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マウントは前方のみ、ドライブを取り付ければシャフトの芯出しなどは不要だ!

重い3GMエンジンでも工夫すればクレーンもユニックも不要で、DIYで取り降ろし→分解整備→試運転→積み込み完了・・・可能なことを実証した!!

・2GM
1980年以前の物、以降は2GM20となる。約45年前の古いエンジンが、とあるヤードに放置されていた!?見逃せない性格が乗り出してしまった!

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外観上は何とかなりそうなので取り敢えず分解。

「2GM」のYanmarは初めて見た!
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分解作業は錆び付いていて困難を極めた!
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特にダンパーやフライホールが錆び付いて中々外れなかった!

ここまでばらせば何とか自家用車の荷室に入る!
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自宅のFactoryに持ち帰り、さらに分解!
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ライナーのあるシリンダーを初めて見た!

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ピストンやリング、コンロッドなどの状態が良い・・・再生出来そうだ!!

錆が最もひどかったのは、海水を取り込む海水ポンプだ!
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分解は大変だった!これほど錆びていたら、廃棄して新品に交換がベストなのだが、元々廃棄されたエンジンを再生しようと企んでいるので、パーツ交換でやってみよう!!

シリンダーヘッドを磨いたら、状態が良い、ライナーにも傷がない!
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ミッションもオイルは汚れていたが、状態は良さそうだ!
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KM2P-A 減速比:2.21

最もひどかったのは冷却海水の通路が塩の塊りで詰まっていた!
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これはヘッドのジンク、サーモスタットの周りも塩詰まり、相当の量の塩が出てきた!

これでは、エンジンは回っても直ぐにオーバーヒートになってしまったのだろうと推測する。
ピストンのヘッド部やバルブの周りがカーボンで真っ黒なのと因果関係はあるのだろうか!?

錆びだらけだったフライホールをサンダーで磨いたらピカピカになった!
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フライホールの両側には、噴射タイミングと上死点のマークがあるので、錆びていては確認できない。(2GMのフライホールは12s、2GM20:17.5kg、3GM-30:17.5s)

オーダーパーツ約30点を入手して、いよいよ組み立て開始!!

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組み立ては楽しい!時間を忘れる!
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丸2日間一気に組み上げた!
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部品の一個づつ洗浄・錆落とし・塗装をしながら組み上げたので、一見新品にも見える!!

噴射タイミング確認、タペット調整などをして、冷却水ポンプは未完成なので水道ホースを差し込んで、いよいよ試運転、ワクワクする!!
3回目のセルで始動!滑らかな音と回転、両シリンダーとも快調だ・・・!

ところが・・・・!?
排気ガスと排水をトラ箱に溜めて点検すると・・・・!?
何と!新しいオイルの粒がまじっているではないか!?

エンジンを止めて、ミキシングエルボを外して、排気マニホールドを洗浄しながらよく見ると!?
何と両側のタペットケースとの隔壁に穴が開いているではないか!!??
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これではオイルが排気にダダ漏れだ!!
こうなってしまった原因は、ヘッドの塩詰まりが原因で冷却水が回らなかったのとジンクがボロボロになっていて、防錆の機能をしてなく、腐食が進んだのだろうと推測する。

致命的なトラブルを見つけてしまったが、ヘッドは超高価な部品、再生をあきらめて部品取りにして残すか・・・ヘッド以外は状態が良いので中古パーツを見つけて再挑戦するか・・・
天皇誕生日祝日は思案の日になった!!

40年以上前の2GMを何とか生き返らせたい・・・思いが募る!
Yanmarへ新品のHead Assyを見積もって、費用対効果を検討する。
それまではDerivary予定だった、ニコイチの2GM20のHeadを流用して、再生を試みたい。

そのHeadを流用して組み立て・・試運転!
見事に蘇った!・・・快調に回り、排気もGood!ブローバイも少ない!

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40年以上前のエンジンが蘇った!快音を聞いた時は感動です!

心臓を取られたニコイチの2GM20は寂しそう!?
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Headの新品を見積もったら、なんと142000円!とても手が出ない、中古品が出るまで待とう!

