2011/3/23
次は原発問題。
広島・長崎の悪夢を忘れたのであろうか、日本はどこよりも原子力・放射線については敏感でなくてはならないのに、歴史の皮肉とはこのことでしょうか・・・。
原発って、要はウラン燃やして湯を沸かして蒸気にし、タービン(羽根車)回して運動エネルギーを電気エネルギーに変え、何百キロメートルもの電気抵抗のかかる電線・変圧器等々を通してようやく使い物になるという、実に無駄の多い発電システムのことなのであります。
その後の報道を見ていて思うのは、
この期に及んで、なぜ「ソーラー光発電について誰も言及しないのか」、という点です。

・・・その理由は多分、電力会社が政治家やマスコミに圧力をかけてそのような論調を表に出させないからでしょう。ソーラーが普及すれば電力会社の株が下がりますので。
でも、実際問題、被災地に電気が来てなければ、とりあえずソーラーパネルを太陽に向けて設置すれば電気ポットでお湯くらいは沸くでしょう?物資ともどもに生きていく為のノウハウを議論したい。
太陽光発電は光エネルギーがただちに電気になるので極めて高効率で廃棄物はゼロです。これを日本は世界一の産業にせねばなりません。世界2位ではダメなのです。第1位だと先に特許を取得し他国からパテント収入を得られるからです。
・・・ふりかえれば管理人が小学校6年のとき、1986年にチェルノブイリ事故があって、雨の時は絶対に傘を忘れるな、というお触れがあったことを鮮明に覚えています。放射線で遺伝子がやられ、2mになったタンポポの写真や、甲状腺を雑に切除されたウクライナの少女、水頭症の幼児の写真等々。
ファミコンに興じるアホどもを横目に、日々、世界の問題を憂いておりました・・・。ある種の神童、いや 「仏童」 だったんですねぇ
。
阿弥陀如来の光明を「無量光」と讃嘆していることを引き合いにして、仏教界が世論をリードすればよいと思うのですが・・・。お寺サンのほとんどはこのことに関心がないみたいでとても残念です。科学と宗教を考える契機となるまたとない機会だと思います。
・・・お参りの際に以上のことを説いて回っているのだが、太陽光でお湯を沸かすシステムと勘違いしている方が思いのほか多いです。「お湯で電気ですか?感電しませんか?」って調子で・・・。やれやれ。

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