蝶番を付替える深ダンプ(72−72)が入庫。
既存の蝶番は6mm厚の平板。
先日、破断したので応急の修理を実施。今回、蝶番の付替えを実施する事に。
既存の蝶番を外しても扉が落下しない様に対策を実施。
既存の観音扉は、側面のアオリ板との隙間がゼロなので扉を閉める時にグッと押し込む必要がありました。ほんの5mmの隙間をとるだけで、扉をすんなりと閉められる様になります。
扉とアングルのクリアランスは5mm。新しい蝶番に付け替える際にこの隙間がゼロになる様に扉を全体的に動かします。
側板アオリと扉に取り付けられてあった蝶番を取外し。新しい蝶番は回転軸の位置が違ってくるので、扉を開いた時に使用する固定用の金物も一旦外して位置を変えます。
2時間近くかかって、漸く蝶番と金物の取外しが完了。
側板アオリと扉の間の矢を打ち込んで扉を移動。5mmの隙間が出来た位置で一先ず固定。
新しい蝶番を仮固定。上下の蝶番の回転軸の芯が通る様に、シャフトを貫通させて蝶番の位置を決めてあります。
扉の開閉を行って異状が無いかチェック。扉を開いて、側板アオリに扉の固定用金物を取付け。その後、本溶接を実施。
本溶接後、ケレンを行って防錆塗装。今回、新たに設けた5mmの隙間。以前の蝶番では隙間無しで扉を閉める時に干渉してしまっていました。
このタイプの蝶番は扉を引き抜く事が出来るので、吊環を付けておきました。併せて、意図しない時に扉が外れてしまわない様にストッパーも付けてあります。
明日に続きます。

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