冷却水ポンプの内部を全て新品に交換して試運転したが、吐出量が少なく、本体から水漏れ、原因が判らない!?
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2GMのポンプは30年来の悩みの種、解決策を模索中!
3YMの物は概ね把握しているのだが・・・・・・!

**分解整備の数に比例して学ぶこと多し、楽しい日々が続きます!!

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2021/9/28

Mission :not impossible!?  ENGINE

Mission:KM2P(減速逆転機)がガレージの奥に放置されていたので分解整備。

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Missionは今まで故障したことが無く、分解しなかったが、1台放置状態だったので洗浄を兼ねて分解。
バラバラにすると意外と多くのパーツで構成されている。
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ヤンマーのマニュアルにはかなりの検査項目があるが、計測器がないので目視と蝕指点検・・・

特に問題点は見当たらないので組み立てる。
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Mission関連で耳にするトラブルは
・レバーが前後に動かない?
分解してみれば一目瞭然、かなり精密・・・オイルを入れずに放置しておけば当然各部所が錆び付いて固着する!
出航に関わらず、ヨットに来たらエンジンを回すことと、Missionも回して、レバーを前後に入るのを確認する。(アイドルなら前後の舫を取っていればOK)

・Oil漏れがある(Oil panに透明なOilが垂れて居たらMissionのOilかも!?)
2ヶ所あるOil sealの劣化が考えられるが、圧力のかかる所ではないので、それよりも・・・
Mission Oilの量は0,3L(僅か300tで良いのだが・・・)
写真のオイルゲージをよく見ると、リミットはゲージの先端の10o、ギア室の1/3の容量に過ぎない。ゲージは空洞になっていて、キャップの外に抜けるようになっている。
なので・・・Oilの入れ過ぎに起因して漏れている可能性がなきにしもあらず!?

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Oilを抜くにはGear Boxの下・17o頭のボルト(写真)を外せば完全に抜ける。

Mission Oilの品質はヤンマー推奨#30(40をEngine Oilに推奨しているので、粘度の低いOilが良いのかも!?Contrailは同じにしている)

*このMissionはKM2P:Yanmar1・2GM、1・2・3YM Engineに共通のものです。
減速比:2.21(Contrailは2.62)同じエンジン・プロペラで比較すると・・・
2.21:2000rpm/6kt、2.62:2500rpm/6kt・・・3.22もあるが、オーナーの好みです!

*ガレージの2GM20は慣らし運転の時間が増すほどに快調になっている!
メンテ用の聴診器で更にレベルアップしよう!
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・試運転を始める前に、毎回実施するのはタペット調整。

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ロッカーアームをトルクレンチで正しく取り付ける事が重要。

上死点でのバルブのギャップは0.2o、ギャップゲージで調整。
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上死点を見るにはマニュアルではスターターを外さないと見えないと!?


今回発見したのは、フライホールの裏側にもマークがあり、Mission Housingに点検窓がある!
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ここからCK出来るので、わざわざスターターを外さなくても良い!
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・ガレージの奥でシャッターを閉めて、近隣の住民に迷惑をかけないように回そう!!
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**航空機用レシプロエンジンについては、いろいろと感慨深い所があるので次回に!

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2021/7/14

2GMは楽しい玩具!  ENGINE

我が家のガレージの奥にはYanmar2GM20のエンジンが鎮座している!

紆余曲折して、ハーバーで何度も分解して、組み上げても頑として回ろうとしなかった!

元々2台の取り降ろされた2GMの使えそうなパーツを組み合わせて、レストアを試みたが、結局自宅のガレージに持ち帰り、コツコツと組み上げて、試運転したいところだが、風致地区の住宅街!

7月の梅雨の末期、土砂降りと雷鳴・・・このタイミングで試運転!

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シャッターを閉めて、身を隠しても、エンジン音と排気ガスは外に出る!
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15分回したところで居間にいた妻からクレームが出る!
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心地よいエンジン音なのだが!?そう思うのはボクだけか・・・
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回転に少しばらつきがあるので時間をかけて慣らし運転をしたいところだが、雨のタイミングをみて、少しづつ小刻みに試運転するしかないが、梅雨明けも近い!!

