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なむあみだぶつ
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2006/7/25
今日の午後、門の前の道でノーヘルメットの少年とパトカーの追跡劇がありまして、バイクは転んだもののすごい勢いで逃走しました。財布や鍵も落としたままで・・・。しばらくすると仲間のバイクは財布を拾いに来たのでナンバーだけでも記録しておこうと思い、携帯で撮影しました。
その一部始終を4人の子供たち(小3くらい)が興味深々に見ておりました。大人といえどもパトカーがきたらワクワクしますな〜(不謹慎?!)
ウチの住職、上半身ハダカで見に行きましたからね・・・。
その子供たちがパトカーのお巡りさんに向かって、
「ご苦労様です!がんばってくださいね!」と声をかけているではありませんか!
思わずジーンとしてしまいました。
警察という市民の安全を守る職業を尊崇し、ねぎらいの言葉をかけるなんて。大人では出来ないことです。
こういう子供たちを地域で育ててあげねばなりません。
そして、いいことをしたら思いっきりほめてあげることが大切です。
しつけとは叱ることである、と勘違いしている親もいますが、ほめるということも広い意味でのしつけだと思います。
思えば「しつけ」という漢字は「躾」と書きますね。
身体が美しい、という字です。いいことをした人間は姿や表情がはればれとして美しいものです。それを伸ばすことが大切です。

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投稿者: 若院★きむらせいゆう
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2006/7/18
大雨の被害が各地で日々、増しています。
数々のご心労を思い、大変お気の毒であります。
以前から何となく考えていたことですが、天変地異の多いところや気候の厳しい地域の人々は、信仰心が厚いのではないでしょうか。もちろんその因果関係は科学的に立証はできないでしょう(心の内面世界である信仰を数値化することはできない)。
山陰・北陸・九州など・・・これらの地はたまたま浄土真宗が盛んな地域ではありますが、やはり台風・大雪被害の多いところです。
推するに、自然の脅威に直面し、人間の無力感をいやというほど感じさせられると、人間を超越した偉大な存在(神や仏)の力を否定することが難しくなってくるのだろうと思います。浄土真宗ではご承知のように、阿弥陀如来に対する報恩感謝の念が重要視されますが、私はそういう段階に入る以前に、人間を超えた何かトンデモナイ存在に対する、恐れにも似た感情が介在すると思います。・・・そこでは人間てなんてちっぽけなんだろうって思うのではないでしょうか。
私のテリトリーである大阪は、天変地異の少ないところです。その代わり、人間が天変地異以上のことをやってくれる犯罪都市でもありますが・・・。大阪はお寺自体は多いのですが、どうも深い信仰心というものが根付いていません。むしろお念仏する人をあざ笑うような空気が圧倒的です。つまり、人間の存在が自然よりも大きく、傲慢な態度の人が多いのではないかということにある種の危惧を抱いています。
「人間は衣・食・住が満たされるとロクなことを考えない」、と言った人がいましたが、言い得て妙、かなと思います。全てがそこそこに満たされている現代、宗教とは、仏教とは、お念仏とは、一体何の意味があるというのか、真剣に考えた方が良いと思います。
真宗の坊サンは「お念仏、お念仏ですよ」といいますが、話している人に全然リアリティがないというか、もっと詳しく説いていかねばならないなあと思います。現に本願寺では布教のときに「なんまんだあぶ・・・」の声が年々聞こえなくなっているというではありませんか?
これは真宗の天変地異的状況なのではないでしょうかね?

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投稿者: 若院★きむらせいゆう
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2006/7/13
・・・ジネディーヌ・ジダン
時の人となりました。ワールドカップ・サッカー決勝戦の最後の最後で頭突きをして退場をくらったのでありますが、イタリアのマテラッティが無礼極まる言葉を三度にわたりジダンに吐いた腹いせに、ということらしいです。
確かに頭突きは暴力にあたり、建前としてイケナイことなのですが私はジダンに非はないと思うのです。ワールドカップには神と悪魔が棲む(=常識では考えられない)のです。マラドーナの明らかな反則技「神の手」も普通では考えられないこと。
その後のジダンのテレビインタビューがよかったのです。暴力を超えた言葉の暴力があったことを、相手のイタリアのマテラティ選手の名前を一度も出さずに淡々と語っていました。彼は立派な紳士だと思います。「紳士は手を出さない」って?それは違います。手を出さずに黙っているのはある種のアホです。紳士は家族の名誉を守るための暴力ならば許されてよいと思います。
ヨーロッパは華やかな世界に見えますが、社会の底辺を支えるのは黒人やアラブ系移民が多く、植民地時代に無理に連れてこられて不当な扱いを今もあからさまに受けており、非常に格差・差別の多いところなのです。
ひどい言葉は相手を深く傷つけるものです。身体的な傷ならばいずれ治りましょうが、言葉によって心を傷つけられるとその傷は一生消えないのです。
前回大会のときある番組に何故かナインティナインの矢部浩之がコメンテーターとして出演しておりましたが、この男は前回、ジダンに対し「このハゲ、上手いんですよね〜」などと言っておりました。今回も「ハゲ」って言いました。私はこういう身体的特徴を蔑視することはマテラティ選手同様に極めて差別的であると思います。そして低俗な言葉を発する危険な人間をこの社会に、のうのうと生かしておくことは許してはならないと思うのです。
今回のジダンの行動は、子供たちに対して教育的に良くない、との論調が圧倒的ですが、私は全く逆に思います。暴言を吐いて何らの処罰が下されようとしない例を作るほうが、子供たちの教育に悪いではありませんか?母や姉のことを思い、大事なサッカーを捨ててまで、そのプライドを守ったのです。ジダンこそ男の中の男であり、紳士の中の紳士でありませんか!決勝まで行ったら、勝った負けたなんてどうでもいい。最高の人間ドラマを見せてくれたように思います! C'est tres magnifique!

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投稿者: 若院★きむらせいゆう
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