

10月末に、職場の受付で、お客様の提出書類のチェックを行っている時に、声の大きな方の声が耳に響き、脂汗が出て、耳閉感で体調が悪くなりました。
11月2日に受診、11月5日から9日まで自宅療養となりました。診断は「メニエル病」。1週間寝たきりの生活をし、12日にシリコン耳栓およびソフト耳栓の重装備で出勤後、夕方にお客様からの苦情および大きな人の声に誘発されて、急激にギューっと左耳に耳閉感・圧迫感を感じ、自分が三次元のどこにいるのか分からなくなりました(たとえて言えば、自分はガラスの内側にいて、他の人たちはガラスの外にいるの。方向感覚も分からない。音もどこから聞こえてくるのか分からない、自分が『難聴の壁』の中にいる感じです(脂汗が出て、耳鳴りが強くなり、そこにいるのも苦痛で、ひたすら退社時刻の来るのを指折り数えていました。
耳鼻咽喉科学的には、内耳前庭部における平衡感覚に異常が起きた様子です。
翌日から不運にも扁桃炎にかかり1週間熱が下がらず寝たきりに。
会社の上司から、「今は体をゆっくり休めて、しっかり治してから戻ってきて欲しい。」とのありがたいお言葉を頂いて、20日に再診、2ヶ月間実家に戻り療養することになりました。
「メニエル病」と言われたことは初めてですが、こういう症状は、今の医学では治すことはできませんから、2ヶ月の間に、元のように内耳が安定した状態に戻ることを祈るばかりです。2週間前から服用しだした「イソバイド」の効果を診るため、30日に再診です。
ここのところ、病院にいくことが嫌で嫌で仕方がありません。
だって、結果はいつも同じ。「今の医学では治らないから、いつか気が付いたら治っていることが多いから、今はじっとがまんを。」との回答が分かっているからです。
いつもは、それでも聴力低下がなければ、それでホッとしたし、これ以上の改善は望まなかったし、気が付いたら治っていたからいいのだけれど、今年は、5月から現在までかかっている足のケガで職場に迷惑を掛けているうえに(外勤)、さらに耳が使いものにならなければ、仕事ができない状態(内勤)になっています。
体の不調が原因で、満足に職務をこなせないことへの罪悪感と精神的なストレス、追い討ちを掛けるようなメニエル病の発症・・・。
正直、とても悔しいです。
私は、中途難聴者ですが、「耳さえなければ。」と何度何度思ったか分かりません。
それまで、無理のきいていたものが、弱い部分(耳)に出てきてしまうようになり、無理ができなくなってきました。
今年は、転勤してきた同僚がみながみなのんびりしているため(人柄は本当にいい人たちなのですが、ルーズで仕事が遅いのです)、こっそりミスを教えてあげたり、顧客からの依頼書への回答の遅れを何度もカバーしてきました。それでも彼らは全く懲りず、ラッキーと思うぐらいで。鈍感力が強く言うだけ無駄というか・・・私のほうが参ってしまいました。
このように、足の怪我や耳さえなければ、私は休職することもなく、彼らに言うことも言え、対等に仕事ができたのではないかと思ってしまうのです。
もちろん、彼らの協力なしに私の休職はできなかったことですから、本当に感謝しています。
仕事ができなくても、体が丈夫で、休まなければ、それでいいのかよーー。
あの人と仕事したくないといわれてる人でも、休まなければ、それでいいのかよーー。
仕事ができても、体が弱いからなー(よくないよなぁ)・・・悔しいよぅ。

0