2GMの冷却水ポンプが劣化していて、シャフトやリップシール、インペラも交換したが再生せず、結局、3YMの取り降ろしたポンプを流用し、2GMのブラケットに付けたらピタリと収まった。

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燃料噴射バルブは中古品をオーバーホールし、噴射テストも良好だが、新品のノズルキットを入手していたので、交換した。

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良いおもちゃだ・・・機械と接していると夢中になれる!!!
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2021/1/18

年頭のヨット整備勉強会  ENGINE

エンジン冷却水(海水)ポンプのオーバーホール。

海水ポンプのトラブルは、主にインペラの破損、シャフトからの水漏れがある。

今回はYanmar3YM20・30の海水ポンプ2台のオーバーホール実施。

Yanmarの取説にはインペラは4年または1000時間で要交換、消耗部品であることになっている。
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このインペラは4年近い、3枚の羽根が飛んでしまっている。
この折損した羽根の破片が問題で、ホースの中に残っていれば取り除けるが、熱交換器(通称:レンコン)の入り口で留まると、そこにゴミが溜まって塞いでしまう事例があった。
羽根の破損の原因は、経年劣化もあるが、長い間ドライ状態でいきなりスターターを回すと固着していた羽根が引きちぎられてしまう!手回しできれば良いのだが、最近のエンジンはその機能がないので、インペラカバーを外して羽根にシリコングリースを塗布するか、ホースを抜いてシリコンスプレーしてからスターターを回すことをお薦めします。

そして、シャフトからの水漏れ、これはインペラの奥のLip Seal(Oil Seal)の摩耗が原因です。
水漏れしていてもポンプ機能はしているのですがこのように放置しておくと、錆が奥のベアリングまで進行してしまいます。
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このLip sealの摩耗は海域差があるようです!?
特に西宮の海域は海水ストレーナーの設置を推奨していますが、プランクトンが過剰に多い水質でストレーナーのメッシュを通してポンプに入り、時間をかけて摩耗させていきます。
Contrailの経験ではエンジンを良く回している方なので、3年/500時間で水漏れが発生しました。

もう1台のポンプはかなり錆が進行しています。早急にオーバーホールしなければ・・・
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今回は米国人のクラブ員と2人でオーバーホール勉強会。(三密を避けて寒風のなかで!)

まず、インペラは在庫があったのでパーツの入手、Oil seal、O-ring大小x1
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これで税込み約3000円、近くにYanmarショップがあるのはありがたい。

CRCで充分に浸透させてから、プーラーを使ってシャフトを抜きますが、シャフトの先が変形しないようにひと工夫しています。
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やはりベアリングが一個かなり錆ていたが、丹念に洗浄してシリコングリースを浸透させたらスムースになったので交換は不要です。
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シリコングリースを満遍なく塗って、組み立て完了!
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リビルト冷却水ポンプ2台完成、ちなみに新品は1台約65000円!

*作業しながら、米国人のJ氏とアメリカの今の情勢についていろいろお聞きして勉強になった!
ワシントンDC(District of Columbia)に州兵が25000人が集結して厳戒態勢になっている!
州兵はそれぞれの州知事が招聘できる、米軍本隊は大統領が招聘できるが、米国内に招聘できるのは、「反乱法」か「戒厳令」が発令されたときだけである。
(親トランプ情報ではワシントンDCを包囲している軍の目的は、反トランプの暴動制御ではなく、Deep Stateの犯罪者を逃亡させないためとの事!)

今話題のDeep State、アンティファ、BLM、Qアノンなどの真相を会話できる相手はやはり愛国心のあるアメリカ人がベストでした!(もちろん堪能な日本語です)

・・就任式迄あと3日、ワシントンDCの情勢が気になってしまうお暇な爺です!
・・・近いうちに大きな(世界的な)事件が起きそうな気配を感じています!!
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2020/6/13

Contrail Factory  ENGINE

梅雨入りしてから、連日の☂!
週末も☂☂☂

こんな日のために「Contrail Factory」の装備を充実した!

我が家のガレージは震災でも残った!それまではボルボエステートと天井にはレーザーの艇庫にしていたが、今は両方とも処分し、木工やYanmarエンジンのFactoryにしている!
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この看板も自作木工品です!
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今回、チェーンブロックをSさんから借り受けることが出来たので、ガレージに吊り具を設置!
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吊り上げ荷重は1ton・・・・エンジンを吊り上げるには十二分です!
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いずれは、このエンジンをこれで降ろして整備するのが念願の夢です!
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今は、Yanmarエンジンの研究に没頭中!?
燃料噴射ポンプと噴射タイミング!!

