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なむあみだぶつ
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2008/3/27
当ブログの読者の中で【イコン;icon】という言葉を聞かれたことはあるでしょうか?無い?ならば【アイコン】はどうでしょうか?・・・ありますよね、パソコンの最初の画面に現れるファイルやプログラムを図案化したものです。
アイコンは元来、宗教用語でした(実はコンピューターとはキリスト教的な発想のもとで作られているのです)。
【イコン】はギリシャ語で【アイコン】とは英語読みです。(【ナイキNikeとニケ】【ニコンNikonとナイコン】と同じことです。・・・キムタクのニコンのCMでの“Is that a Nikon?” “Yeah,It's my treasure”というアレ)
イコンは一般に【聖像】と訳され、ギリシャ正教やカソリックの教会内の絵画や彫像、ステンドグラスに見られるキリストの生涯や教えを絵にしたものです。これは教えをわかりやすく、文盲の人にも伝えられる手段となっていましたが、一方で免罪符がらみの文脈で世俗に堕したものとして批判されることもありました。
一方、プロテスタントではイコンの類やマリア像はなく、「象徴的」な十字架を礼拝対象としていることは周知のごとくです。(・・・後日に触れますが、親鸞聖人の名号を本尊とする思想と、かかるプロテスタントの文脈との親近性があると確信します)
【聖なるもの】の表現方法については、広く精査せねばなりませんが、人間と神・仏との関わりや思想、土地の文化がダイレクトに表現されており、ここにこそ人類における宗教思想の核心があるとさえ考えます。しかし正面からこの問題に取り組む学者は極めて少ないのです。若い学生諸君にはぜひ取り組んでいただきたい問題です。
それゆえに、私はご本尊とか、聖人像のあり方については安直に看過することはできないのです。 【・・・続く】

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2008/3/24
モクレンの花が満開を迎えました。
が、雨に弱く、次の日には散り始めました。


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2008/3/20
今日はお彼岸の中日でした。祭日(春分の日)でもありました。
ところで「祭日」には、本来宗教的な意味合いがあります。
マツリとは、宗教そのものなのです。
英語で祭日のことを【holiday ホリディ】といいます。元は【holy day】、すなわち神聖な日(英語ですからキリスト教的意味合いになる)という意味です。また【holy clothes】では“華やかな、よそ行きの服装”という意味になります。つまり“よそ行き”とは教会にいく時の格好ということです。
翻って、われら仏教徒は【春分・秋分】などと気象学的な言い方をせずに、お彼岸という意識を強くもち、仏教の祭日なんだという意識を持ってみることを提案します。
お彼岸はお墓参りを通じて、故人が仏に成りたまいし彼の岸(=西方浄土)を想う日。半年に一度はともにお経を称え、法話を聞くなどして、心身のリセットをしていただきたいのです。
キリスト教にユダヤ教、イスラム教では【安息日】などと称し、働くことをやめて祈りの日を積極的にも設けています。我々も大いに参考にすべきでしょう。宗教性の中に日常生活があります。
日常の暇を探して仏法を求めるのは間違いです。仏法の中にある日常に目覚めることが浄土真宗でありますよ。
ちなみに真光寺では金曜日が法務をお休みの日にしておりますが、その昔ある方が、
「へ〜、真光寺さんはムスリム派ですか?」と高尚なコメントをされましたが、最近その意味がわかりました。
イスラム教徒は金曜日が安息日なのです。ですからして、私はイスラム教と浄土真宗の類似性に興味を持っているのです。

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