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なむあみだぶつ
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2008/2/29
今の季節は何といっても庭の手入れのシーズンで、樹木の細胞が休んでいる時期に肥料やりやら、植え替えを試みたりしてみる。
庭は足元(地面)を見せるものといってもよく、高価な灯篭などを設置しても地面が土丸出しでは興ざめ。境内全体は【ジャミ】といわれる小石を敷き詰めるとよいでしょう。雑草もほとんど生えません。これを敷き詰めると一気にお寺らしくなります。
ただし夏は熱を持つので、日よけを兼ねた広葉樹やつくばいなどの水のスポットを適所に配することがポイントです。
今日は【リュウノヒゲ】という地覆いの緑を株分けしてみました。


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2008/2/26
真光寺の所属する天野南組(あまのみなみそ)の若院会での一コマ。・・・余談ですが関西では【若院】をワカインと読みますが、中国地方ではジャクイン・ニャクインと言うそうです。
ふとした話の流れから、七条袈裟の着用方法を正式に学びました。

ついでにお内陣を拝見しては、仏具の向きや配置なども確認しあいました。
・・・たとえば、
◆お宮殿前に懸けられる一対の金灯篭(かなどうろう)は、扉を阿弥陀さんの方に向けて常に開放しておくべきものである。
◆前卓に打敷を敷くときは、卓の両端の【筆返し】を外す。
◆輪灯の底と、花瓶(かひん)の上端は同じ高さにする。
こういう研修は非常にありがたいものです。
衣体・お荘厳はいわゆる【格好モノ(・・・関西以外の人にはこの表現はわかりにくいでしょうか・・・江戸では綺麗事というそうな)】ですので、理屈抜きでキチッとしておきたいのです。
かかる研修内容を映像にしDVDで組内各寺院に配布してはどうか?と提案しましたが、反応は鈍かったです・・・。

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2008/2/23
後門柱(ごうもんばしら)とは、本堂の仏間に当たる【内陣】中央のご本尊阿弥陀如来御木像を安置する、宮殿(くうでん)と須弥檀(しゅみだん)を収める壁の両端に位置する丸柱のことである・・・(説明、長っ!)

当初は内陣は最低限の修補にとどめる予定だったが、長期的な視野に立って後門・後堂を擁する標準的な形式に変更することとした。修復工事の場合は当初の計画には浮かばない色々な出来事があるから、予算面での十分な余裕が必要である。
旧本堂ではご本尊が両脇檀(御開山・御代前)と同じ列に並んでいた。これは江戸時代の建築様式的に見て、本格的【寺院】ではなく【道場】形式、もしくは本坊に対しての「塔頭(たっちゅう)寺院」によく見られる形式であろう。
ともあれ、こうして、ひとつひとつの【形】が現われてくることは非常に楽しいことである。【形】はいきなり現われてはこない。その裏の【計画・思い】が幾重にも重なってくるからこそ【形】になるのである。

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