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噴射のタイミングはスターターを外して、フライホールのマークを見ながらゆっくり手回し・・

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ストローを使って、噴射のタイミングを計ってみた!
他には指を当てて感触で、デリバリーバルブからのふくらみで・・・・いろいろあります!
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燃料噴射系統には3種類のシムがあり、シムにも0.1mm〜0.5mmまで各種あります!

・全体の噴射タイミングはポンプのシム(下図参照)で行う。
 多気筒では1気筒を合わせれば良いようだ。
・ポンプ内のプランジャーシムは噴射圧力を調整する。
・噴射バルブのシムも噴射圧を調整する。
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いずれもマニュアルに詳しく書いていないので、実際に検証してみる!
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噴射ポンプの偏心調整ネジは流量の調整のようだ!
上記下部の「燃料噴射装置テキストNo.1」があればこんなに苦労しなくても良かったが、これは一般には公開していないようだ。

いずれにせよ、所詮アナログなのでしぶとく研究します!
・・・・Stay homeにちょうど良い!!
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2020/2/3

Yanmar3GM30Fのやり直し  ENGINE

2月1日、14年も務めていたクラブの役員:広報委員長/副会長から解放された!
まだ少しの残務があるが、肩の荷がスーっと軽くなったような気がする!?

去年から気になっていて、放置していたYanmar3GM30Fのオーバーホールやり直しに着手!
再度バラバラにして不具合箇所を調査
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前オーナーがこのエンジンを取り換えた原因が1番シリンダーの不完全燃焼!
ピストンリングを新品に交換して復活を期待したが状況は変化なし!?
しばらく慣らし運転を続けたが、このようにカーボンが溜まりました!

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フライホールを外したらオイルが垂れていたので、クランクシャフトのO-ringを点検します!
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バラバラにしましたが、2年前はこの状態で台風21号の高潮に遭い、ひどい目に遭った!
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そして、ピストンを取り外したら・・・なんと・・朽ちていた!!??
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1番ピストンで、これでは圧縮は無理!!
前回バラした時に発見できなかった・・・その時はクラックがあったはずだが!?
他のも良く調べたら、2番はリングが一部固着、3番は小さなクラックを発見!
結局3個とも交換が必要になった。
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***機械は正直だ!不具合があれば―必ず原因がある!機械は嘘や粉飾はありえない!!
このところ、いろいろあってもやもやしていたが、機械に教えられたような気がする!!

そんな日に、思いがけないヨットビジターが来訪!
2014年7月、利尻島沖でクロスした忠岡の「MARINO」のHさん
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当時は白柴犬のHANAが乗っていたが・・・・

まだ健在でした、15歳になっていた!
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デッキで昼寝中です!
愛犬とW-hand Cruisingはすばらしいだろうな!!

*2月9日(日)クラブの新体制発足委員会の邪魔にならないように、Con嬢のエンジンを点検していたら、オイルパンに海水が垂れていた!?
エンジンを回して、調べたら・・・なんとミキシングエルボーの付け根/溶接部にクラックが入っていて、海水がじゃじゃ漏れ!

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ラッキーなことにストックしていたスペアパーツがあり、交換完了!

Con嬢の3YMは約10年/2600時間!!良くここまで保ったものだ!!

11日建国記念日、春のような陽気の中を海へ・・・
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不安定な風だったが、気持ち良い海の散歩でした!
写真は帆走練習していたWoodsがShot!ありがとう!!
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2019/3/19

Yanmar3GM30Fの調整が・・  ENGINE

桜の開花が待たれる季節になってきた!

自治会の雑用が多い中を、何とか時間を作って、3GMの調整をやってます!

皆様と一緒に勉強会をしたかったのですが、厄介な物に取り組んでしまって、自分自身の勉強会になってしまってます!?

