毎日書かない作業日誌

　昨日、部品が入荷したので組付けを実施。明けて本日、試走して具合を確認。クラッチ調整を行って、変速ギアの入り具合を調整。

【確認方法】

�@ギアを入れチェンジペダルを踏み込む⇒○Ｒタイヤは回転しない（クラッチが切れている）
　　↓
�Aチェンジペダルの踏み込みを解除⇒○Ｒタイヤが回転する（クラッチがつながる）
　　↓
�B同様の動きを他のギアでも確認


　後は、局員さんに乗ってもらってｏｋを頂ければ完了です。

　＠＠オマケ＠＠

　カブのクラッチ調整の方法です。

　持ち込みで箱ワナの仕掛け部分を改造して欲しいとの依頼です。


　９ｍｍの鉄筋をまるでフープ筋の様に組んである箱ワナ。割と大きめのサイズですが軽く出来ています。


　依頼主さんの好みで、ケイト式です。


　これが仕掛けのキモ。ケイトと連動して扉を落とす役目をします。

　製材所さんから緊急で機械のシャフト溶接の依頼。


　スプロケの根本で、Φ８０のシャフトが捻じ切れてました。交換部品が到着するまでの数日間持てば良いとの事。本来ならシャフトを開先処理してぐるっと溶接する所ですが。溶接に障害となるパーツを外したいのですが、捻じ切れた際にシャフトが変形してしまった為か、ビクともしません。


　破断面を平滑にして、折れたシャフトにドン付けして隅肉溶接。芯出しは目測です。

　工場に持ち帰って数時間経ちますが、不具合発生の連絡が無いので多分大丈夫なんでしょう。（笑）

【追記】２日後、再び折れてしまったと連絡有り。やっぱり、シャフトを捻じ切る程の荷重がかかる部位だったので、どれ程も持たないと予想はしていたのですが．．．。２日持っただけでも、良く持ったという気がします。

　先日下見した、敷板の製作に着手。


　まずは詳細な寸法採りから。

　郵便局のカブが修理の為、入庫。症状はクラッチからの滑り音と坂での加速不足。

　クラッチ調整を行うものの、回すネジの重さに変化無し。「？・・・」という気はしていたものの、バラしてみないと様子が分かりません。

　クラッチディスクの部品が入荷したので、交換作業を開始。


　クラッチディスクの厚みは２ｍｍを切る位。サービスマニュアルで確認すると、ほぼ使用限度の厚み。問答無用で一式交換します。しかし、気になるのがオイルセパレートプレートの内側についてある、擦った痕。明らかに高回転する盤（←クラッチ）がこ擦れている形跡。


　ケースの内側に取り付けられるクラッチのアジャスト機構の部品を見て、その原因が判明。クラッチのアジャスティングボルトが折れてました。えぇ、ポッキリと。

　この不具合で、ディスク盤が振れてプレートに擦れて音と擦った痕が出来たんですね。

　急ぎ、部品を発注。部品の到着まで更に数日お預かりします。

　追記：同一の不具合、こちらでもあった模様です。