**厄介な物・・・!?

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エンジンの心臓とも言える、燃料噴射ポンプです!・・
写真:2GMx2、3GMx1

***このポンプはオーバーホールマニュアルがない、禁断の実なのです!?

何で禁断の実を切り開いたのか!?・・・この先は専門的になるので興味のある方だけ見てください。

*エンジントラブルの中で急に最高回転まで上がり、対処に困ったという、報告を何回か聞いてます。
このエンジンも、先日これに陥りました!

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デコンプでしか止められず、焦りました!これが洋上だったら・・・ゾッとしますよね!

原因探求に模索した結果・・・

Yanmar EngineのFuel controlは機械式で、クランクシャフトにある「ガバナーウエイト」とスプリングのバランスで、安定した回転数が得られています。

「ガバナーウエイト」はエンジンオイルに影響を受けていると推測!?

例えばOilが希釈になると、ウエイトに抵抗が無くなり、ガバナーを押し上げ、回転が上がり、コントロ−ル出来なくなってしまう!?

Oilが希釈になる原因は・・・!?

・・・(・∀・)ウン!!⁇・・Oilが少しづつ増えていないか!?・・・粘度も薄い様な!?

Oilが増える原因は・・冷却水か、Fuelが混ざっている!?
水なら分離していて解るが、Fuelだと混ざったら見た目は判らない。

Fuelだとすれば何処から漏れたか・・・
Gearケース内のカム軸で駆動される、Fuelポンプからとしか考えられない!

‥てなわけで、失敗を覚悟で一個づつバラバラにした!!

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ポンプからGearケースにFuelが漏れるとすれば・・パッキンかO-Ring!?

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どうやら・・一番下にあるブロンズパッキンを疑った!?
0.3mmほどの薄いパッキンで若干の劣化も見えた!?
この繊細なブロンズパッキンは曲げないようにピンセットで交換します!

いずれにせよブロンズパッキン・大小x1、O-Ringを新品に交換することにした。

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ちなみにこのパッキンは高価(270円)ですが、本体は75000円、このプランジャーとデリバリーバルブのキットは18000円もする!

慎重に組み立てるが、面倒なのがこれ(写真:2GM)

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互いのマーク(切欠き)を合わせて組み立てます。

*Oilも「10W-40」の少し粘度の高い物を使用する。

丸三日間かけて3台バラシて組み上げた、しかも自宅のリビングで!!

・・結果は・・・・

次回、試運転動画でUP出来れば幸いです!!(現在まだ調整中!?)

*13日(水)気温17℃と春の陽気に誘われて、Fuelポンプを交換してエンジン試運転!

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気持ちよく快音を残して回っているが、No.1シリンダーの火付きが良くない!?
噴射バルブの分解清掃、タペット調整などをやったが、改善しない!

***悩ましい課題はまだまだこれからですね!!
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2019/1/31

YANMAR2GM/3GM試運転  ENGINE

1月30日、斎元ユニックが自宅まで来てくれて、組みあがった2GMと3GMをハーバーへ搬入した。

去年の11月から自宅のガレージに篭ってコツコツと錆落としから初めて、何とか組みあがり、ハーバーで試運転を始めるところ迄まできた!

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Yanmar Engineは車のEngineと違って、電子部品はなく、機械式なので、バラバラにして不良パーツを新しくし、きれいに洗浄して組み上げれば再生すると信じてやってます!

部品の中で最も精密なのは「燃料噴射ポンプ」・・・バラバラにしました!

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これは2GMのものです。
ポンプの本体価格は2GM/56000円、3GM/75000円もします!

簡易ボール盤を使い、2000番ペーパーでパーツを磨き上げます!
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・・・これで噴射テストも合格!!


**いよいよハーバーで試運転!

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3GMは心地よい音で回った!
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回転にばらつきがあるのでしばらくは慣らし運転をしてから再調整します。

**2GMの方は全く点火しない!?
これは想定内で、もしかしたら!?っと期待したがやはり、ダメでした!

・・・圧縮不足の原因のシリンダーハウジングのヘッド部に小さなへこみがあり、専門工場に持ち込んで0.3mm削ってもらって組み上げたが・・・
その分、ピストンが飛び出して、ガスケットやバルブに接触しているようだ!?

対策としてガスケット2枚重ねで試したがダメ!?

・・・再度分解して、古いシリンダーの在庫があるので、それで組み上げてみようと思います。


**こんなに夢中になって取り組んでいる姿を妻にも仲間にも云われたが、ストレス解消法!?

・・・そのとおり・・・
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2018/12/7

エンジン勉強会の再開は年越し!?  ENGINE

今年の春にデリバリーしたYanmar2GM20Fの後、2GM20と3GM30Fをバラバラに分解して、先ずは2GMのPartsを取り寄せ、組み立て計画を立てた後・・・・

9月4日、台風21号は3mもの高潮を伴ってヨットハーバーを襲った!

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この横転したこのコンテナの中に分解した2GMと3GMそして新品のPartsを保管していたのです!

高潮はコンテナの半分以上水位が上がったっと思われる!?

当然ながら水浸し・・・すぐに塩出ししなければと取り出して清水に浸けたが・・・

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大切な工具類までも・・・

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先ずは工具類を何とか使用可能な状態に戻したが、そのためパーツクリーナーを10本以上使った!

クラブハウスなどの復旧作業を優先したので、なかなか手付かずだったが、電装品など少しづつ自宅のガレージに持ち帰り、オーバーホールした。

12月に入り、重いフライホイール以外は持ち帰り、コツコツと錆落とし・洗浄・組み立てをガレージにコモってやってます!

2GMはここまで組みあがりましたが、ここでとん挫・・Fuel高圧パイプが塩詰まりしていて、塩出しできなければ交換が必要(高価です)!

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そのFuel高圧パイプとOilリターンパイプを熱湯で煮つめて塩出しを試みます!?

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約30分・・・Oilと2GMのラインは見事に貫通した!
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しかし、3GMのは複雑に曲がっているので貫通しない!?
しばらく、煮込んでみます!?

最も複雑なFuel噴射ポンプと噴射バルブを完全分解して、噴射テストをしたいが、高圧パイプ待ちです!
尚、噴射バルブは予備が3個(内新品1個)あります、噴射テストに合格すればフリマ(夏祭り)に出します。

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この3GMは前オーナーがパワーが出なく黒煙を吐くとのことで新3YM30に交換したもので、開けてみたら、1番シリンダーがススで真っ黒!不完全燃焼していたと思われる!?
その原因は、海水の逆流でミキシングエルボーから海水が入ったのこと!?
その後、パワーが出なくなったと・・・
しかし、各パーツの状態は良好です!

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入手済みのNew Partsはほぼ全滅で、新たに発注・・僕自身も被害甚大です!!

今後は、このガレージで出来るだけ組み上げて、最終組み立てと試運転をハーバーへ搬入してやりたいと思っているが、成功は未知数です!
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2018/2/19

2GM快音🎶と分解  ENGINE


2018/2/13

Engine勉強会再開  ENGINE

Engine勉強会を1年半ぶりに再開します!

2016年11月、Yanmar2GMFを最終組み立てし、試運転を終えた後、Water Pumpからの水漏れで、中断した後、・・・・去年は外国艇の来訪や台風災害などで手が回らず、1年以上もビニール袋をかぶったままでした!

台風で屋根が飛んでしまったEngine保管場所をやっと修復して、1年以上振りにビニールを取り外してみました!

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保有する中古エンジンは船外機6台、2GMエンジン2台です!

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奥は完成近い2GMF、手前は去年3YM20に換装したクラブ員から提供された2GMです!

Oilをかけて防錆し、防水ビニールで覆っていたので錆びは殆どなかった!

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まずは2GMFを仕上げして、Oil交換、タペット調整などをし、数時間の試運転をしながら、エンジンの細かい調整の勉強をします。

並行して、2GMエンジンを完全に分解して、必要なパーツを入手してから、組み立てて行きます。

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そのパーツ保管場所も確保しました。(元コンテナマーチの一角です)

*勉強会予定日:2月18日、25日、3月4日、11日(全て日曜日)13時〜

**30ft前後のヨットに搭載されているYanmar2GMは中古エンジン市場でも人気で品薄且つプレミアム化しているようです!

・・・皆さまのGMエンジン(1−3GM)を大切に扱って頂けるように、勉強会の参加を内外を問わず、歓迎いたします!!
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